まずはトコブシ。おお、高級食材。シンプルな調理で素材の味がダイレクト。素晴らしい逸品。
首折れサバ。ゴマサバですな。鮮度を保つために獲ったらすぐに首を折るらしいです。特に美味しくは無かった。サバ節工場でも思ったけど、屋久島で獲れるサバは私の好みではない。シーズンに因るかもしれませんが。
鶏肉のたたき。初日にも頂きましたが、変わらず美味しいので問題なし。
そしてトビウオ。毎日食べ続けていますが、今日に限っては初だし、モノとしては新鮮で美味しいので楽しめました。
はんだまの和え物。安定して印象なし。
カメノテという、屋久島の食材。貝の一種で落花生のように割ってほじくり出して食べるものなのですが、確かに亀の手のようでグロく感じ、食べるのはやめておきました。
カツオにアラ(九絵の一種)にカンパチ。アラが美味しい。
トビウオのコロッケ。ま、またトビウオ。。。よほど仕入れに適した食材なのかもしれません屋久島でこの魚は。
「アワビの和風グリル」和風ならグリルと言うのをやめなさい。こってりとしたバターに大量の生クリーム。ほんのり醤油風味。色々と頭を抱えてしまいました。素材は悪くないのですが。
「伊勢海老のカフェドパリ」。テストで「カフェドパリって何?」と店員に聞くと「わかりません」とのこと。素直でよろしい。あなたは悪くない会社が悪い。味は極めて凡庸。これなら塩焼きにスダチとかでいいのに。
そうそう、こういうシンプルなもので良いのだよ。
食後はロビーで翌日の計画。思ったよりも順調に屋久島の主要所を見ることができたので、飛行機を前倒して鹿児島へ向かうことに。しかし鹿児島タウンに見るべきものは何も無いので、結局空港近くの黒豚料理屋でランチを楽しみ、さらに飛行機を前倒して東京に戻ることに。どうも「前倒し」の変換が「前田推し」になる。
朝食。カンパチの照り焼きに揚げ茄子の煮浸し、トビウオ味噌が秀逸。そう、こういう普通の料理させたら素晴らしいのにこのお店。
フルーツも食べてご馳走様でした!
部屋からの眺望。色々文句ばっか言ってましたが、総合的には良いホテルでした。また屋久島に来ることがあったとしても、再びJRホテルを選択すると思います。
何とも牧歌的な空港。ゲート内にはトイレや売店はありません。
プロペラ機でさらば屋久島。
鹿児島空港着。徒歩10分の黒豚料理屋へ。
まずはとんこつ。黒糖の風味が強烈で甘かったです。
黒豚のカツ重。こちらも黒糖が効いていて独特。地卵が美味しかった。
シンプルにトンカツ。もうダメだ食えねえ満腹じゃ。
鹿児島空港に関しては、ANAラウンジの圧勝です。なんであんなにボロかったのでしょうJALラウンジは。ビールはプラコップだったし。
ということっで、今回の旅はおしまい。
先にも述べましたが、縄文杉の賞賛っぷりは過剰だと思います。科学的根拠も無く「樹齢7200年」と言い張り続けるのはフェアじゃない。まずはここからちゃんとしましょう。その次にトイレや売店の整備。来る人を選ばないことが世界遺産としての義務だと思うのです。
他方、屋久島という島そのものの存在はすごいと思います。ビーチから少し行けば2000メートル級の九州最高峰。月に35日降る雨。花崗岩と苔、それに着生する木々。特殊な生態系。「縄文杉」とか「もののけ姫」とかじゃなくて、もっともっとフォーカスされるべきポイントはたくさんある。
あとはやっぱホテルですかね。もうちょいラグジュアリーな雰囲気があれば言うことナシです。アマンのコンセプトにバッチリはまりそうなので、どなたかアマンの偉い人にお伝え下さい。
「屋久島」シリーズ目次
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