ブラッスリー ポール ボキューズ ラ メゾン/名駅

名古屋は基本的に料理が美味しくない(これは私だけではなく名古屋出身の料理人も言っていた)ので、ちゃんとした食事がしたい場合はそれなりのチェーン店をついつい選んでしまいます。
 ポールボキューズ。代官山にあまり良い思い出は無いのですが、私は株主でもあるので視察を兼ねてブラッスリー。
 グ、グラスのシャンパーニュがない。。。仕方なくクレマン。グジェール(肉のシュークリームみたいなの)は肉の旨味が感じられてgood。ヒマワリのタネは美味しいのですが、指で直接つまむことになるので食べる姿が美しくなくなっちゃう。
 前菜はサーモンのムースに鴨のテリーヌ、ニンジンのスープ。ムースがわかり易い味かつポーションが多く気に入りました。鴨は思いのほかクセが強く、赤ワインが欲しくなるのです。
 バケットはバケットとしては美味しいほう。2個も食べちゃった。
 思ってたよりも色が濃く、ドーンとしたカンジであまり好きじゃない。
 「マッシュルームを詰めた真鯛のスフレ仕立て 香草薫る白ワインソース
ベーコン風味の冬野菜のエチユベを添えて」という仰々しい名前の割にしょぼくれた皿。だめですね。大体どこがどうスフレなのかと。
 おお、コレは美味しい。
 エゾジカにもぴったりでした。ソースも上々。だがしかしポーションが小さい。
「フロマージュブランと赤いフルーツのオペラ仕立て甘酸っぱいイチゴのソルベと共に」ネーミングがいちいち大げさである。イチゴのソルベは抜群に美味しかった。他方、オペラはビスキュイがボソボソでイマイチ。フロマージュの風味も全然感じられず。シャトレーゼにOEMしてるとしか思えない。
 コーヒーは望外に美味しかった。
マカロンも美味。

というわけで、色々と難点アリな超高級ファミレスです。ポールボキューズのエスプリはどこにも見当たらない。サービスは素人で料理の説明が全くできない。ワインのラインナップは貧弱というかソムリエすらいない。ガラガラに空いてるくせに席の間隔にはゆとりがない。おばちゃん向けのランチのお店。がっかりだ。ただ、名駅の真上だし、予約は入り易いし、それなりのレストランではあるので、まあ、しょうがないのか。複雑な心境です。



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