それにしても最近「俺の~」シリーズの勢い、すごいですね。会社名も「俺の株式会社」にしちゃってなんともわかり易い。出資している銀座おかもとは、客単価30,000円でミシュラン二ツ星を取得。うーん、ちゃんとした会社が狙っていけば、意外と簡単に星なんてとれちゃうものなのかもしれません。
お通しは全然美味しくないでーす。
焼鳥はどれも1本59円と近所のスーパーぐらい安いですが、味も近所のスーパーぐらいです。
ぼんぢりは近所のスーパーでは売っていないのでまあ許す。
お刺身3点盛880円がどこが3点盛やねん。味も良い意味で普通の居酒屋レベルに美味しい。けど、これたぶん居酒屋で食べたら4,000円ぐらいしますよね。なんでこんなに安い価格設定が可能なんでしょう、参りました、私の負けです。
あわびステーキ肝ソース添え。アワビ自体は硬くて硬くて味も薄いですが1,480円なので文句なし。肝ソースはフレンチのクラシックなソースぽく仕上がっていて良いと思います。
伊勢エビまるごとソテー。想像と全然違う調理でしたが良い意味で裏切ってくれました。かなり大きめな伊勢エビをまるごと調理し、表面にウニをぶちまけた一皿。1,480円でこれはすごい。
やきとり屋なのに焼鳥が全然美味しくない。なのにヘンにサイドメニューが充実していて、そのどれもが満足度が高い。不思議なお店です。
これまでフレンチやイタリアン、割烹と名乗るのに立ち食いなことですごく抵抗がありましたが、焼鳥屋と言ってくれるので、とても穏やかな気持ちで食事を楽しむことができました。おすすめです。
そうですね、最初から「俺のブラッスリー」「俺のオステリア」「俺の居酒屋」みたいに接してくれたらもう少し見方も違ったかもしれませんね。ボタンの掛け違い。今まで悪口言ってごめんなさい。
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和食は料理ジャンルとして突出して高いです。「飲んで食べて1万円ぐらいでオススメの和食ない?」みたいなことを聞かれると、1万円で良い和食なんてありませんよ、と答えるようにしているのですが、「お前は感覚がズレている」となぜか非難されるのが心外。ほんとだから。そんな中でもバランス良く感じたお店は下記の通りです。
- くろぎ/湯島 ←吉野川の天然鰻に悶絶。ただちょっと割高かも。
- 温味/すすきの ←旨い!多い!安い!完全無欠の三ツ星和食店。
- 龍吟/六本木 ←モダンスパニッシュとさえ感じる前衛的な和食。外人にオススメ。
- えさき/青山 ←こちらも創作気味。ミシュラン三ツ星和食にしては圧倒的な安さ。
- 季節料理なかしま/白島(広島) ←同じくミシュラン三ツ星和食にしては圧倒的な安さ。
- 歓盃 人形町田酔はなれ/人形町 ←飲んで食べて1.5万円。このあたりが分水嶺。
- 日本料理TAKEMOTO/代官山 ←2万円を切ってくる。私にはこれぐらいがちょうど良いです。