Bell/おもろまち

いつも『黒うさぎ』だとアレでしょ?たまには違うお店ね」と、沖縄に移住した連れが鉄板焼きの当店を予約して下さいました。
沖縄にしては(失礼)品の良いレストラン。そう、内地の人間が沖縄で飲食店で勝負するのって難しいと思うのです。土着の商売人は先祖代々からの土地建物を用い、オジイオバアなどの身内を活用することにより固定費を圧縮できますが、内地の人間はそれらを全て価格に転嫁しないといけないですもんね。そのため、中途半端な飲食店では土着の飲食店に勝てるわけがなく、したがって中~高価格帯で勝負するしか勝ち目はないと思います。アラモアナのVintage Caveほどでは無いにせよ、那覇にもそんなお店があってもいいと思うんだけどなあ。いや、あるのかな。私が知らないだけで。
小難しい話はさておき、ビールで乾杯。プ、プレミアムモルツだとっっ?オリオンは?確認したところ生ビールはこれ一択とのこと。ぐぬぬ、内地の人間にとってはコレジャナイ。
白身の地魚のカルパッチョ。歯ごたえがあり味付けも爽やかで暑い1日の締めくくりにぴったり。ちなみに今日は12月中旬だというのに25℃まであがりました。
連れはナマモノが苦手なので、チーズを鉄板で焼いたもの。これはこれでエロカワイイ。酒が進みそうだ。
エビと白身魚のバターソテー。濃厚なバターの風味が鼻から脳天へかけ上がる。塩気も充分でビールにぴったり。バケットにたっぷりと沁みこませて1滴残らず頂きました。
ビンならオリオンがあるとのことで。そうこなくっちゃ。この後、ビンをシャンパーニュ用のワインクーラーに入れてくれました。誰でも出来るのに、意外とこういうことをやってくれるお店、少ないですよね。
サラダでバターの香りをリセットした後、臨みますは
沖縄生まれ沖縄育ち、もとぶ牧場のもとぶ牛!
サーロインの部分をミディアムで頂きます。鬱葱たる脂の旨味に鋭敏な大蒜の香りが差し込み、私の中の肉食べてるぜ神経が次々に反応していきます。
食事は釜炊きの白米がじゅーしーかを選べるのですが、この選択肢で白米を指定するのは海原雄山ぐらいでしょう。
沖縄特有の濃い味付けに満腹中枢が刺激されそうにはなりますが、それを上回るスピードで一気に2杯、平らげてしまいました。
アオサの味噌汁も、アオサがたっぷりで大満足。
デザートにはバースデーメッセージが!うーん、沖縄に来てまでお誕生日をお祝いしてもらえるとは、私は幸せものである。明日の天気予報も快晴で25℃。冬の間だけでも住みたいなあ。


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