石垣島というと、ものすごく僻地で田舎を想像してしまいますが、実際はそこそこ都会。
離島ターミナルすぐそばの鮮魚店。
軒先のテーブルで生ビールと魚介の天ぷらと刺身を楽しめます。特に美味しくはありませんが、各500円という納得感のある価格設定に満足。
10年前に泊まった1泊1500円ぐらいの安宿が閉鎖されていました。ああ我が青春の1ページが。
図書館。この図書館は本土のそれと一味違う。沖縄の郷土史や近隣国の歴史コーナー、日米関係史や戦争関連の資料が膨大。ダイビング関連の書籍が充実していたり、沖縄に関連するマンガ(Dr.コトーとか)もたくさん置いてあったりと、旅行者が来てもとても楽しめます。本の陳列方法も本屋的(例えば直木賞受賞作コーナーなど)で、直感的に接しやすい図書館です。
石垣と言えば石垣牛。ここ数年で突然ブレイクしました。まずは牧場直営の焼肉屋。
「神戸牛」や「松阪牛」「前沢牛」っていうのは単なるブランド名で、ぜーんぶ「黒毛和種」という品種の牛らしいです。品種は同じ、育て方が違うだけ。しかし面白いことに、各生産地で繁殖(?)しているわけではなく、仔牛をある地域から買ってきて、各生産地で育てているらしいです。で、その仔牛を輸出している地域ってのがここ石垣(八重山地方)なんですね。
どうしてわざわざこんな僻地から仔牛を買うのか?それは肉の味は幼少時におおよそ決まるので、年中温暖でストレス無く過ごすことができ、牧草も生えまくり食べ放題、超健康優良児が育ちやすい石垣が最適だから、らしいです。なんか文章ヘンですが端的に言うと石垣っ子は将来有望だからです。
「それならわざわざ輸出せず、石垣で最後まで育ててやればいいじゃないか」。おっしゃる通り。そのご指摘を具現化したものが「石垣牛」なのです。昔は輸出することで手一杯だったけど、最近生産に余裕が出てきたからそのまま最後まで育てるようになり、ブランド牛として売り出し始めることができるようになったんですって。
ちなみにこれまでの説明は人からの又聞きの又聞きの又聞きなのでどこまで本当かはわかりません。でもたぶん大体あってると思う。
石垣の地ビール。よくある味。
アグー豚。さんざん煽っといていきなり豚でごめんなさい。でもこれが一番美味しかった。
カルビとロース。色が悪い…。店側は熟成させているからと言い張っていたけど、全然美味しくないし。
ホルモン3種盛。美味しくない。
石垣牛ハンバーグ。これは美味しい。とてもジューシー。しかしびっくりドンキーと大差無いような気もしないでもない。ということで、生産地で食べるものが一番美味しいということはなく、やはり一番は東京に集まってくるんだなあとヘンに納得してしまいました。
ハウツリージェラートというジェラート屋。沖縄初のコールドストーン的大理石アイスのお店。
見た目は素敵。味は普通。高かった。
気を取り直して再び石垣牛のお店。八重山地方で最も有名かつ予約困難なお店です。ただ、きたうち牧場直営の焼肉屋とやらに光るものは何も無かったので、特に期待することもなく入店。
焼きシャブ。上質なロースを薄くスライスして軽く火にで炙り、ポン酢で食す。うっぅっ、うまい!
ニコタン。タンの煮込み?ゴロゴロととんでもなく巨大なタンの角切りで口腔内がタンまみれになれる。地味に一番美味しかったかもしれません。
タン。普通に美味しい。
カルビとハラミ。まあまあ。
たらふく飲んで食べてひとり5,000円。これだけ上質なお肉をおなかいっぱい食べてこの値段なのは奇跡。最も質が良い肉は東京にドナドナされますが、そこそこの質の肉であれば格安で食べることができる、そんなお店でした。おすすめです。
そういえば石垣島トライアスロンの日が近かったので、立派なチャリに乗っている人をよく見かけました。外人も多い。私はスイムとバイクは好きなのですが、ランが苦手(というか走ってるうちに飽きてくる)なので中々トライアスロンにチャレンジできずにいます。
辺銀食堂。食べるラー油の火付け役。
味は別に普通。なんだかこういうコメント多いですね。ボキャブラリーが貧弱で申し訳ない。
例のラー油とニンニク油を入れ放題なのですが、たくさん入れれば美味しくなるというものでもないので、ほんの少ししか活用できませんでした。
お土産用のラー油はここで食事をした者のみが1本だけ購入することができます。
しかし中に入っていた説明書的なものには「1~28本、地方発送承ります」の文字が。