金沢

 北陸新幹線開通。「かがやき」乗車。新幹線のネーミングセンス、結構好き。ただ、金沢が近くなったと世間は沸きに沸いているのですが、実に3時間たっぷりの乗車でした。もっとどこでもドア的画期的時間短縮だと思いきや、そうでもない。
金沢を訪れるのは実に7年ぶり。いつ見てもこの駅はかっこいい。違和感なのが鉄道会社。JR西日本なんですよね。聞くところによると、金沢は関西の気があり、阪神ファンが多いとのこと。道行く人々は標準語と関西弁と名古屋弁が3分の1づつぐらいでなんか変な感じ。
お連れ頂いた「つるつる」という蕎麦屋。越前そばなる、関西風のダシに蕎麦をぶちこんで鰹節と辛味ダイコンにあわせる食べ物を食す。望外に美味しかった。カツ丼はおなじみソースカツ。連れは卵とじ版を選んでいたのですが、まさかのソースカツを卵でとじるという暴挙でした。
夕食は金沢一の名店と名高い「志の助」へ。別記事にて記載。
志の助では腹6分目ぐらいだったので、勢いで地元民に評判の「とっくりや」へ。別記事参照。腹12分目ぐらいになりました。
翌日は「チャンカレ」へお連れ頂く。「チャンピオンカレー」の略で、金沢カレーの原点付近にポジショニングしているらしいです。ちなみに東京で金沢カレーとして有名な「ゴーゴーカレー」は、実は一号店が新宿であり、金沢の人は全然知らないらしいです。

ちなみに「金沢カレー」とは、ドロドロしててキャベツの千切りがあって、やたらライスが多くてそれが見えないようにうすーくルーがかけてあり、その上にソースがかかったカツがのってあり、フォークで食べるというものです。まああれだ、べつに大騒ぎするほどのものではない。
おやつは「むらはた」。北陸一のフルーツパーラーらしいです。そう、石川県民は日本で一番アイスを食べる人種らしいです。アイスに限らず、甘味全般が好きなんですって。
水曜日かつ夕方だったので、近江町市場はほとんどが閉店。美食は諦めて金沢駅へ。
駅ビルで土産物屋と郷土料理屋が集結したスペースへ向かい、食べログで評判が良かった「金沢 まいもん寿司」へ。んが、全然美味しくなくて最後の最後で凹みまくりまクリスティ。
アナゴの一本寿司も下品の極み。金沢関係ないし。
アラ汁は具が多くやや満足。
なんですが、人が食べてる最中にドンドコドンドコ持ってきて、しまいには何の確認もなしに鉄火巻きを差し出してくる。こんなに慌しい鮨屋は初めて。まあ、観光客向けだし、なんのリサーチもしなかった私が悪いのだけれども。

そんなわけで、期待していたよりも食事に恵まれなかった旅でした。どうも観光客ズレし始めているような気がするなあこの街は。まあ、いくつか気になる鮨屋は残してるので、次回のお楽しみとしておきましょう。