コースはいくつかありましたが、時季ですし、ジビエ中心のコースを。
アミューズはフォアグラやら何やらのエキスがたっぷり入ったコロッケ的なもの。想像以上に内部が液状で、ジュワーって美味しい。こういうの、インパクトがあって良いですね。
キジのサラダ。あれ?キジってこんなにあっさりだっけ?美味しいけれど、もっと動物臭い肉を求めていただけにちょっとガッカリ。
魚の名前は忘れちゃいました。クエみたいにむっちりした食感。ガロニ(付け合せ)のレンコンのパリパリ感が良かった。
連れはシャラン鴨。これぞフランス料理というな王道の調理(に見えました)!
私はシカのロース!うおおおおお、やっぱうめえええ!牛なんかと比べ物にならないぐらいに肉の味が濃い!独特の香り!最高じゃー。ジビエは当たり外れがすごくて、外れるのが嫌で結局和牛ロースに逃げたりすることが多いのですが、最近はジビエで当たることが多い!幸せなり。
お口直しにリンゴの何か。ほっとする美味しさ。
ケーキはワゴンサービスで好きなだけ方式。お決まりの「全部下さい」攻撃。なのですが、思ったよりもうすーくスライスされてしまいました。
えーおれもっと食べれるのになんでこんなにうすーくスライスするかね、とひとりでブツブツ文句を言っていると「人間の食べる量は大体決まってるんやからあたりまえ」と、連れに一蹴されました。
ミニャルディーズまできっちり美味しい。
満足です。全ての皿が及第点を超えている。これって意外と難しいことなんですよね。ただ、どの料理もバカ正直というか、料理学校で習うようなクラシックな料理ばかりで、前衛的なところが何も無いのが少し気になります。この美味しさを維持したまま、突き抜ける何かを手にしたとき、当店は三ツ星クラスへと登りつめるのでしょう。
いずれにせよすごく美味しかったですごちそうさま。
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関西も食のレベルは高い。しかも東京に比べて1~2割物価が安く、予約も取りやすいので良いこと尽くめです。印象的だった有名店をまとめました。
- ハジメ/肥後橋 ←半額だったとしてもまだ納得いかない
- フジヤ1935/堺筋本町 ←これが苦痛で仕方が無かった
- ルポンドシエル/北浜 ←そのきっかけを与えてくれたお店となりました。おすすめです
- ラベ/西梅田 ←大好き、クラシックなフレンチ
- ユニッソンデクール/なにわ橋 ←現在は試行錯誤中
- カランドリエ/本町 ←この美味しさを維持したまま、突き抜ける何かを手にしたとき
- ピエール/大阪 ←笑っちゃうほど酷いオペレーション
- ラ・フェット ひらまつ 大阪/中之島 ←信頼できるお店です。大事な日に是非どうぞ
- リストランテ ル・ミディ ひらまつ/西梅田 ←ブラックスワン的な皿は無いものの、全てが及第点を超えている
- 弧柳/北新地 ←悪運に正当な客が付き合わないといけない仕組み
- 浪花割烹 き川("き"は七がみっつ)/なんば ←悪くは無いけど、良くも無い
- 香桃/西梅田 ←ホテルにとって必要なコンテンツであることは確か
- 六覺燈/なんば ←客に対して、ここまであっけらかんと言い切れるのはすごい