アマンジオ/ジョグジャカルタ vol.5

肝心のボロブドゥールについて。

ボロブドゥールの街、滞在3日目にしてようやく本丸を訪れる体たらく。

ちなみに、アマンはベッドを提供するだけでなく、アクティビティも併せて提案してくれるのです。料金込みでね。

アクティビティの内容は、ボロブドゥール観光・別の遺跡観光・トレッキング・サイクリングなど、数十種類が用意されています。一番のオススメは、「ボロブドゥールで迎える朝日」ツアー。ボロブドゥール遺跡の開園は6時なのですが、それよりも前に入園できるのは敷地内のマノハラホテル、および強大な権力を持つアマンジオのみ。でも、4時出発とか個人的にムリやねん。

というわけで、のんびり8時出発でツアーに参加。ツアーといっても、我々にアマンが用意してくれたガイドがつくのみというプライベートツアー。出発時刻も自由に変更できるなど、色々と融通が効いて便利です。
世界最大の仏教遺跡という割には小さく感じます。小学校の体育館4つ分ぐらい?与沢翼が仏教に帰依すれば、記録を簡単に塗り替えてくれそうな気がする。
私は前日プールサイドにおいて「地球の歩き方 インドネシア」を3時間かけて隅々まで熟読しており、かつ、手塚治虫の「ブッダ」も読了していたため、ガイドの熱心な解説のほとんどは知っていた話で気まずかったです。それでも思いやりに満ち溢れる私は「なるほどね」とムリに感心する演技をこなす。中部ジャワまで来て何をしているんでしょう。もぅマヂ無理。リスカしょ
知らなかった知識その1。再建時の石とオリジナルの石が混在している。再建時の石が25%を超えると世界遺産として認められなくなる。
知らなかった知識その2。この黄色いのは写真栄えするためにオランダ人がペンキで塗った。
知らなかった知識その3。元々、ボロブドゥールの内部はただの丘だったが、色々と危ないので、最近一旦全部バラして内部を鉄筋コンクリートで固めてもっぺん組みなおした。
知らなかった知識その4。再建時にオリジナルの石に番号を振ってコンピュータ管理をしたのだが、そのベンダーはIBM。

ボロブドゥールよりもインドネシア人とそのライフスタイルについてのほうが興味深いので色々とガイドに質問攻め。

Q.朝4時にコーランで起こされるけど、他の宗教の人、うるせーって怒らないの?
A.このあたりに住んでるのはみんなイスラム教だから大丈夫。バリはヒンズー教がほとんどだから、もちろん流れない。ちなみにあれはコーランではなく、「お祈りを始めますよ」という合図。録音でなく全て生放送。

Q.日本のカルト宗教では、他の宗教施設に立ち入ったりしちゃダメとかいうルールがあるけど、イスラム教は大丈夫なの?
A.全く問題ない。だって観光したいじゃん。ちなみに私はイスラム教だか、ボロブドゥールで毎日仕事をしている。

Q.1日5回のお祈り大変じゃない?ってか4時に起きて何してんの?
A.1日5回は全部こなさなくても良い。ただ、後回しにして結局その日に1回もお祈りできなかったらさすがにヤバいから、大体みんな、まず朝にお祈りするようにしている。4時に起きて、そのまま起きている人もいれば、祈ってからもう一度寝る人もいる。
JKに「一緒に写真に入ってくれ」とナンパされました。日本人が珍しいらしいです。英語を集中的に学ぶ高級感溢れる高校のようで、育ちが非常に良く感じました。

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