カウンター席からの眺望。この後、日が暮れ真っ暗になって、ガラスに店内が反射し、自分と向かい合って食べることになるのである。
そば茶でスタート。し意味不明。京都の和食では最初に意味不明な液体を出すのが流行っているのでしょうか?いやもちろん口腔内を整えるとか色々あるのでしょうが、全然ピンとこない。
食前酒に大吟醸。サトイモの何か。印象なし。
初カツオのツミレ。これも全然ダメ。ネギはうまかった。
スズキを焼いたやつ。このあたりから本気出してきて良くなってきました。味付けがどうのこうのじゃなくて、スズキ自体がすごく美味しかった。トマトも爽やかに甘く印象的。
名前忘れました。トコロテンのオバケみたいなモノなのですが、歯ごたえが適度にあって楽しい一品。涼しげな味付けでいくらでも食べたくなる。肉でも魚でもないのにこんなに美味しく感じるモノを作れるのはすごいなあ。
牛肉の煮付け?結構どぎつい味付けで京都とか和食のイメージとはかけ離れますが、かなりどっしりまいうーです。ポーションも十分。脂が胃に染み渡る。
お食事はスペシャリテの鯛の黒寿司。これは文句なしですね。鯛の質も非常に良く、コリコリとした歯ごたえがたまりませんでした。
茶菓は貧弱。牛皮にずんだ。観光地のお土産じゃないんだから、もうちょっと頑張りましょう。
今回は初見だったので一番安いコースにしましたが、かなり満足のいくものでした。駅直結と立地も抜群。出張時の空き時間等で京都を一気に満喫したい場合にオススメのお店。いずれ高台寺や室町の料亭料亭した和久傳にもお邪魔したくなりました。
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