徳島で50年以上続くお好み焼きの老舗が東京進出。徳島のお店を閉めて東京に出店という気合の入れよう。
私の愛するフレンチレストラン、ラリューンの斜向かいにあります。お好み焼き屋の割りに妙にオシャレな店内、そして充実したオーディオ。どこかレストラン運営会社が一枚噛んでいるのかなあ。カウンターを囲んで一人客多し。さらには徳島人率高し。方言が飛び交うこの店は、港区中の徳島人が集結しているのではあるまいか。
お好み焼き屋なのにワインが充実しておりました。グラスも全てリーデル。でもやっぱお好み焼きにはビールですよね。
徳島ではお好み焼きにかき揚げをのせるのが定番とのこと。聞くとびっくりしますが、タコ焼きに天かすを入れることが全国的に受け入れられていることを考えれば、そう驚くことではないのかもしれません。小海老が入ったかき揚げは、徳島の専門店に発注しているそうな。
ねぎ焼き。大量のねぎに前述のかき揚げ。モチっとした生地と、油の抜けたかき揚げがサクっ。醤油で上品に頂きます。
たこ天。薄切りのたこにかき揚げ。こちらはオリジナルのソースで食べる。ソースは独特のスパイシー感があるので、好みが分かれるところでしょう。マヨネーズは使わないスタイルです。
焼きそばは大量のキャベツを使用。
太麺で食べ応えあり。野菜も多く満足。
豆天。金時豆とかき揚げ。砂糖と醤油で甘く炊いた豆はおなかに溜まる。満腹じゃ。
〆はかき氷。徳島のお好み焼き店ではかき氷を置く店が多いとのこと。当店でも通年楽しめます。辻利の宇治抹茶を注文ごとに点てる。一見、結構なボリュームに見えますが、ふんわりとした舌触りであっという間に食べきります。食べきるのに2分かからなかったと思う。いやまじで。
おなかいっぱい食べてひとり3,000円以下は魅力的。立地を考えれば非常にリーズナブル。ただ、お好み焼きとしてめちゃくちゃ美味しいかと問われると別に普通。というか、お好み焼き自体、標準偏差が小さいジャンルであるため、味についてアレコレいうのは間違っているのかもしれません。あくまでソウルフード。
粉モンに飢えた時にフラっとカウンターに座ってサクっと食べて帰る。これが当店の正しい使い方だと感じました。
関連記事
東麻布のお店をまとめました。東麻布は歩いてすぐそこの麻布十番に比べてリーズナブルな佳店が多いですね。
- ラ リューン ←麻布界隈、いやむしろ都内でもトップクラスに好きなお店。クラシックで美味。高くない。
- 旬菜本多 ←リーズナブルな和食。感動は無いけれど満足。ランチが超お得。
- 蘭麻 ←夜は1万円超えの高級店ですが、ランチは1,000円代。追加料金でお願いできるカレーが最高に美味。
- あそこ ←ホリエモンが常連の居酒屋。確かに美味しいんだけど高すぎです。
- ビストロチック ←ランチのパスタが美味しい。店員同士が仲良さそうで微笑ましい。
- Mixology Bar Source 2102 ←コーヒーカクテルが絶品。こんな美味しいカクテル飲んだことありません。
- たこ八 ←徳島の有名店が東京進出。味の印象はありませんが安いです。
- 麻布十番グルメまとめ ←ほぼ毎日、麻布十番で外食しています。その経験をオススメ店と共に大公開！
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。
