4月初頭。平日午前に時間ができたので、個人番号カードの受け取り。特定記録郵便で送ってくれたらいいだけなのに、なぜか区役所まで取りに来いとの指示。しかも来るなら予約しろと。仕方なしに予約サイトを開くと
全部埋まってます。
港区死ね!!!と怒る前に案内状を良く読むと「当日朝に電話してくれれば案内できるかも」的な記載があったので、電話受付開始時間ちょうどに架電。「えーっと、直近でお越し頂けるのは、そうですね、6月になります」カンテサンスか。マイナンバーが私のものになるのはいつになることやら。
仕方ないので開店直後のミッドタウンでひとり寂しくランチ。ミッドタウン開業当初から「N.Y.の伝説的インド料理レストランが東京ミッドタウンに復活」との触れ込みで猛プッシュされていたニルヴァーナ ニューヨーク。なのですが、私のNYの知り合いは誰一人そんな店知りませんでした。
桜が満開。天気も良いのでテラス席から埋まっていきます。みんなビール飲んでる。この後打ち合わせが控えていたので私だけ水道水。
ランチブッフェは2,100円(写真は公式webサイトより)。夜に普通に飲み食いすると10,000円を超えてくるお店という意味では安いかも?
9時から時計まわりに野菜のカレー、バターチキンカレー、シーフードカレー、オニオンリング(?)とフライドポテト、中央はタンドリーチキンです。
野菜のカレーはレンコンの土臭さが妙にクローズアップされて美味しくない。バターチキンカレーは決して不味くはないのですが、トマトの味ばかりが強調されバターを感じることはできませんでした。シーフードカレーは生臭さが目立ちアウトです。オニオンリングは衣がいやに分厚く腹ばかりが膨れる。タンドリーチキンはもう少し派手にスパイスを使って欲しいところですが及第点。
ナンは店員さんが焼きたてを持ってきてくれます。ただし、厚みに乏しくバターも少量で貧相です。
ブッフェなのでおかわり。今回はバターチキンカレーと豆のカレー、豚挽肉のカレーを選択。
豆のカレーは、まあ、豆のカレーです。印象なし。豚挽肉のカレーは豚の脂の旨味がきいて、5種のカレーの中では最高峰。ニンジンサラダやパスタのサラダ、豆のサラダはごくごく普通の食べ放題味です。
〆に美味しかったベストスリーのタンドリーチキン、豚挽肉のカレー、バターチキンカレーを選択。今回は別添の辛いタレみたいなのを加えてみる。先ほどよりもインド料理っぽくなりました。商業施設のランチブッフェなので、ガンガンにスパイスをきかせた挑戦的な味付けは難しいんでしょうね。
というわけで、味だけを見るとイマイチで、どこにでもある食べ放題カレー屋のカレーです。もちろん検見川のシタールや目黒のルソイとは雲泥の差。
とは言え客層と雰囲気はかなり良い。したがって、美味しいインド料理を食べに行くというよりは、天気の良い日にテラス席でのんびりしに行くつもりで臨むと良いかもしれません。
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- ラ・ファソン古賀/代々木上原 ←予約必須。欧風カレーの最高峰。
- ミシュラン星付きレストランを200軒食べ歩いた私が成城石井でいつも買うもの ←お惣菜カレーではトップクラス。
- ケンゾーエステイトワイナリー /六本木 ←野菜が溶け込み甘さを感じる一方で、きちんとスパイスが立っている本格派。
- 香妃園/六本木 ←六本木で遊ぶのに知らないのはモグり。
- ルソイ/目黒 ←インドやスリランカまでスパイスを買い付けに行くカレーマニアが太鼓判。
- 東洋軒/赤坂見附 ←和牛の脂のコクが凝縮され、果物の甘味で包み込み、スパイスでキリリと〆るブラックカレー。
- 印度料理シタール/検見川 ←千葉の僻地で大行列の超有名カレー屋。
- ウルトラチョップ/麻布十番 ←ごはんで食べないカレー。おかわりするレベル。
- コチンニヴァース/西新宿五丁目 ←「なぜここに?」と住宅街に突如現れる本格派。
カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!