うしごろ/銀座

10店舗目を出店し、東京焼肉勢力図を塗り替えつつあるうしごろグループ。今夜はいつものイケメン(私含む)で肉会です。一番値の張る「極み赤身コース」「極みコース」の2種を混在させて注文させて頂きました。
 チーズ系のポテサラだっけ?印象なし。最初からこんな味濃いのいらん。
 白菜キムチは一般的。
 ナムル?なのか?も凡庸。
 「ワオ美味しそう!これ、なんすか!?」と茶目っ気たっぷりに店員に尋ねると、「今から説明しますからちょっと待って下さい」とたしなめられました。肝心のお皿ですが、確かヒレ刺し。肉の味がしっかりと伝わり美味しかった。
 合法ユッケ。なんか久々ユッケ食べたなあ。ゴマ油と卵黄が調和して旨し。
 ザブトンの握り。間違いなく美味しい。ゴハンってお肉の旨味を引き出す魔力がありますな。
 「サラダ菜のサラダ」と「クレソンのサラダ」を選べるとのことだったので、私はクレソンを。ドレッシングが濃く、焼肉に負けない味わいで結構好き。
 「究極の黒タン」「厚切りハラミ」。タンはまあまあイケるものの、何が究極で何が黒なのかはわからず。ハラミは一切覚えていない。あと、オーダーしてすぐにドンドコドンドコ持ってくるのでテーブルが渋滞するのがうっとうしい。店員はもうちょっと客のことを見てペース配分して欲しい。
 基本的に店員が全部焼いてくれるのですが、その店員が突然居なくなって、タンにジュウジュウ焼き目もついてきて、食べごろかなと思って口に運ぶと慌てて店員が戻ってきて「あー!もう食べちゃいましたか!もう少し焼かないと」などと抜かしやがる。知らんがなー。黙って消えて焦げてきたら誰でも食べるがなー。
 本ワサビとかもあったります。
 卵スープは非常に味が濃く男性的。
 サーロイン。とっても薄切りを
 しゃぶしゃぶのような雰囲気にして食べます。見た目ほど脂っこくなく、美味しかった。
 シャトーブリアン。肉の中では本日一番。
 見た目からは想像できないほどの柔らかさ。赤身肉がお口の中でフワっとほどけていくのです。素晴らしい。
 再びザブトン。
 軽く焼き目をつけてからタレに浸し、
 指でつまめるほどたくましい卵黄にからめて、
 ゴハンにのっけて食べる。これには参りました。爆発的な美味しさ。「当店のスペシャリテです」とのことでしたが、こんなもん料理じゃねえ、単なる組み合わせだ。でも、あーん、美味しいよう悔しいよう。
 すき焼きで味蕾を完全に使い果たしてしまい、最後の肉は完全に惰性です。記憶なし。
 炭水化物は数種類から選べるとのことだったので、冷麺を。よくある冷麺。悪くないですが普通です。
ほうじ茶のプリンで〆。

というわけで、人気で予約が取れない割に、まあこんなもんだよね感溢れるお店でした。文句ばっか言ってますが、じゃあ総合力でここを超える焼肉屋はどこなんだ?と問われると答えに窮するのも事実。そういう意味で、焼肉というジャンルの限界はこのあたりなのでしょう。

テーブルについてくれるスタッフによっても印象がだいぶ違うだろうなあ。西麻布店に行ったことのある友人からは「マジ店員かわいくて最高だった」と聞いてたので、我々も大変期待していたのですが、フタを開けてみればアラフォーの気のきかないオッサンが担当でした。指名制にして欲しい。オッサン割引とか。



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それほど焼肉は好きなジャンルではないのですが、行く機会は多いです。有名店で、良かった順に並べてみました。
そうそう、肉と言えばこの本に焼肉担当として私のコメントが載っています。私はコンテンポラリーフレンチやイノベーティブあたりが得意分野のつもりだったのですが、まあ、自分の評価よりも他人の評価が全てです。お時間のある方はご覧になってみて下さい。


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