春菊のスープ。苦味がきいて面白いのですが、ちょっと毒々しい。もう少しクリームやらチーズやらで円やかに仕立て上げられたもののほうが私は好きです。
サラダはいわゆるランチセットのサラダで3口ほどで食べ終わります。印象無し。
近江牛のハンバーグ。ソースはドミグラス・ステーキ・おろしの3種から選ぶことができたので、一番手がかかってそうなドミグラスソースを選択。サイズは150gほどでしょうか、思ったよりも小ぶり。
なるほど断面は心地よいピンクであり、川の流れのようにとめどなく皿が肉汁に染まります。やや粗く挽かれた近江牛は肉そのものに訴求力があり、ソースも重厚感があって肉質に相応しい。美味しかった。
ライスかパンを選択できて、ライスは大盛り無料・パンはおかわりOKです。おかわりOKとはいえきちんとしたパンであり、この価格帯のランチとしてはかなりレベルの高いパンでした。
予約不要で空いていて、サービスも充分であり味も確か、値段も1,620円と悪くない。なのですが、不思議と満足感に乏しいランチでした。どうしてだろう。うん、値段の問題じゃない。2,000円や1,280円だったとしもおそらく同じ感想を持ったはず。
おそらく、ワクワク感や意外性に欠けているんでしょうね。客の想定の範囲内にコンパクトに納まっているから、「ねえねえこんなお店ができたんだよ!」と仲間に話すことをついうっかり忘れてしまう。
もうちょっと値段を上げても良いから、サラダはラパスタイオーネのように山盛りサイズにするとか、肉の量は150g、250g、400gから選ぶことができるとか、+300円で近江牛ミニカレーがつくとか、ランチアルコールは280円とか、漢の胸の高まりを刺激するようなプランが欲しいなあと思いました。
とは言えディナーであればアラカルトで好きなものを好きなだけ注文できるので、また印象は変わるかもしれません。今度は夜に行ってみよう。
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