結局、メールでの説明からちょうど1週間後、すなわち最初の問い合わせから10日後に着信アリ。説明およびQAは以下の通り。
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【説明】
・来店履歴を確認したところ、○○様は誤表記食品を口にしている可能性が高い
・誤表記食材でご迷惑をおかけしたお客様には一律で500円を返金させて頂く
【Q&A】
Q:リッツに滞在する客層は、多少価格が変動したところで、意に介さないのではないか?こんなことで信頼を落とすのはもったいない。
A:今回の誤表記は原価低減を目的としたものではない。我々の不勉強、プロとして食材を評価する力量が不足していたことが原因。
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ご、ごひゃくえん。。。
いや別に金返せなんて一言も言ってないし、その上ごひゃくえん。。。これは良くないでしょう。返金なんてしないで謝るだけでいいのに。この返金額は怒ってない人まで怒らせてしまう破壊力がありますね。もちろん芝海老とバナメイエビの価格差は数匹で500円も無いでしょうから、直接材料費という観点ではリッツは責任をきっちり果たしていると言えば果しているのですが。うーん、響きが良くないですね、ごひゃくえんっていう。5,000ウォンとか100,000ドンならもうちょっと受け止め方が違ったかもしれません。
しかし3~4年前のレストラン利用履歴まできっちり追跡できたのは素晴らしいと思います。調査リードタイム10日はやや長いように感じられますが、今回の偽装問題でリッツは矢面に立たされており、同様の問い合わせが殺到していることを加味すると仕方ないかもしれません。
また、電話でご説明下さった方も非常に誠実で、『500円はないよな…でも会社が決めたことなんですよ…』という微妙な雰囲気が伝わってきて何ともいえない味のある会話となりました。
電話を切る間際、「○○様には当館およびレストランを度々ご利用頂いているのに、ご迷惑おかけして本当に申し訳ありません!是非改めてもう一度、ご利用頂ければと思います!予約の際にはどうか私を呼び出して頂ければと思います!」と、人間味溢れるお言葉。大丈夫大丈夫そのうち必ず行きますとも。
今回の騒動を通じて色々考えたのですが、私なりの結論は「日本のメディアはダサい」です。何のエビ使ってようが美味しいならいいじゃねーか毒が入ってるわけじゃないんだし。てゆーかおめーら実際にこういうところでメシ食ったことあんのかよ。指摘するポイントが全然本質的じゃない。記者会見で日系のメディアが「どう責任とるおつもりですくゎ!?」と色めき立っているのを、海外のメディアは冷ややかに捉えている、と、アメリカの通信社に勤めている友人も言っていました。
私がレストランに行く理由は、そのレストランでシェフの料理を楽しみたいからです。特定の食材をピンポイントで狙いに行くなんてことは絶対に無い。というかそれをしたいならデパ地下でお買い物したほうがよっぽど割安ですもの。
結果的に偽装に加担してしまったレストラン関係者の方々、起こってしまったことはしゃあない。これからは気をつけましょう。むしろゲストの味覚なんていいかげんで、食材の違いなんかわかりっこないことが証明されたのだから、調理が食材を超えたことに自信をもって欲しいと思います。
今回の騒動を逆手に取って、美味しく割安なバナメイエビを提供してくれるお店が増えればいいな。
結局、振込み金額は1,300円でした。なぜ。
そして3週間後、ホームページの目立つ位置にきちんと説明書きが載りましたとさ。
偽装後、早速お邪魔した際の記事はこちら。
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従業員の面接を、宿泊客と同様にもてなすリッツ・カールトン。ドアマンとピアノの生演奏が志願者を迎えるとか冗談みたい。そりゃあ凄いサービス集団が生まれるわけです。