鈴木屋／白金高輪

白金高輪駅すぐの四の橋商店街にある人気店。週に4日しか営業しておらず、17～20時の3時間のみの営業であるため、行列が絶えません。
 だがしかしクリスマス当日はガラガラ。18時を回っても空席が目立ちました。やはりクリスマスは和食やB級グルメに限りますね。店に入りやすいし割り増し料金も取られない。
 着席するとすぐに置かれるキャベツの浅漬け。まあ普通。
 カチカチに冷えたジョッキに黄金色の液体にピットイン。クリスマスとか知らん。
名物の煮込み。客全員が注文していました。いわゆる味噌系のモツ煮込みではなく、うす塩タイプ。出汁は悪くないのですが、モツには臭みが残る。あまり美味しくない。

ちなみに軒先から味噌系のモツ煮込みをテイクアウトできます。「8人前ね」と爆買いしてるおっちゃんカッコイイ。
ひも。大腸です。テロテロとした脂にコッテリとしたタレ。こりゃうまい。
レバーとつくね。レバーは野生的な香りが鼻につく。つくねは生のピーマンと共に口に含むという面白い試み。なのですが、普通の焼鳥屋のナンコツ入りのクニクニしたつくねの方が好きだなあ。
がつ。胃袋です。味はあまりなく、歯ごたえを楽しむものですね。
たん。うーん、別に。やまし田やたん焼忍のタンとは別物と考えたほうが良いかも。
はつ。心臓です。色味の割にクリアな味わい。クセは無いですが、クセになる味わいで結構好き。
てっぽう。直腸です。うーん、臭い。ウンコの香りである。ゲロゲロ。まずい。

ところで、食べ物が出てくるペースが遅い。20席近くあるのに小さな小さな焼き台しかないため、それがボトルネックとなり結構ヒマします。コロっと飲んでサクっと食べて帰るのは物理的に難しいお店ですね。
なんこつ（食道）と、ぺてん（頭肉）。ナンコツはコリコリと噛み応えをエンジョイする串。ぺてんは良くわからない硬い肉といった印象。
はつした。心臓の血管。これまでの串で最も食感豊かであり、清潔な味わいで美味しかったです。

お会計はジョッキ2杯にお通し、煮込みに串10本で3,320円。安い！なるほど人気が出るわけだ。ただし、人に勧められるほどは美味しくないし、遠くからやってきて行列に並ぶ価値はありません。ご近所さんが通りがかって空いてたら入る。そんな使い方がぴったりでしょう。

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白金高輪は粒揃いの佳店が多いです。ちょっと不便な立地も良いんでしょうね、若い子たちを寄せ付けることが無くて。


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