持ち込みスタイル。ヒカリエで買ってきたのですが、バレンタインシーズンにもろかぶりだったので、居心地が悪かったです。女子行列の中、おっさんひとりでピエールエルメ。しかも箱に詰めたりしてもらってる間、「あ、このマカロンもひとつ。うん、今食べる、手づかみでいいです」とかスイーツ男子まっしぐら。
彼女の入店と同時にクラッカーで盛り上げる。隣に合コンのテーブルがあって、彼らにもクラッカーを配り参加してもらい、謎の一体感。
アミューズはオイルサーディン。当たり前かもしれませんが、やはり缶詰とは味わいが異なる。とか言って缶詰だったらどうしよう。
生野菜盛り合わせ。美味しいのですが、ディップするのがマヨネーズか塩だけだったのが残念。タレが欲しいタレが。
魚介オードブル盛り合わせ。これは最高に美味しかった。生の赤エビがトゥルトゥルでたっぷりの甘み。サーモンの旨味の強さ、真ダコとビネガーのすっきりとした味わい。美味しかったなあ。
牛肉のタルタル。香辛料が効いていていくらでも食べることができる。パリのそこらへんのビストロなんかよりも全然美味しい。
ベーコンにポテトにキノコ。太る味です。ビールに切り替えようかという思いが頭をよぎる。
ブイヤベースはスープが本当に美味しい。一滴残らず飲み尽くしました。
一通り食べ終わった後は、ツマミをもとにひたすら飲み続ける。
サラミが美味しかった。脂がじっとりとしてる。
ワインをポンポンあけまくっていたのですが、お店の方も「これは切らしちゃってるので、同じ方向性のコチラでどうでしょう?本当は倍ぐらいの価格なのですが、同じ値段でお出しします!」とか、なんて素晴らしいお店なんだ。
〆はもちろんイスパハン。うーん、何度食べても本当に美味しい。バラの香りがたまらん。ここまでアイコンとして確立されたスイーツって珍しいですよね。奇跡の一品。お店の方も「うわめっちゃいいケーキ買ってきたじゃないですか!ほんとこれ美味しいですよねぇ!」と趣味が合う。今度いっぺん一緒に飲みに行きたいです。
というわけで、18:30~25:00とひたすら飲み続けました。隣のテーブルは3回転してました。まだまだ酒宴は続く雰囲気で、私は翌朝早いのでお先に失礼しようとする。主役の女王様から「は?(威圧)、なに帰んの?もう友達やめるってこと?」と詰問されましたが、0.1秒で「それはついに一線を越えたいってこと?」と切り返し、ほっこりした雰囲気に変えて事なきを得ました。こういう時の頭の回転はマッハであると我ながら思う。
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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
- アピシウス ←東京最高峰のレストラン
- ナリサワ ← 何度訪れても完璧
- フロリレージュ ← 間違いなく世界を狙える
- カンテサンス ←この人にはかなわない
- キャーヴ・ドゥ・ギャマン・エ・ハナレ ←世界を狙える日仏料理
- 北島亭 ←私は大食いでわかりやすい味を好むため当店は黄金センター
- デビッドセニア ←大阪帰る度に絶対行くぞー
- オカモト ←QSCAがしっかりしているのは当然のこと、そんなに高くないのが感動的
- アルシミスト ←こんなに魅力的なプレゼンテーションのブーダンノワールを食べたことがない
- メイ ←ブロートウェアが何ひとつ無い
- Parc ←当店ほどまでに重みのある二ツ星は東京ではなかなか見当たらない
- ラ・ファソン古賀 ← 強烈な個性をテーマに据えるドクトリン