天婦羅で個室って初めて。職人さんがぴったりとついて下さり、熱々を頂きます。
前菜たち。天婦羅にカレー粉って今風ですね。
エビの頭を揚げたものでスタート。酒が進む。
エビさん。エビは私が最も好む食材なので小躍りしたくなる。
ちなみに私は、ラスベガスで1日に108匹のエビを食べた記録を持つほどのエビ好き。
ギンナンときぬさや。ほっくり仕上がっており美味しかった。
ハゼ。ダイビングでハゼ関係の魚をたくさん見るので、食べるとなると、なんだかヘンなカンジ。
九州産のナス。この時期だけしか出荷しない特別なものだそう。
アワビ。うひょひょ、贅沢ですなあ。下味はついており、何もつけずに頂きます。
シイタケにエビのすり身を詰めたもの。旨みの塊。美味しい。
イカの大葉に
アスパラ。アスパラは瑞々しくて大地を感じる味ですごく好き。
巨大アナゴの一本揚げに
骨せんべい。
〆は、かき揚げとごはん、天丼、天茶、天ばら(塩天丼)、天うどん、のいずれかから選択。天丼か天ばらか天うどんかで5分ぐらい悩みました。天ばらはスペシャリテらしいのだけれども、天丼のタレも捨てがたいし、キンキンに冷やしたうどんも良いし。。。で、結局天丼。とっても美味しかったので大満足です。
〆にシャーベット。
参加者はグルメな方々ばかりだったので、自然とレストラン談義。当ブログの「高級レストラン"また行きたい"偏差値」にまで話題は及び、盛り上がりました。
ご指摘頂いた点は「ほそ川の評価は不当に低い。蕎麦だけでなく、天婦羅も試すこと」。また、「レストラン吾妻の評価が高過ぎる。あなたは濃い味好きだからですよ。脂に対する考えがあなたと私の間で根本的に乖離がある」とのご意見もあり、好みって色々あって面白いなあと感じました。
最も興味深かったのは、イケてないお店の評価は一致している点。例えばコンラッドのチャイナブルー。それでもチャイナブルーは毎年ミシュラン一ツ星を堅持しているし、それなりに席も埋まっているので、これもまた、好みなのでしょう。
楽しいな。これだからレストラン巡りと議論はやめられない。
関連記事
天ぷらって本当に難しい調理ですよね。液体に具材を放り込んで水分を抜いていくという矛盾。料理の中で、最も技量が要求される料理だと思います。
- みかわ是山居/門前仲町 ←アナゴの揚げは神業。感動的ですらある。
- 天冨良よこ田/麻布十番 ←大将しゃべりすぎ(笑)。味は確か。リーズナブル。
- 天ぷら畑中/麻布十番 ←味は大したことないけど量はたっぷり。
- 天ぷらまき/鳥栖 ←1,000円で腹いっぱい。こういう天ぷらもアリ。
- 魚新/日本橋 ←個室を借り切って天ぷら宴会。
- 楽亭/赤坂 ←我が心の天ぷらランキング1位。惜しくも他界。
てんぷら近藤の主人の技術を惜しみなく大公開。天ぷらは職人芸ではなくサイエンスだと唸ってしまうほど、理論的に記述された名著です。スペシャリテのさつまいもの天ぷらの揚げ方までしっかりと記述されています。季節ごとのタネも整理されており、家庭でも役立つでしょう。