アンティーカ・ヴィネリア・ジュリアーノ/白金台

お米アレルギーに陥り「寿司とか日本酒とかムリムリムリムリかたつむり」という連れ。お米は無くとも幸せは見つかることを証明するための食事会。

目黒の姉妹店での印象が結構良かったので、白金台の当店も試してみたくなりました。カウンター8席にテーブルは16席ほどと、目黒よりは小体。年齢層はやや高めです。
グリッシーニをプロセッコで流し込み、メニューを吟味。どれも魅力的に映り、結構悩んでしまいました。
前菜盛り合わせ。9時から時計回りでニンジンにブロッコリーにビーツ、カジキの燻製にタマゴにカポナータにズッキーニにシメジに茄子、中央はジャガイモ。ブロッコリーとナスが良かった。塩味がしっかりしており、ガブガブワイン飲んじゃう系です。
ポルチーニのラザーニャ。ポルチーニの奥深い味わいが食欲を刺激して美味しかったです。
真鯛を焼いたやつ。ごくごくシンプルな調理で想像通り。ただしポーションが小さく若干物足りなかった。
ボローニャ風カツレツ。平たく言うと、生ハム入りのトンカツにチーズをのっけてトロットロにしたもの。どう考えても美味しいです。思いのほかジューシーなのも二重丸。
ドルチェでティラミスにしようかなどうしようかなと迷っていると、「あたしはチーズ盛り合わせで」と男前。
当方は軟弱男子で恐縮です。

というわけで、ワインが進むお店です。攻撃的な味付けなので、下戸にはつらいかも。客層が結構良くて、食べ込んだ客がちょっと落ち着きに来る雰囲気。わざわざ電車に乗って遠くから来る店かと問われると違うかもしれないけれど、近場にあるからまた行くか。そんなお店です。


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十年近く愛読している本です。ホームパーティがあれば常にこの本に立ち返る。前菜からドルチェまで最大公約数的な技術が網羅されており、これをなぞれば体面は保てます。


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