前回より3ヶ月。年が明け季節の移ろいと共にウズウズしてきます。そろそろすし初仲間に連絡しようと考えていた折、「そろそろ行きますか?」との連絡が。なんとも気が合いますな。
本日のラインナップ。今日も良い1日になりそうです。
まずはビールで乾杯。
ホタルイカの苦味がビールの苦味と炭酸でジュバーってなって、快楽そのもの。
レンコンを果実酢で調理。むっちりとした歯ごたえと食べ応え。おいしゅうございました。
カツオのハラガワ?脂の多いハラスの部分です。カツオブシを作る際、脂肪分は不要なのですが、鹿児島地方では炙って食べたりするんですって。カツオの旨味と脂のコクが渾然一体となり、本日一番の皿でした。
旨味の強いこちらの酒を重ねて大満足。
アサリのダシで茶碗蒸し。タケノコたっぷりで春はもうすぐそこ。
ひやおろしをガブリ。今夜も酔いそうです。
お刺身第1弾はヒラメにスミイカ、ミル貝に赤貝。ヒラメは分厚めのカットで嬉しい。赤貝も旬の締めくくりとして相応しいお味でした。
ゴマ豆腐を焼いたもの。ゴマダレをつけて。甘みで変化があり乙な味。
さてどんどんいきまっせ。
お刺身第2弾!
今回のヒラメは肝和え。お前らもっと飲めというメッセージを汲み取りました。
中トロは爆弾サイズ。こんなカットの仕方、初めてです。
ブリと〆鯖。〆鯖の締まり具合が絶妙で、酸っぱくは無く一方で深みがあり良かったです。
ニンジンのすりながし。すりながしって無条件で美味しい。ニンジン嫌いのチビッコたちに食べさせたい。
おっ、佐藤祐輔!とつぶやくと、「お詳しいですねえ」と褒められました。新政酒造の佐藤祐輔さんは東大卒のジャーナリストから家業を継いだ異色の経歴。日本酒好きな方は是非知っておいておきましょう。
鼻血が出るほど巨大なホタテをシンプルにお酒で。貝柱はもちろんのこと、貝の旨味が溶け込んだツユ(?)が一番のごちそう。
お待ちかね、而今です。流通量は少ないはずなのに、当店にはいつも置いてある。
銀ダラの西京漬けと共に。銀ダラの独特の食感が活かされていて美味しかった。
ヴィンテージ違いもご用意くださいましたが、正直違いがわからんかった。親方と連れは区別できるとのことでしたが、私にはサッパリなのオホホ。
煮魚はきんき。ポーション大で贅沢ですな。こちらもホタテと同様、ツユが抜群に美味しい。
強烈なアタックの一杯。そろそろ酔ってきたでござる。
だがしかしもっと飲める前へ進めるということで、アンキモの炙り。アンキモって炙るの?ウマイじゃん!
度数が低く、爽やかな甘さ。かなり好き。
ボトルの形状がボルドーっぽかったので、「え?ボルドーw?」とたずねると、「(ボルドーの)ソーテルヌの貴腐ワインをイメージした甘口の日本酒」とのこと。なるほどね。茶目っ気あるなあ。アンキモとのマリアージュに唸ってしまいます。が、アンキモ以外にあわせることできるのか鮨屋でこの酒。
握りに移行。まずはイカ。さんざんっぱら魚を食べ尽くしてきて〆のごはんものが鮨だなんてもう最高。
酒の勢いもとどまることを知らない時間の中でいくつもの移りゆく街並みを眺めていた。
ヒラメの昆布〆。繊細な旨味が味蕾を優しく撫でてくれます。
エビに黄味酢。黄味酢って美味しいですよね。オランデージソースとか黄味を使ったソースって大好き。
エビおかわり。今度は黄味酢だけでなく、さらに味を重ねて下さいました。
コハダ。数ヶ月おきにお邪魔しているため、来るたびにネタの大きさが徐々に成長していくのがなんだか可笑しかったです。あとしばらくしたら1回転して4枚づけとかなんかな。
カンパチの炙り。脂が旨い。脂を楽しむネタですな。
ブリは脂よりも旨味。うーん、幸せ。
中トロ。あーん美味しい。やっぱ鮨のスターは中トロかもしれない。大トロほど下品ではなく、赤身ほど淡白でない絶妙さ。
ヅケ。そう、赤身はヅケにしちゃうほうがいいですよね。コクが産まれる。たぶんアミノ酸がどないかなってるはず。
イクラぷちぷちちゃん。クライマックスに近づいて参りました。
〆には肉厚のアナゴ。美味しい。前回はあなきゅうが印象的で、次回は是非にぎりでと決意していただけに嬉しかった。
オマケにギョク。ただし魚のすり身がかぶさっていて面白い逸品でした。
食後にもう一杯。べろべろやで。
毎度のことながら、開店から閉店まで良く飲み良く食べました。1時間程でパパっと飲み食いしていくお客さんが少しだけかっこよく見えました。少しだけね。
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13025204/