気がづけば鹿児島空港。ここからは日本エアコミューターという、JAL系のローカル線に乗り換えです。連れはJALの上級会員であるため、同伴者としてラウンジに入れてもらえました。が、ダサいダサすぎるぞこのラウンジ。
屋久島空港は管制塔すらない小さな小さな空港なので、プロペラ機なのです。
牧歌的でいいですね。空港に「屋久島ガイド協会」という、今回の滞在をアレンジして下さった方がお出迎え。事務所で3日間の打ち合わせを済ませ、早速出発です。
いきなり白谷雲水峡。
まずはランチ。緑に囲まれながら食べるお弁当は格別ですな。
4時間ほどかけて白谷雲水峡を散策。ここは縄文杉ほどハードな名所ではなく、ピクニックレベルです。
特定の木を見るというよりは、森および苔を楽しむ場所。
伊藤万理華であれば発狂して喜ぶに違いない苔たち。
適度に雨が降っていたほうが、森全体が潤って素敵らしいのですが、
木漏れ日感も素敵ですな。明日の縄文杉へ向けて良いウォーミングアップとなりました。
明日のおやつの買出し。
1,600円分のお菓子です。
チェックイン。屋久島経験者のアドバイスを基に、JRホテル屋久島を選択。ビジネスホテルに毛の生えた程度の設備なのですが、温泉がダントツ素晴らしいとのこと。
この写真と次の写真は公式HPからの引用です。確かにお湯がヌルヌルしてて気持ち良い。
ちょうど日没を狙って露天風呂につかっていたのですが、夕陽が素晴らしくキレイでした。グリーンフラッシュを見ることはできなかったけれど。うん、グリーンフラッシュって使ってみたかっただけです。
さて夕食。「はんだま」というこの地域独特の葉っぱは特に美味しくはない。
タコのマリネはまあまあ。
豚トロのスモークはわかり易く美味しかった。
若鶏のサラダ、すなわち鶏のタタキも及第点。生肉って基本美味しいですよね。
お造りはカツオにカンパチにアラ(九絵の仲間)。普通に美味しい。
焼酎飲み比べセット。三岳、大自然林、水の森。三岳は数年前までは希少価値が非常に高かったらしいのですが、最近増産してどこでも買うことができるようになったとのこと。大自然林と水の森は屋久島でしか買えない。なのですが、私は焼酎が好きじゃないのでどれも何とも思いませんでした。
メヒカリのから揚げ。素材に素直で悪くないです。
「冬野菜のバーニャカウダ」という説明だったのですが、トマトとかパプリカの旬って夏じゃねーのか?タレもキンキンに冷えており、「バーニャカウダの意味を勉強しろ」と説教したくなりました。
「黒豚軟骨の和洋風煮込みパイ包みアンクルート」。
アンクルートとは「パイ包み」の意味であり、これだとパイ包みパイ包みです。シティバンク銀行と同じでです。
「鹿児島黒毛和牛のポワレ」。うーん、これは本当にポワレなのでしょうか?ポワレの定義に自信がなくなる1皿でした。
ゴハンは美味しかったです。
トビウオのつみれ汁も面白い。おかわりしちゃいました。
デザートは羊羹にかからん団子。かからん団子というのは屋久島のおはぎ的お菓子です。
というわけで食事について、流通が整っていない割に素材はそう悪くないものの、調理が微妙です。無駄に和洋折衷。しかも洋の部分は完全に素人であり、料理学校で見よう見まねでやってます感がある。カタカナで煙に巻く姿勢、良くないですよ。わかる人にとっては一気にテンションが下がってしまうのです。
「屋久島」シリーズ目次
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