【es】 Azabu-Juban/麻布十番


エス、と読みます。東麻布のビストロチックの姉妹店。
ピーコックの隣のビルを地下へ降りると、ニューヨークの現代的なレストランのようなオシャレな空間が広がります。ランチメニューは月水金と火木ならびに土日で内容が異なるようなので、事前に公式ウェブサイトなどで確認してからお邪魔すると良いでしょう。
パスタランチセットに自動的に付随するグリーンサラダ。ビストロチックのようにラタトゥユが付くわけではなく、とにかくグリーン一本勝負で普通の味わいでした。フォカッチャがジンワリと温かく、油の香りが心地良かったです。
当店の系列店は生パスタが自慢。リングイネのように独特な幅広さとモチモチした食感が楽しく、小麦そのものの味わいも濃い。パスタに一家言ある方は是非100円プラスで大盛りにし、麺そのものを楽しみましょう。

ビストロチックではオマール海老とアスパラのクリームソースに悶絶しましたが、今回はスペシャリテの自家製ボロネーゼを。無芸なミンチ肉を使用するのではなく、塊肉からダイスカットした牛肉をふんだんに用います。いわゆるミートソースとはかけ離れた野性味溢れる味わいで、ステーキを食べているのではないかという錯覚をもたらすほど肉の味に満ち満ちたパスタ。
ランチのドルチェは150円の追加料金。本日は抹茶のプリン(?)にあんこでした。抹茶の苦味が甘さをひきたて、150円という値段を考えるとリーズナブルです。
飲み物はセットに含まれます。コーヒーを注文したのですが、手抜きナシにきちんと美味しい。酸味と苦味のバランスが良かったです。

期待通りに美味しい店でした。これだけのパスタを十番という地で1,000円以下で出せるのはお見事。企業努力の賜物でしょう。サービスも快活。店員同士の仲の良さも和やかで気持ちよい。雰囲気が素敵なお店です。今度は夜にお邪魔しようっと。

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