群馬の台所/高崎

東海道と違って北へ向かう新幹線は客層がちょっとアレですよね。まず、私を境に前が老人会のツアー。私を境に後ろが修学旅行生。これぞ前門の虎、後門の狼。じいさんが大音量でワンセグのテレビを見始めて発狂しそうになりました。
高崎に来ました。ただ、何を食べて良いのかわからない。身近に群馬出身はいない、というか「関東出身」と濁して出生地ロンダリングしている場合が多いので、情報源がないのです。仕方なしに駅ビルに入っている群馬郷土料理のお店。食べログでも一番ポイント高いから悪くはないと信じつつ。。。
群馬の「奥利根ワイナリー」の「谷川」というワイン。リースリング。辛口。結構イケる。
もつ煮込み。もうちょっとコッテリした味噌を期待していたのですが、味噌汁レベルの味噌煮込みであり、少しガッカリ。
「赤城」。カベルネ・ソーヴィニヨン。何このキンキンに冷やしてるぜ感。やっぱワインはワインを主に取り扱ってるお店で飲まんといかんのう。
上州豚のバラ肉を焼いたものと、上州ネギ。これはシンプルで美味。なかなか質の良い豚だと思います。ネギも美味しいし、満足じゃ。
〆は釜飯。いちおう釜飯で有名なお店らしいのですが、残念ながら全然美味しくなかったです。まあ、「釜飯」って字面に心がときめいてしまうのですが、所詮は炊き込みご飯なので限界があるのだと思います。
お漬物は謎の容器に入っている。

うーん、やっぱり群馬名物ってよくわからん。「○○料理!」として確立していない場合、やっぱり特筆すべき点は無いのでしょうね。フィリピン料理って、そりゃああるのかもしれないけれど、フィリピンでは美味しいものにひとつも巡りあえなかったことを思い出しました。



関連記事

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。