千葉名所巡り

私は混雑が好きじゃないのでイケアみたいな所は極力避けているのですが、あの広い店舗を駆け抜ける歓びはやめられない。南船橋の朝イチなら空いているんじゃないかということで、
空いていました。そう、週末の昼間であればそれこそテーマパーク以上のカオスでインテリアもへったくれもありませんが、混雑がなければビルズ的オシャレ感が漂う空間だということを再認識。
100円の身体に悪そうなソフトクリーム食べたらすげーまずかった。
一方で、150円のチキンはケンタッキー級の美味しさで驚きました。
ららぽーとのとみ田へ。とみ田と言えば、松戸本店は4時間待ちもアリとの超人気店。それがららぽに出店してしかもそんなに並ばないという。オープンと同時に入って待ち時間ゼロでした。
麺とスープはよくあるつけ麺のそれだったのですが、驚いたのはこの肉たち。一瞬ラルドディコロンナータ(トスカーナの背脂生ハム)かとびっくりしましたが、おそらく質の良い肉を低温長時間火入れしたものだと思います。もはやつけ麺とかどうでもいい。赤ワインが欲しい。この高品質の肉があって1,000円チョイは奇跡。感激しました。
その後はディズニーシーへ。学割期間なのか、制服JK率が異常に高かったです。ダウンジャケットを着ていても凍える寒さだというのに、JKは制服ミニスカ生脚コートなしと見上げた根性。その他、やたらとコスプレしてる人が男女問わず増えています。なんかハロウィンの悪ノリが続いている感じ。男子もブスな彼女のコスプレに律儀に付き合い、草食化というか女子力アップというか、これも時代の流れなんでしょうなあ。ちなみに今回の実地調査によると、衣装の過激さと本人のかわいさは確実に反比例します。美女はちょっとリボンつけるだけ。
トイマニやアストロブラスターのコツは、低得点的など狙わず、高得点をひたすら撃ちまくること。
これ結構平和で好き。
インディアナジョーンズに並んでいた際、後ろのモンスタのサリーの着ぐるみを着た女子が能年玲奈に似ていて驚きました。さらに会話が「あたし○○ちゃんLINE消しちゃった。だって男子にしかスタンプ送んないんだもん」と、マーティン・イェッターも驚きの馘首っぷり。
ちょうど目の前にとまっていたので乗り込むと、空いているのに奥に詰めようとしないカップルがいる。にこやかにじっと見つめると男子は申し訳なさそうに奥に詰めましたが、女子は気づいているのにわざとシカト。イジワルおばさん候補生です。ああ、この女子は近々別れを切り出されるに違いない。
クラッシュと話せるタートル・トークが最高に面白い。アドリブでCGと会話できるのですが、声優のコミュ力の高さといったらない。芸人でもあんなに当意即妙な返しはできないぞ。
休憩にニューヨークデリでサンドイッチ。特に美味しくはありませんが、パンのパサパサさ加減がニューヨークのデリを上手く表現できているなあと感心しました。
ストームライダーは相変わらずキャプテン・デイビスの軽口が秀逸。「後で免税品の販売もあるからな」「おやつのピーナッツ、チェーク!」「ついでに窓と、灰皿もよろしくね」「機内食の時間はなさそうだな」。心の底からくだらない。脚本家は筋金入りのオッサンに違いない。
〆はシリキウトゥンドゥ。あの人形はやっぱし下に落ちているんだと思います。

というわけで、昼過ぎに入園したにもかかわらず結構長く楽しめました。そうそう、ここは東京ダッフィーランドかというぐらいにパーク全体がダッフィー推しで、ダッフィーのぬいぐるみを連れている女性がとても多かった。はっきり言って鳥居みゆきにしか見えないし、そういう行為にうっとりしている女子は大体かわいくないのがポイントです。面と向かっては言いませんが、男子は結構ヒイてるので、よほど親しい関係ではない限り、デートでぬいぐるみを連れ歩くのはよしたほうが良いですよ。



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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。


ウルトラチョップ プリュ/麻布十番

私がワカヌイのラム屋について酷評したことにつき、「あたしはあそこ行きたかったのにもう行けないじゃないかどうしてくれる」ということで当店へ。

郵便局の隣の志村けんがいつもいるガールズバーの地下です。入店してすぐの店員♀が高身長高顔面高気が利くで、男性陣は一気に癒されました。
なんとなく赤から始める。ワインが3,000円代からで使い勝手が良いですね。
バーニャカウダのバケツ盛りは迫力があって良いプレゼンテーションだと思います。一方でタレの量がもうちょっと欲しかったです。その点トッポってすげぇよな。最後までチョコたっぷりだもん。
ランチで暴飲暴食してきたのでバケットには手をつけず。メゾンカイザーのもの。このレベルのパンが実質食べ放題なのは嬉しいです。
シュリンプカクテルは標準的な味わい。もうちょっと大ぶりの海老のほうが迫力があって面白いかもしれません。
キッシュはドンとした盛りでいいですね。当店は消費者の欲求をきちんと理解しているのだと思います。
ブリのカルパッチョと
カプレーゼの味も上々。ラムチョップ屋だと思ってたのに、メニューの幅が広いです。
真打登場、ラムちゃんです。見かけは小ぶりですが可食部は中々に大きい。柔らかく臭みなど全くありません。これで1本480円はお買い得。
ボリュームのあるアタックで大好き。
柚子胡椒風味。柚子胡椒というか柚子そのものが効いていて美味しかった。
トリュフマスタードはトリュフのセクシーな香りを湛えた豊かな味わい。プラス100円ですが、その価値は充分にあります。
ムール貝のワイン蒸しや
ホタテとエビのアヒージョまである。味わいのボキャブラリーが多彩で、ラムが苦手な方をお連れしても充分に楽しむことができるでしょう。
〆のカレーはめためた美味しかった。インド料理屋のバターチキンのようなベクトルで、肉はラム。あまりにも好きな味だったので、勢いでおかわりしてしまいました。

というわけで、色々食べましたが、やはり光るのはラムですね。ラムチョップ数本にグラスの赤ワイン、最後にラムカレーを食べてサクっと帰る。これが私にとってのベストコースです。明け方まで開いていて使い勝手は抜群。店員さんも全体的に近年稀に見る雰囲気の良さ。飲み会ではもちろん、深夜のひとりメシでもちょこちょこリピートさせて頂くことにします。



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アーンドラ・ダイニング/銀座


ナンでもない場末のインド料理屋なのですが、訪問時点の食べログは3.89と高得点。
インドのキングフィッシャーくん。アルコール度数が低く一気飲みです。
当店は南インド料理推しなので、当然にマサラドーサ。ジャガイモ味のカレーをパリパリのクレープのポスターでくるりんちょしたもの。
たぶん食べ方間違ってるけど、うまく具材をシェアするにはこうするしかないのです。
チーズクルチャ。チーズ入りナンと捉えて頂いて結構。どう考えても美味しいあるね。
一番人気の「ご馳走チキンカリー」。スパイスの複雑味が気に入りました。
ほうれん草ソースのマトンカリー。覚悟していたよりも臭みが小さく、美味しかったです。
プレーンナンと
ガーリックナン。どちらも標準的な味わい。ただ、ガーリックナンがプラス200円なのは合点がいきません。
ティッカチキン。骨なしチキンのタンドール焼きです。意外にもこの料理が一番辛く、一番美味しかったかもしれません。
こちらはメカジキを壺で焼いて、ほうれん草ソース。塩気が強く、ちょっとウッとなったかも。
海老のココナツカレー。悪くは無いのですが、エビが数粒しか入っていないのが残念。
鶏そぼろのキーマカレー。キーマカレーで鶏そぼろって珍しい。そして結構ユルユルしてて、優しい味です。
〆はカシューナッツとゴマのカレー。カレーとしてはこちらが一番タイプかも。カシューナッツの甘みがじんわりと効く。全然辛くないよ。
 連れのデザートはココナッツミルクに細麺が入ったもの。暴力的な甘さで身体に悪いじゃろう。
私はマンゴーアイスクリーム。こちらも細麺よりは相対的にマシではあったものの、アイスとしては最上級に甘かったです。

まあまあですね。銀座でこの味この値段なら悪くない。ただ、食べログの点数を頭にインプットしてお邪魔すると、期待ハズレに終わるかもしれません。南インド料理というジャンルにおいては、ダバインディアやコチンニヴァースのほうが数段レベルが上だと感じました。



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グリグリ/麻布十番

名古屋の有名店が十番に移転です。シェフはメゾンピックやマルティンベラサテギで修行された実力派。そりゃあ東京に出たくなるでしょう。全てが大味の名古屋ではその価値が認められづらいでしょうから。
小さな小さなお店なんですが、なんだかものすごく少女趣味的というか
カワイイのである。カウンターにはティファニーカラーのお姫様椅子があったりする。
これあんまし好きじゃないのオホホ。
透明なポテトチップにニシンのマカロン、トマトのビスキュイ。透明なポテトチップは面白くはあるものの、味はただのポテトチップなので、ああ軽くバスク入ってるのかな、というカンジ。ニシンのマカロンは卵がプチプチしていて楽しかったです。トマトのビスキュイはコパンみたいな味でした。
オニオンスープにパルミジャーノの泡。本日一番のお皿です。タマネギのコク、甘み、たまんない。
こちらもクリアすぎてピンと来なかった。
ニンジンにヨーグルトだったっけ?面白いけど、味はただのニンジンにヨーグルトです。
パンは驚くほど美味しかった。岐阜のパン屋から半冷凍で送ってもらってるですって。
久々レストランで美味しいパンを食べた気がします。
おおー!先週ナリサワで飲んだのとまた重複!結構珍しいワインなはずなのにすごーい。
ホタテにムール貝にトリュフにマッシュルームのコンソメ。直線的な味わいで美味そのもの。
繰り返しますがパンが美味しい。一皿ごとにパン食べるの久しぶりだ。
甘いの来たと思ったら
やはりフォアグラです。ディジョンマスタードのジュレが非常に面白い。また、フォアグラはカシスに数日漬け込んだもので、つまりはディジョンの味覚フェスティバルなわけです。
しつこいようですが、パン。うめえ。
正統派でナイス。
しかし料理はなぜかタラ。しかも爆裂ポーション大。さらには牛タンまでのっている。。。これもうわかんねぇな。全然美味しくないし、レストランで食べる食材ではない。ちりめんキャベツに味が沁みて、かろうじて食べれたですたい。
こちらはなんともヘビー級。メインにぴったり。
お肉もヘビー級。可食部たっぷりで大満足でした。地味に羊のチーズを詰めたラザニアが抜群に旨かった。
カマンベールチーズには生のカリフラワー。個人的にカリフラワーの生ってどうあがいても絶望。
デセールにはチーズに色々練りこんだものに、煙を閉じ込めたカップで蓋をする。煙の香りが漂い食欲を刺激してくれました。
大量のチーズを使用しており、甘味というか、もはやおかずみたいになってただよ。
これは面白い。ムースというか、空気をたっぷり含んだユルいプリンのようなもの。メレンゲと飴細工のアクセントも良い。ただ、量が多すぎて単調に思えてくるんですよね。もう少しポーションを小さくして、もう一皿別のものを用意したほうが女子ウケすると思うんだけど。と、おっさんの私が解説しております。
プチフールはピスタチオの何か。印象なし。
コーヒーもごくふつう。エスプレッソにすれば良かったかな。

うーん、全体として悪くは無いんだけど、良くもなかったです。美味しいんだけれども、惜しい。還元主義的というか、構成要素が多くて夜もバラバラなんですよね。個別具体的には旨い。しかし印象に残らない。あと、店の雰囲気もどことなく影がある。ラブリーな内装なのになあ。サービスも必要最低限。水を向ければ反応がある。そんな雰囲気。常連になれば価値を発揮するかもしれません。


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麻布十番にはフランス料理屋がたくさんあるのですが、残念ながら割高でハズレなお店も多い。外さない安定したお店は下記の通り。
  • ラリューン ←クラシックな調理で正統派。むちゃ穴場です。
  • 麻布れとろ ←ここで合コンすれば幹事がモテる(と信じている)。
  • RRR ←ワインが割安。飲みまくれ!
  • ルバーラヴァン52 ←全般的に安い。2時間で追い出されるのが玉に瑕。
  • タストゥー ←トリュフを使ったデザートに身悶え。
  • 麻布十番グルメまとめ ←ほぼ毎日、麻布十番で外食しています。その経験をオススメ店と共に大公開!
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。