アミューズにツブ貝。「下の海草は飾りなので食べれません(キリ」と言いきるところが何だか可笑しい。
メロンのスープ。げげげげー、と思ったアナタ!これがめっちゃめちゃうまいんだって。爽やかに甘い。クセのない上質なキュウリみたい。
ウニのコンソメゼリー。どう考えてもうまいっすよねコレは。しかも量がとんでもなく多い。寿司屋の5カン分ぐらいのウニ。周りのカリフラワーのムースもとてもよく調和しています。
フォアグラのポワレ。これはヘンに脂っぽくてあまり好きじゃありません。
シャケ。半生というかなんというか、絶妙な火入れです。すごく美味しいし、ポーションもしっかり。
メインは和牛のロースト。
興奮しますよねこういう断面。うまい。たまらん。焼肉屋でガッツリ食べる時よりも、「肉食った感」で満たされます。
切っただけのスイカ。うーん、面倒だったのか、この形が一番という結論に達した結果なのか…。
デザートは10種類ぐらいからひとつをチョイス。ブランマンジェにしました。これも牛乳プリンぐらいの量があって、ヴァニラの風味がしっかり効いていて、シンプルながら圧倒的な美味しさです。
ミニャルディーズもたっぷりと。食べ切れなかったらお持ち帰り可とのことですが、その場で食べ切ってしまう。
私は大食いでわかりやすい味を好むため、このお店は黄金センターです。ただ、連れは「何あのシャケに載ったブロッコリー。センスなさすぎ」と憤慨してたので、そこは人それぞれでしょう。
そう、色々とダサいんですよね。内装も接客も料理も何もかもがダサい。ミシュランが星をつけなかったのもなんとなく納得できます。ただ、どの皿も印象的で、どれも美味しい。おなか一杯になることができる。こういうお店ってなかなかないですよ。おっさん同士で来るのがいいのかなあ。また来ます。
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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
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- アピシウス ←東京最高峰のレストラン
- ナリサワ ← 何度訪れても完璧
- SUGALABO ←料理だけなら一番好きかも
- エクアトゥール ←天才によって創られる唯一無二の料理
- フロリレージュ ← 間違いなく世界を狙える
- キャーヴ・ドゥ・ギャマン・エ・ハナレ ←世界を狙える日仏料理
- アラジン ←あの日あの時あの場所で何を食べたかの記憶がハッキリと残る料理
- 北島亭 ←私は大食いでわかりやすい味を好むため当店は黄金センター
- ALLIE ←ワインという食事の知的部分を担うソムリエの重要性を再認識させてくれるお店。
- アルシミスト ←こんなに魅力的なプレゼンテーションのブーダンノワールを食べたことがない
- メイ ←ブロートウェアが何ひとつ無い
- Parc ←当店ほどまでに重みのある二ツ星は東京ではなかなか見当たらない
- ラ・ファソン古賀 ← 強烈な個性をテーマに据えるドクトリン
北島亭