オリーブとスプマンテを味わいながらじっくりとメニューを選ぶ。コースの他、アラカルトも充実しててすごい。普通コレ系のお店ってアラカルト嫌がるのに。ちなみにコースはプリフィクスなのですが、2人で皿を統一しなければならなかったり、魚および肉はそれぞれ一種しかないなど、自由度は低い。
パンは美味しくなかった。バターもオリーブオイルもなし。
スペシャリテのバーニャカウダ。タレはアンチョビ系かゴルゴンゾーラ系のどちらかを2人で統一して選んでくださいとのこと。チキンマックナゲットでバーベキューかマスタードのどちらかを選べ的な。しかしそこは大人の対応で「どうしても両方の味を楽しみたい。追加料金でも構わない」。
アンチョビ系。絵に描いたようなバーニャカウダソース。シンプルですごく好き。
ゴルゴンゾーラソース。思ったよりもゴルゴしてなくまろやかな味わい。私はアンチョビ系がお気に入りだったのですが、連れはゴルゴ系が好みとのこと。世の中うまくできている。
前菜はメカジキのカルパッチョ。メカジキは結構な厚切りでたくさん入っていて好印象。トマトのゼリー皮やら香草やらも上手に取り入れられており大満足。
ホタルイカと菜の花で、卵を使わない太麺。完全に二郎である。美味しいのですが、かなりホタルイカの旨味に頼っているカンジ。周りが全く見えない。ミスチルの桜井的な。もうちょっと全体的な調和が欲しかったかな。
牛ホホ肉の煮込みにゴルゴンゾーラソース。超コッテリかいしんのいちげき。赤ワインをがぶり。笑みが沸く。
付け合せのタマネギがジューシーで甘い。メインよりもコチラのほうが印象的だったりして。
〆のパスタは30、60、100グラムから選べます。60か100かで死ぬほど迷って結局60にしました。大人になりました。味はごくごく普通。カプリチョーザな感じ。ここでサローネ2007ぐらいぶっこんでくれたら土下座してでも常連になっていたはず。
ドルチェ。私はティラミス。マスカルポーネよりもスポンジ部のほうが多い。私はチーズ色の濃い、原型の留めない感じのほうが好きですかね。
連れはパンナコッタにあまおう。王道です。
お茶と小菓子でごちそうさまでした。
奇をてらわないシンプルな料理。どの皿も中々に美味しい。グラスワインも豊富。良いお店です。すごく若い子がサービスをしていて、若干余裕がありませんでしたが、一生懸命さは伝わってくるので問題なし。未来が見えました。
日曜日も開いているし、夜遅くまで開いてるし、使い勝手が素晴らしい。また来ます。
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