香桃/西梅田

食品偽装問題において、バナメイエビを芝エビと「誤表記」したお店。「食品偽装問題についてザ・リッツ・カールトン大阪に直接聴いてみたでござる vol.1」において、色々とやりとりをした後、初めてお邪魔します。
前菜は12時からクラゲ、トマトのシロップ漬け、レンコンの中華風酢漬け、チャーシュー、マナガツオ。クラゲは凡庸、トマトは意図が不明、レンコンはどこが中華風?チャーシューはまあまあ、マナガツオは味が染み込んでいて悪くない。
カニや何やらのスープ。上品というかなんというか、薄味なんですよね。味も薄いし味付けも薄い。
ダイコン餅にシューマイ、肉まん。ダイコン餅は味が薄い、シューマイは普通、肉まんは中に入ってる肉に臭みがあり、かつ、固かったのでアウト。551のほうが上。
お茶は三品。最初はよくわからんうっすーいモノでお湯を飲んでるかのよう。続いてウーロン茶は香り高くて高級感あり。デザートと一緒に出た紅茶も、上品かつ中華のエスプリも効いていて美味しかった。
ホタテとイカ。美味しいけれど、うーん、工夫が無い。ミシュラン一ツ星の皿とは言えません。
メインの鶏肉の黒ナントカソースは美味。ギョっとするほど脂身が多いのですが、極限まで柔らかく調理された赤身と一心同体となり、はっきりとしたソースが色っぽく絡まりあい、絶妙な後味をひく。素晴らしい。
チャーハンは消化試合のような味。可もなく不可もなく。中に入っているエビは名物のバナメイエビ!?

写真を撮り忘れましたが、デザートの杏仁豆腐はさすがの高級中華、安心できる味わいでした。ただ、若干舌触りが固く感じたので、もっと緩めにすべきとも感じました。

前回お邪魔した際と、それほど感想は変わりません。月並みの広東料理。ただ、割と空いているし、雰囲気も若干カジュアル気味なので、使い勝手は良いです。ホテルにとって、必要なコンテンツであることは確か。シェフにもう少し自由度を持たせれば化けると思うのですが、ホテルですし、そういうわけにもいかないんでしょうね。


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