最初にお米のサラダとハム。印象なし。
クルミパンとフォカッチャ。クルミパンはクルミの風味は感じられるけど、モソモソしてて美味しくなかった。フォカッチャもキメが荒い。
イノシシの生ハムと市販の生ハム。確かにイノシシの生ハムは逞しさを感じます。「食べ比べて下さい」とドヤ顔で言われたけど、市販の生ハムも立派に美味しい。
水牛のモツァレラ。こちらは乳の味がしっかりと残っており素晴らしい。
イノシシの前菜盛り合わせ。左下から時計回りに肺の煮込み、レバーのパテ、リエット、テリーヌ、パンチェッタ、プロシュート、中央に背脂の生ハム。
肺はトリッパのような味わいで上々。レバーは意外にも臭みを感じず。リエットも言われなければイノシシとは気づかないかも。しかし、テリーヌは動物臭が強烈でちょっとムリ。パンチェッタとプロシュートは普通の生ハムよりもマニッシュな味わいですが、水牛とあわせた際にも食べているんだから、「かぶってますよ」くらいの気遣いが欲しかったなあ。背脂は脂っぽいだけで全然美味しくない。
サトイモのニョッキ。一般的なニョッキと違って滑らかな舌触りで面白い。味も悪くないのですが、いかんせんポーションが小さ過ぎ。8口分ぐらいしか無いと思います。
カルガモ。カルガモって何?いやカモの一種だぐらいかはなんとなく理解していましたが、野鳥なの?という知識の無さで臨んで申し訳ありません。きちんとジビエらしいです。非常に美味しかった。特に内臓で作ったソース。深みがあって、プロの仕事を感じます。
脚がきちんと残っていてリアル!
ところで、マガモがジビエ、合鴨はジビエでは無いのは良いとして、シャラン鴨とか北京ダックは家畜なのでジビエではないと理解していたのですが、wikipediaさんではジビエに分類されていました。良くわからん。誰か正解を教えて下さい。
ゴボウのチョコタルト。
マジでゴボウです。あまーく煮込んで風味を感じるものだと思っていたのですが、普通にゴボウで焦りました。
アフォガート。
最後はエスプレッソ。
店の雰囲気やサービスは◎、グラスワインの種類も豊富、食事もアラカルトで注文できるので自由度が高く良いお店。でもちょっと割高カモ。オステリアを名乗るのに1人1万円を超えてくるのはいかがなものかと思います。難しいお店。
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