俺のフレンチGINZA/銀座

超超超話題店。これは行かねばなりません。2階のテーブル席は予約が大変らしいですが、1階の立ち飲み席なら、平日早い時間に行けばあっさり入れます。
シャンパーニュで乾杯!確か600円ぐらい。安い!!ただ、グラスの形がヘンテコで、なみなみ注いでくれたけど、実質的な量は少ないと思う。
お通しのパン。普通。
白レバーのパテ。すごく美味しいし、量もたっぷり!本日一番のお皿です。
うさぎのテリーヌ。とても淡白でチキンみたいな味わいでした。
ウニとトマトのムース。とにかく安い。味は普通。どうしても北島亭のアレと比べてしまう。
エスカルゴのパイ包み焼き。
こってりしてて美味しかった。クリームとパイの味が強く、エスカルゴは食感を楽しむお皿です。
甘エビとクスクス。これは全然美味しくない。回転寿司の甘エビレベル。ワサビ醤油で食べたかったです。
アナゴのテリーヌ。これも全然だめ。この店は値段が安くて量もそこそこあるんですが、食材そのものに味がしないことが多い。ブラインドで食べたらアナゴなのか何なのかさっぱりわからないと思います。
ラム。骨と脂身ばっかで食べるところが全然ありませんでした。金返せ。
フォアグラに黒トリュフソース。味付けがしっかりしてて結構美味しいです。
デセールはクレームブリュレ。量がたっぷりあって、スプーンでガブガブ食べる感じ。バニラの風味が効いて良かったです。

全般的に、覚悟していたよりも美味しかったです。ファミレス以上ビストロ以下。値段相応と言えば値段相応。居酒屋で言えば土間土間みたいなポジションでしょうか。

許せないのがスペシャリテとして推しているオマールとロッシーニが18:30の時点で売り切れてたこと。不動産屋のありもしない目玉物件的な香り。見事に釣られてしまった感があります。

店側は「安いんだからしょうがないだろ」、客側も「安いんだからしょうがないか」と馴れ合ってるから、伸びしろはないですね。今がピーク。

大体、「ひらまつの能勢」とか「ロブションの飯田」とか言われても誰ですかってカンジ。岸田・米田・成澤ぐらいじゃないと「スターシェフ」って名乗っちゃいかんと思う日本においては。

「スペシャリテ」の定義もヘン。ロッシーニ風とかオマールのローストなんて数百年前からある料理だし、ウニとトマトのムースもどこにでもある。そもそもスペシャリテが売り切れで出せませんなんて料理人としての矜持を感じないし、哲学もどこにもない。

QBハウスのフレンチ版と思ってください。安いからまた行くことはあると思うけれど。


このエントリーをはてなブックマークに追加 食べログ グルメブログランキング

関連記事
「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。

俺のフレンチ 銀座本店
関連ランキング:ビストロ | 新橋駅内幸町駅銀座駅