百名伽藍/南城 vol.1

沖縄のリゾートホテルは中部~北部に集中しているのですが、2012年、ようやく南部にイケてるリゾートが誕生しました。百名伽藍。なんだか迫力のある名前ですね。単なるリゾートホテルではなく、沖縄文化というか、沖縄沖縄を前面に出したホテル。1泊10万円~と相当強気。そうやって煽られると泊まりたくなる。ちなみに運営会社はJCCという、国内で50店舗以上レストランを運営する会社。
毎度おなじみ、よしたけのばらちらし弁当、と思いきや刺身ではなくあなごめしになっていた。ばらちらしのほうが良かったなあ。
空港からタクシーで40分。近い!沖縄にある好きなホテルはどこも1~2時間かかるからこの近さはものすごく嬉しい。ちなみによく「レンタカー借りないの?」と聞かれるのですが、借りません。だって飛行機で飲めなくなるじゃないですか。レンタカー借りる手続きとかガソリン入れて返す手続きとかめんどくさいし。基本的にホテルにひきこもるスタイルではレンタカーは不要と考えています。
チェックイン!
まずはトイレ。ピカピカである。
パジャマと館内着が備え付けられていて、この館内着かカンフーのスペシャリストみたいな容貌になれるし肌触りも心地よいのでお気に入りだったのですが、ショップでの価格が3万円を超えていたのでいくらなんでも酷いと思います。
ミニバーはリッツのそれに比べたらやや貧弱。
リビング。開放的で気持ちよい。
テレビが全力で隠されている。あるインテリアデザイナーが「デジタル機器は存在感がありすぎる」と嘆いていたのを思い出しました。
部屋自体はそんなに広くないです。
お風呂も全力で丸見え。

アメニティはエラバシェ。ものすごく高いブランドなのに、この高級感の無さ!誰か注意してやってくれ!
館内は琉球石灰岩で統一されていて哲学的。
最上階はヴィラがいくつかあって、
貸切の露天風呂になっています。この和室で昼寝していいよ感がたまりませんね。
干潮だったので海があんましキレイじゃないす。
ギャラリーが併設されてあって、琉球王朝のエラい人たちがたくさんいました。

畳敷きの大広間があって嬉しくって軽く鬼ごっこしたのですが、「禅の間(Meditation Room)」と書いてありましたごめんなさい。
中庭にはガジュマルの木が。凝ってるなあ。

図書室もあったのですが、蔵書にあまりコンセプトがなくブックオフで急いで買ってきたようで感心できません。
部屋の雰囲気もとってつけたようですし。
ビーチに降り立って見上げる。高台にあるため、まるで要塞のようである。

ボールルーム。中央の掛け軸(?)は有名な書道家が書いたものらしいです。
というわけで、ハード面だけで考えるとリッツブセナの方が上に感じました。ただ、素晴らしいのは客層の良さ。リッツに居る子供たちは育ちが良い坊ちゃんが多いのでまだ我慢できるのですが、ブセナなどはおばあちゃんにお金出してもらって来ているバカ家族がたまにいて雰囲気がぶち壊される確率が極めて高い。その点、百名伽藍は客室数がもともと少なく、宿泊代金もそれなりにするためイケてるゲストばっかしです。静寂。気品。良いホテルはゲストも協力しないと作り上げることができない。

http://tabelog.com/okinawa/A4704/A470403/47010972/



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この年は1年で10回沖縄を訪れました。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。