宿「ハートロックヴィレッジ」、カフェ「ハートロックカフェ」、ツアー会社「竹ネイチャーアカデミー」を経営する小笠原村の一大コンツェルン。今回はこちらに宿も食事もツアーも全てお任せすることに。
部屋はシンプルで清潔。必要十分という言葉がピタりと当てはまる。
なぜかバスルームはデカい。
キレイ好きの友達の家に遊びに来たような感覚です。
気持ちの良いテラスがあったので、ランチは下のカフェから出前。
連れはタコライス800円。彼女にとって数十時間ぶりの食事だったので、7秒ほどで食べきっていました。
私はダブルチーズバーガー500円。ポテトや飲み物をつけると一気に1,000円を超えてくるのですが、単品ならリーズナブル。
おなかも満たされたので、島内観光へ出発!
小笠原村の木、タコノキ。
謎の器具が設置されている。ガイドさんに聞くと、、、
トカゲを粘着シートでつかまえていました。このトカゲは戦時中にグアムからの積荷に混じってやって来た外来種。小笠原固有の昆虫をいじめるので絶賛駆除中とのこと。
宮之浜。サンゴと魚が結構多いらしいのですが、石がゴロゴロした浜であり、そんなに気持ち良くありません。
ウェザーステーション。昔、気象台があったらしいです。今は展望台。クジラがブシューってやっているところが見えました。
山を下る途中、ちょうどおがさわら丸が出港。そう、GWなどの繁忙期に限り、週1便が週2便となり、すぐに折り返し東京に戻るのです。
それにしても品川ナンバーが超違和感。いちおう東京都なのです。電話番号は03だし、ゆうパックで離島料金がかからない。
旭平展望台から。太陽がはっきりと顔を見せ、海の青さが鮮明に。ちなみに大ブッシュ(この前のブッシュのパパ)は太平洋戦争時にこのあたりで撃墜され、パラシュートで脱出して漂流、偶然通りかかったアメリカの潜水艦に助けられたらしいです。このとき彼が他界していたら、その後の世界はどうなっていたのでしょうねえ。
戦時中に建てられた発電所。
思いのほか堅牢なつくり。着弾した跡があり生々しい。
初寝浦展望台より。キレイだが飽きてきた。
やはりビーチは目線で行かねばということで、コペペ海岸。
こちらはサラサラの白い砂。我々がイメージするビーチそのもの。人も少ないし、とても居心地が良かったです。
野生のヤギがいたりする。こいつらも誰かが持ち込んで野生化した外来種で、固有の植物を食べたりするので駆除の対象とのこと。「固有種保護」の名の下に、様々な命が奪われる複雑な環境。
教会もあります。アイザックという牧師で、帰化した苗字が愛作。なんて結婚式向きな名前。
ホエールウォッチングのメッカであるため、鯉のぼりがクジラである。
農協を覗くとパッションフルーツが格安!
パッションフルーツパフェで味見。適度な酸味と上品な甘み、バリバリと楽しい歯ごたえ。素晴らしい。もし私がOLならば「リピ確定っ☆」と表現するでしょう。常温で2週間もつとのことだったので、8個爆買い。
ついでに生協も。1週間ぶりの物資が届いたばかりだったので、島中の住民が殺到し大混雑。物価は極めて高く、品質は低い。離島に課せられた宿命である。
近海物、すなわちクジラと亀の刺身は内地で食べるよりも安いと思います。
宿に戻って夕食。島のトマトと豆腐の冷奴。塩味がきいていて美味。
揚げ出し餅は微妙に固くてイマイチ。
ズッキーニの塩昆布漬けは印象が薄く記憶に残っていない。
明日葉のガーリック炒めも自家農園の島野菜を売りにする割に、野菜自体の味が薄く感じました。
鶏肉のみぞれ和えはまあまあ。大戸屋レベル。
近海物のカンパチはかなり美味しかった。素材の力は偉大である。
ごはんは1.5杯いただきました。文句ばっかいいながらも、食欲には抗えない。
お味噌汁で〆。ごちそうさまでした。離島で食材や料理人が限られるという悪条件を踏まえれば、なかなか頑張っている宿だと感じました。これはホメているのです。
デザートのダイダイゼリーは二重丸。そうだなやっぱこの島はフルーツだ。
部屋に戻って先ほど購入したパッションフルーツを。うむ、旨い。勢いで2個も食べちゃいました。お土産に買ったのに、たぶん滞在中に食べ尽くしちゃうなあ。また明日買いに行こうっと。
「小笠原諸島」シリーズ目次
- 小笠原諸島 vol.5〜困ったリゾート地〜
- 小笠原諸島 vol.4〜ハートロックトレッキング〜
- 小笠原諸島 vol.3〜イルカと泳ぐ〜
- 小笠原諸島 vol.2〜島内観光〜
- 小笠原諸島 vol.1〜おがさわら丸〜
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