アミューズに合わせてもらったアペリティフ。クレマン(スパークリングワインの一種)にアプリコットのリキュールを添加したカクテル。これ単体だと甘すぎてちょっとムリ。
だがしかし、フォアグラのムースにトリュフだらけの一品にはぴったりでした。でもなあ、最初からこんなどぎつい皿はどうなんでしょう。会議でモメたんじゃないかと無駄に心配してしまう。そして結局スッキリするために純粋なクレマンをもう一杯いただくのであった。
前菜はホワイトアスパラガスにたらの芽、ふきのとう、春菊。季節感満載ですばらしい。山菜のエグ味は
こちらと調和。ワイン単体だと好みじゃないのですが、食べ物とあわせるとぴったり。食事って面白い。
パンは普通なんですが、なんだかんだで3つぐらい食べてもうた。
ほたるいかと春キャベツのパスタ。アンチョビも効いていて旨味たっぷり。オマケか主役かほたるいかのフリットも鎮座しており酒のアテに合致。美味しかった。
自然薯をヒラメで挟んでソテーしたものと、アンディーブ。なんて意欲的な作品。味わいは想定の範囲内でしたが、食感がネバネバしてて斬新でした。
あ、これ、そんな高くないのにボルドーボルドーしてて良かったっす。
黒毛和牛に筍。右上の緑のお絵かきも竹を連想させてセンス良いと思います。お肉はポーションが小さいのが残念でしたが、味は及第点。満足です。
デジェスティフ(食後酒)はそんなに甘くなく、スカっと葡萄味でタイプでした。
柑橘が効いたスフレとヨーグルトのアイス、先ほどのデザートワインが三位一体でとっても満足。
デコポンのマカロンもビッグサイズで嬉しい。そこらで売ってるマカロンでは、ピエールエルメが一番大きいと思うのですが、それよりもひとまわり大きいマカロン。珍しいです。
コーヒー飲んでごちそうさまでした。
5年ほど前にお邪魔したことがあり、その際はピンとこなかったのですが、今回は価格の割に色々良かったです。現行のシェフとソムリエの気が合っているのかしら。置いてあるワインはフランスものが多く、メニューにはパスタがあったりポワソンって書いてあったりデザートって書いてあったりと、正直何屋かよくわからんですが、食事に対するセンスは良いと思います。また行こう。
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