喃喃麻布十番商店街ストアで昼からダラダラと酒を飲んでいる際に、私がカリフォルニアのディズニーがいかに太っているかについて熱っぽく語っていると、「いいなあ、私も行きたい」。じゃあ今から行くか舞浜、と勢いで出発することになりました。まるで立ち飲み屋のノリ。「5分待って、ヒールだから、履き替えてくる」「おー、じゃ、立ち読みして待ってるわ」これが大人のディズニースタイル。私にとっては今月3回目のディズニーです。
今回はランドかシーかに特に思い入れは無いので、どちらが混んでるのかをチェックし、空いているほうに行こうということに。しかし、私のケータイから公式webサイトを開いても位置情報がどうのこうのと閲覧不可。連れのケータイはもう一歩進んだのですが、「位置情報によると、あなたは今ディズニーに居ないので、待ち時間を教えることはできません」的なメッセージが表示され、結局わからずじまい。うーん、何で教えてくれへんねや。
仕方ないのであまり深く考えずディズニーランドを選択。土日は15時から割引入場可能で、大人ひとり5,400円でした。
5月下旬の曇り空。暑くもなく寒くもなく絶好のテーマパーク日和。それにしても若い女の子が多い。まるで女性専用車両に紛れ込んでしまったかのような違和感です。しかもやたらと制服をお召しになっており、制服でない方はお揃いのコスチュームやアクセサリーなどでキメています。私が大学生の頃は、せいぜい普段着に耳をつける程度だったのですが、日本のディズニーはどんどんとガラパゴス化が進んでいます。
シンデレラ城の前の広場は必見。99%が女子であり、その全員がセルフィーしています。あーあー服のまま地面に寝っころがったりしたら汚れちゃうよ、というのが第一印象であり、私も老けたものである。
それにしても自撮り自撮り自撮り。心から異様な光景。インスタなどの写真系SNSの発達により、ディズニーは棚ボタ的に彼女たちを取り込むことができました。こんなところでバタフライ効果が見られるとは、世の中色んなところにビジネスチャンスがありますね。「ディズニー付き添いカメラマン1日30,000円!データ納品!」とか売れるかも。二十歳前後の女の子であっても、7~8人でワリカンすればそのぐらいの金額、何とか出せるでしょう。
ちなみにディズニーリゾートは自撮棒は禁止。このルールは遵守されていたので、偉いぞ日本の若者たち。
老若男女問わずゲストの98%は何かしらのグッズを身に着けており、 何の装備もしていない我々は非国民も同然。魔女狩りに遭いかねない雰囲気なので、スターウォーズヲタの連れはR2-D2のポップコーンバスケットを購入。ポップコーンとしては高いですが、精巧なオブジェと捉えれば2,100円は安いものです。
私はスティッチ。口がガパっと開いてその中にポップコーンが詰まっている絶妙な愛らしさ。2人揃ってポップコーンをナナメ掛けし、あっという間に浮かれたアラサー2人組の完成。これがディズニー、魔法の国。
ちなみに、各キャラクターのバスケットは販売場所が指定されており、また味も選ぶことができません。私のように、スティッチは欲しいが味はしょうゆバターでなくキャラメルが良い、の場合はキャストに申し出ると、
このような 引換券を貰えます。引換期間猶予もある程度設けられています。売店に2度並ぶ必要はありますが、まあ、プチ裏技と言うことでご利用下さい。ああ、また私の丸くてキレイな爪が映ってしまった。
ちなみにディズニーランドには、特別なコネがなければ入ることができないウフフな部屋が複数あり、飲み物を無料で出してくれたり並ばずにアトラクションに乗れたりすることができます。そのいくつかに私も入ることができるんです。すごいだろ。
その最高峰に位置するのがクラブ33。ディズニーランド内で唯一酒が飲める最高級レストラン。たとえ入る権利があったとしても予約を取ることは難しく、都内の予約の取れないレストランと同等に数ヶ月前から連絡する必要があります。今日のようにアドリブで来た場合は当然に門前払い。ちなみに今年の私の誕生月にクラブ33のテーブルをひとつ押さえているのですが、一緒に行ってくれる人は未だ決まっていません。
それでは本題に入りましょう。 Disneyland Park および Disney California Adventure Park と同様に、アトラクション別の感想を記します。★はオススメ度です。
■スティッチ・エンカウンター/★★★
キャプテンEOならびにミクロアドベンチャーの後釜。これは面白い!ディズニーシーのタートルトークを進化させた傑作。スティッチがゲストにカラミまくり標的となった客ひとりをイジり倒します。キャプテンEOの1万倍楽しいです。
■バズライトイヤーのアストロブラスター/★★
カリフォルニアのディズニーで30万点を超えたので、そろそろ満点を狙いたくなってきました。列に並びながら「アストロブラスター 攻略」で検索し、攻略サイトを熱心に読み込んだのですが、点数は全く伸びず17万点。ううむ、カリフォルニアだと待ち時間がほぼゼロなので、練習しに行こうかな。
■ビッグサンダーマウンテン/★★
これぐらいのスリルがちょうど良いですよね。それにしても女子率の高さ。私以外、全員が女性でした。
■蒸気船マークトウェイン号/★★
子供の頃に乗ったことはあるのだろうけれど、記憶からは薄れてしまうアトラクションの代表格。大人になってから改めて乗ってみると、のんびりとした雰囲気があって中々いいじゃないですか。夜景も良い。「ロマンティックが止まらなーい!」と絶叫している女の子が近くにいて、若いのに素晴らしい教育を受けているものだと感心。
■スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー/★★
フォースの覚醒記念でリニューアルされたんでしたっけ?これまでとストーリーが違いました。また、カリフォルニアでのストーリーとも少し違っていました。複数シナリオあるのかな。それにしても座っているだけで宇宙旅行の疑似体験ができる仕組みは見事です。
■ホーンテッドマンション/★★
■スプラッシュ・マウンテン/★★
〆はスプラッシュ・マウンテン。21:20頃に並び始めて50分待ちの案内だったのですが、閉園22:00を過ぎても乗せてくれるんですね。何度乗ってもこの世界観は好き。Zip-A-Dee-Doo-Dahは本当に名曲。アカデミー賞を受けるわけだ。って、このアトラクション、「Song of the South」っていうディズニー映画が題材だって知ってた?
関連記事
- Disney's Grand Californian Hotel & Spa/Anaheim →カリフォルニアのディズニー併設のオフィシャルクソホテル
- Disneyland Park/Anaheim →デブだらけのパーク
- Disney California Adventure Park/Anaheim →ディズニーなのに絶叫系
- 北米西海岸 vol.1~ホンクーバー~ →上記ディズニー巡りをした旅のスタート記事
- 千葉名所巡り →昼過ぎからのディズニーシー攻略法