入店するとズラりとバギーが並ぶ。そしてパーティションで区切られたエリアに、お子様がたくさん。ワーとかギャーとか叫んでいます。当店は子連れウェルカムという方針。
パンとホイップバターは普通です。
鴨と冬瓜と水茄子。不味くはないのですが、一体感がない。ピンセットでパパパと盛り付けてエイヤとソースをかけただけの品。
ウニとポルチーニ茸のカルボナーラ。旨味の多重奏。どう考えても美味しいですね。間違いありません。もう少し卵黄をキツくローマ風にしたほうが私の好みなのですが、それは人それぞれでしょう。
メインは豚のロースト。見た目ほど脂っぽくなく、一方で塩気がビシっと効いていました。可もなく不可もなく。
ティラミスは面白い。いわゆるティラミス味のジェラートにマスカルポーネが効いたクリームを載せている?ナッツやビスケット(?)の多彩な食感も楽しい。味だけで評価してもわかり易く良い。本日一番の皿でした。
値段相応といったところでしょうか。まあ、こんなもんか。そんな感じ。文句はないけれども感動もない。ただ、窓の大きさや採光の良さ。サービスの的確さを考えれば、週末の昼にのんびりと、ちょっと美味しいものを食べるには良いお店だと思います。
それよりも、やはり子連れに優しいのがポイントですね。この雰囲気で子連れOKな店は珍しいので、ママ友が殺到しそう。しかも平日コースは2,500円だと。うまく街を見極めているお店だと思いました。
ただ気をつけて欲しいのは、子連れOKであっても、ラフな服装まで認めているわけではないという点。見ているほうが恥ずかしいほどだらしないナリをした家族が、他の客から養豚場のブタでもみるかのように冷たい目で見られていました。
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ひらまつ関連のお店にはかなり行きました。全般的に「外さないレストラン」で安心できるのですが、たまにハズレもあります。
- メゾン ポール・ボキューズ/代官山 ←リヨン本店に行ったことある人と一緒にお邪魔した話。
- レストランひらまつ/広尾 ←感動的に美味しかった回。
- リストランテASO/代官山 ←ひらまつ系ではトップクラスに好きな店。
- ラ・フェット ひらまつ 大阪/中之島 ←個室での会食に最適。
- リストランテ ル・ミディ ひらまつ/西梅田 ←ひらまつ系のレストランの中で一番バランスが良い店かもしれない。
- ボタニカ/六本木 ←客層も良いし、何よりそんなに高くない。
- サンス・エ・サヴール/東京 ←夜景最高料理普通。
- オーベルジュ・ド・リル トーキョー/六本木 ←サービスは上々。
- アルジェントASO(株主フェア)/銀座 ←たまたまなのか、客層がすごく悪かった話。
- アイコニック/銀座 ←2度目で5年後の世界が見えなくなりました。
- 代官山ASO チェレステ 日本橋/三越前 ←セカンドラインという位置づけと価格帯の制約。
- ブラッスリー ポール ボキューズ ラ メゾン/名駅 ←色々と難点アリな超高級ファミレス
- キャーヴ・ド・ひらまつ/西麻布 ←ひらまつ系では一番苦手かも。
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。
http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13037347/