スパークリングワインのボトルが3種あったので、店員に説明を求めると「全部甘口です」とかいうふざけた回答だったので、「は?ここにブリュット(辛口)って書いてあるけど?」と威圧。奥のエラい人に聞いてきたのか、「すんません、甘口、辛口、辛口でした」だと。だめだこりゃ。さらには「ワインクーラーはお使いになりますか?」と何を意図しているのかわからない質問まで飛び出す。ぐぬぬ完全に失敗したこのお店。
お通しはイワシとチキン。お通しとしては美味しい部類に入るでしょう。
前菜8種盛り。ただし、それぞれについて一切の説明は無し。うーん、味は悪くないだけにこのサービスレベルの低さは実に惜しい。
名古屋コーチンレバーパテ。臭みもなく上々。
ホタテとエビのアヒージョ。こちらは残念ながら極めて凡庸。恐らく冷凍の取るに足らないホタテとエビをグズグズ調理しただけ。全然だめですな。
店員に何も期待できないので、勘で注文していく。
ラグーをお願いしたはずなのに、シーチキンみたいな食感の肉でがっかりでした。旨味もなし。
思い切ってから揚げ。おお、こういうのは美味しい。ビシっと味付けも濃く、ワインが進む。
安ワインながら強烈なアタックで望外に楽しめてしまった。
カルボナーラのピッツァ。肉はグアンチャーレやパンチェッタではなくベーコン。まあ、わかり易くて良いかもしれません。
ここらへんかなり盛り上がってたので味おぼえてまへん。
ビスマルク。なんですが、ベクトルがカルボナーラと同じすぎました。
ガラリと趣向を変えてマルゲリータ。こちらはシンプルで結構好き。
というわけで、めちゃくちゃ食べて飲んでひとり6,500円は悪くない。この価格帯にしてはまあまあ美味しい。しかしこのサービスレベルの低さはなんとかならんもんかね。食事と支払額の費用対効果ばかりが重視される風潮ですが、やっぱりサービスって大切だと思うんだでよ。結局終始ガラガラだったから、2時間で追い出すくだりとか絶対いらんし。
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