「たまにはブラインドで」ということで、彼女は北イタリアのカベルネ、私は北イタリアのメルロと回答。正解は南仏のグルナッシュとシラーの混醸でした。「北イタリアからは目と鼻の先だよね」と互いに慰め合い心地よい引き分けです。
「じゃあコチラは?」と出されたワインに対し、私が頭を抱えていると、彼女は「これは同じワインね」と即答。驚きました。最初のワインはごくごく軽いブショネがあったとのこと。
「あと1本飲めばちょうどいいかしら」と、新規抜栓。毎度毎度「ちょうど」の意味が解からない。彼女の辞書の副詞欄には「ちょうど」しか掲載されていないのではあるまいか。
ワインが出揃ったところで賑わしいチーズの盛り合わせ。トリュフを盛り込んだチーズが香り高く美味しかったです。
ポートっぽいリヴザルトを楽しみながら、レーズンを貴腐ワインに漬け込んでチョコでコーティングしたツマミを食す。なんとも贅沢。
〆はサッパリと洋梨から造られたスパークリング。偶然にも先ほどのMOTIFでのグラニテに続いた偶然が運命的で嬉しかったです。
3時を過ぎれば当然に腹が減る。当店自慢の極太麺。数日にわたって牡蠣を調理するたびに抽出したエキスをしこたま溜め込んだピリ辛つけ汁が秀逸。先日牡蠣に軽くあたってしまったばかりなのでスリル満点でしたが、やっぱ牡蠣っておいしいなあ。
楽しかった。11時間飲み続けたバレンタイン。これが彼女流。
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ソムリエの筆記試験の勉強方法は千差万別ですが、私は地理から入りました。地図と一緒に対応するアペラシオンなどの表が記載されており、上手に整理されていると思います。白地図もついており、復習し易いです。