グジェールは西梅田と全く同じ。生地が厚く無愛想。
パンは標準的。
前菜にスペシャリテのサラダ。たっぷりの緑に鴨の砂肝のコンフィや豚ばら肉、フォアグラなどが散りばめてあります。すんごいボリュームこれで一人前。私的には最高ですが、小食の女子には厳しいかもしれません。
オニオングラタンスープ。ド素朴な料理につき三ツ星シェフの見解を知りたくて、あえて別料金を払って注文しましたが、どこにでもあるオニオングラタンスープでした。いや、美味しいですよ。美味しいけれど、オニオングラタンスープの域を超えない。オニオングラタンスープの進化はこれ以上は無いのかもしれないと考える一方、再構築できれば目立てるかもと。
スペシャリテの赤城牛ランプステーキのポワレ200グラム。なんと攻撃的な。
火入れも上々で美味しかったです。ただ、感動も冒険もないんですよね。そこそこ質の良い肉をドカンと用意して無難に調理しているだけ。当然ビストロなのでそれで構わないのですが、単品で4,000円を超えてくるのにこの印象の無さは頂けません。
ショコラとキャラメルとアイスクリーム。注文した私が悪いのですけれども、これまたコッテリ。間違いなく美味しい。ただこれまでの経緯を考えるといい加減食べ疲れた。
ブレンドコーヒーで〆る。
どの皿もハズレは無く、ボリュームも大きく、大満足。ビストロ中のビストロです。ただ、高いんです。ビストロのくせに。ラミティエの倍ぐらいかかる。まあ、ラミティエは予約を取るのが死ぬほど面倒かつアクセスも悪いことを考えれば、簡単に予約ができて都心にある当店の価格設定は妥当と言えば妥当。でもなーこの金額払うならビストロじゃなくて意欲的なレストランに行くよなー。
関連記事
「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
- アピシウス ←東京最高峰のレストラン
- ナリサワ ← 何度訪れても完璧
- フロリレージュ ← 間違いなく世界を狙える
- カンテサンス ←この人にはかなわない
- キャーヴ・ドゥ・ギャマン・エ・ハナレ ←世界を狙える日仏料理
- 北島亭 ←私は大食いでわかりやすい味を好むため当店は黄金センター
- デビッドセニア ←大阪帰る度に絶対行くぞー
- オカモト ←QSCAがしっかりしているのは当然のこと、そんなに高くないのが感動的
- アルシミスト ←こんなに魅力的なプレゼンテーションのブーダンノワールを食べたことがない
- メイ ←ブロートウェアが何ひとつ無い
- Parc ←当店ほどまでに重みのある二ツ星は東京ではなかなか見当たらない
- ラ・ファソン古賀 ← 強烈な個性をテーマに据えるドクトリン