受験にあたり学校などに通ったというわけではなく、
新しい言語を学ぶのは楽しい。形容詞の順番が英語と違くって、略称まで変わってくるんです。例えばエイズと言えば、英語でAcquired Immune Deficiency Syndromeの頭文字をとってAIDSなんですが、フランス語だと形容詞が前後する関係上、SIDAという略称になるんです。
さて打ち上げ。受験会場の青山学院大学から徒歩5分のbeacon(ビーコン)。試験が10:45に終わったので、開店時間の11:00ぴったりにお邪魔できました。言わずもがなの超人気店であるため、お昼時にのんびり食事したいのであれば、予約をしておいたほうが良いでしょう。私は飛び込みだったので「12:20までであればテラス席OK」という条件付の入店です。
系列のT.Y. Harbor Breweryから直送されたウィートエールで乾杯。日曜日のブランチ。周囲の客は野菜ジュースのように健康的な液体を楽しんでおり、なんとなく後ろめたい。しかも前夜のワイン会のお酒が肝臓に残っており、結果的に迎え酒となる背徳感。
パンは4種から選択することができ、クロワッサンを。意外にもバターのコクに乏しく、あっさりとした味わいです。ちなみにパンはおかわりOK。breadworks(系列のパン屋)で1個2~300円はするものをおかわり自由とはずいぶんと太っ腹。
メニューの一番上に載っていたプレートを注文。コチラにパンとコーヒーがついて3,300円。贅沢なブランチ。
ポテトはじっくり低温で揚げられています。ホクホクとした歯ざわりで、甘味が強く主張します。ベーコンの脂身もしっかりとしており、これぞ正統派のアメリカ料理。
エッグベネディクト。ブリオッシュトーストの上にロブスターケーキとポーチドエッグを重ね、仕上げにレモンクリームソースで覆います。
一息で中央からナイフを入れる。大胆に流れ出るシズル感満載の卵黄。卵好きには萌えまくりの絵ですね。味わいはロブスターケーキが秀逸。甲殻類特有の旨味が凝縮され、淡い苦味のビールで流し込む旨さといったらない。
卵はさすがにエッグセレントと同等というわけにはいきませんが、この料理の価値は見た目に因る部分が非常に大きいため、総体として非常に満足できました。
フルーツで口直ししつつ、
〆のパンを頂きます。オレンジデニッシュ。こちらはバターのコクに満ちており、直線的なオレンジと懐古的な甘さで解かりやすく美味しい。ナッツの食感も名脇役。ものの数分で食べ切ってしまいました。残りの2種も気になりましたがさすがに満腹なのでまた次回。
カプチーノはアメリカ流のボウルサイズ。じっくりと時間をかけて気持ちの良い空間を味わうことができます。
気持ちの良いブランチでした。やはりTY系列はお店の雰囲気と客層が素晴らしいですね。テラス席は私以外の殆どが品の良い外国人で、LAあたりの開放的なカフェに居るような錯覚。
あとは3,300円という値段をどう捉えるか。たっぷりのコーヒーとおかわりOKのパン、ならびに海外旅行を疑似体験できる雰囲気と客層を考えると意外とリーズナブルだと思います。今度は夜に来てみようっと。
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TY系列がすごく好き。ここまで雰囲気で食べさせるお店は中々ありません。
- T.Y. Harbor Brewery/天王洲 ←肉1.3kgのワガママボディ。
- beacon/表参道 ←3,300円という値段をどう捉えるか
- シカダ/表参道 ←テラス席は争奪戦!