石ノ森章太郎の漫画、「HOTEL」の東堂マネージャーのモデル。慶應法→ロンドン大経済修士→帝国ホテル→コーネル大学ホテル経営学部→米ヒルトン→数々のホテルグループのすごい役職を歴任という、スーパーエリートホテルマン。
バブルの象徴であり豪快に破綻した会員制超高級ホテル、エイペックス洞爺をザ・ウィンザーホテルとして再生させ、洞爺湖サミットの会場へと導いたホンモノ中のホンモノ。ほんとすごい。ミシェルブラスに目をつけてマジで引っ張ってくるとか、常軌を逸してる。
ちなみに彼は現在独立して、独立系ホテル運営受託会社(ハコは持たずに運営を請け負う業者)を経営しています。ここウィンザーホテルはセコムが所有しており、その運営は窪山哲雄の会社が行っているのですね。セコムは665億円かかって建設されたこのホテルを、たった60億円で買い叩くという、経済の波に乗るのが非常にうまい会社だと思いました。
朝便だったので、食事は軽めでした。おやつの時間帯の軽食では不満タラタラなのですが、今回のような朝食バージョンはスープがいつも美味しいので割と好き。
千歳着。とりあえずキャラメルソフトクリームを食べたけれど、ハーゲンダッツ以下のくせに520円とか許せない。リムジンバスでホテルへ向かう。空港から2時間30分もかかるので、スリッパもらえました。
途中のサービスエリアで厚切りベーコンが美味しそうだったので思わず買い食い。
ホテル着。とにかく遠い。
よくもまあこんな僻地にホテルをおっ立てやがったな。バブルの時期は歯止めがなく思い切りが素晴らしい。やっぱり少しぐらい世の中狂っていた方が、芸術は生まれやすいのでしょう。
まずは恒例のトイレから。シンプルで清潔。
アメニティはブルガリ。
タオル類はモフモフしてて気持ちよかったです。
クローゼットはやや狭い。
そして部屋自体もやや狭く、どシンプル。もうちょっと今風でも良いと思うのですが。
ちなみに当ホテルは400室あるのですが、サービスレベルを保つために300室までしか予約は受け付けないとのこと。なかなかできないですよねこういうこと。食べ放題で腹八分目に留めるような余裕ある経営方針です。
「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」シリーズ目次
- ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン(野菜)/洞爺湖
- アウトオブアフリカ/洞爺湖
- あらし山吉兆/洞爺湖
- ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ/洞爺湖 vol.3
- ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ/洞爺湖 vol.2
- ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ/洞爺湖 vol.1
- ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン/洞爺湖
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- 横浜クラフトビアめぐり ←翌日はこってりとした二日酔い
- ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ/洞爺湖 vol.1 ←伝説のホテルマン、窪山哲雄。