良い雰囲気ですよね。駅から遠いのが良い。ミケランジェロを通り抜けての入店は不思議なアプローチ。
おなじみDelamotte。爽やかでOCです。
パンは何も印象に残らない。
ホイップバターは塩気が強く悪くなかった。
アミューズに甘エビと何かのムース。総体として調和はしていなかったけれど、個別具体的に美味であるため問題なし。
Pouilly Fuisse Cuvee Prestuge(Georges Duboeuf)。ちょーっとパンチありすぎ。単体では美味しいけれど、料理にあわせる気がしなかった。
フォアグラのソテーに栗、リコッタ、トリュフ。ど基本な皿。文句なしに美味しかった。そうそう、こういうふうに直線的に攻めてくれると嬉しいの。
ポルチーニとホタテのタリオリーニ。なんだけど、緑やらニンジンやらが超余計。なんならポルチーニだけで良いのに。味がバラけてしまってもったいない。
タイとムール貝。
泡をどけると予想外の色合い。ムール貝はむっちりと、そしてどっしりとした味わいで美味しかった。タイは良くわからん。ほかの味が強すぎる。。
エチケットがゴージャスだったので思わずパチり。ボトルで16,000円前後。重畳な割に高くない。
燻製した牛ヒレ肉をさらにロースト。燻製って間違いないですね。香りがたまらん。快楽そのもの。プレゼンテーションがファミレス的にダサいのは課題。すぐに解決できるから頑張れ。
イチジクのコンポートにバニラアイス。
ひらまつってコンポート好きですよねぇ。桃とかなら良いんだえどイチジクはちょっと濃いかも。途中で飽きちゃった。
Port 10ans d'age Infanta Isabel。あまーい。イチジクに負けてないけど、どっちにしろあまーい。
小菓子は全てが重複したものがなく、ジャンケンで取り合いです。どうなんでしょうこの仕組み。
中庭がキュート。ここでバーベキューしてえ。
ひらまつ系では一番好きなレストランかもしれません。ただ、目をつぶって、さらにパスタを抜いてしまえばイタリアンだとは気づかない。まあ、どの皿も平均的に美味しくわかりやすい調理なので、支払額相応には満足すると思います。チェーン店としては素晴らしい。たまにはこういう冒険のないお店もホっとする。おすすめです。
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ひらまつ関連のお店にはかなり行きました。全般的に「外さないレストラン」で安心できるのですが、たまにハズレもあります。
- メゾン ポール・ボキューズ/代官山 ←リヨン本店に行ったことある人と一緒にお邪魔した話。
- レストランひらまつ/広尾 ←感動的に美味しかった回。
- リストランテASO/代官山 ←ひらまつ系ではトップクラスに好きな店。
- ラ・フェット ひらまつ 大阪/中之島 ←個室での会食に最適。
- リストランテ ル・ミディ ひらまつ/西梅田 ←ひらまつ系のレストランの中で一番バランスが良い店かもしれない。
- ボタニカ/六本木 ←客層も良いし、何よりそんなに高くない。
- サンス・エ・サヴール/東京 ←夜景最高料理普通。
- オーベルジュ・ド・リル トーキョー/六本木 ←サービスは上々。
- アルジェントASO(株主フェア)/銀座 ←たまたまなのか、客層がすごく悪かった話。
- アイコニック/銀座 ←2度目で5年後の世界が見えなくなりました。
- 代官山ASO チェレステ 日本橋/三越前 ←セカンドラインという位置づけと価格帯の制約。
- ブラッスリー ポール ボキューズ ラ メゾン/名駅 ←色々と難点アリな超高級ファミレス
- キャーヴ・ド・ひらまつ/西麻布 ←ひらまつ系では一番苦手かも。
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。