フジヤ1935/堺筋本町

ミシュラン3ツ星!!ようやく予約とれました!抜群に評判の良いスペイン料理店は少ないので期待大。
トリュフ。丸々トリュフというわけではなく、チョコのトリュフがトリュフ風味(ややこしい)のような味わいです。全然美味しくないぞ。
クリのビスケットに至ってはビスコ以下。意図がわかりませんでした。
気泡がたくさん入ったトリュフパン。美味しくないを通り越して不味いです。どうして最初からなぜこんなに小麦粉で攻めてくるのか。
牡蠣にタピオカ。うーん、グロテスク。生きたままの牡蠣をオーブンに入れてややこしい調理を施しており、自称「絶妙な火加減」らしいですが、私としてはぬるいだけに感じました。キリっと冷やすかジュウジュウ焼くかにすればいいのに。
白子。盛り付けが引き続きグロい上、美味しくありません。
パンは一般的なものです。
マナガツオも別に普通。ソースに味がしない。 シャケ弁のシャケのほうが美味しい。
マッシュルームのパスタ。どうしてこんな鰹節みたいにするかなあ。良いと思ってやってることが、私にとっては全て裏目に出ています。
メインはクッパ城から直送、血の池地獄です。
デザートはなんとか美味しかった。
どの皿も一貫して不気味でした。これらは果たしてスペイン料理だったのでしょうか。独創的で独自性があるものの、そのいずれもが全くもって美味しくなかった。

ポールボキューズは言いました。「美味しいもの、それが、料理」。彼の定義に当てはめると、当店の食事は料理ではない。面白さ先行で色々と工夫をする前に、まずは「美味しい」を目指して欲しいです。

シェフが挨拶に来て、割と長くベラベラ話しかけてきたのですが、これが苦痛で仕方が無かった。全く満足してないのに「美味しかったです」とか言って嘘つきは泥棒の始まりだし閻魔様にタン抜かれるし。でもまさか正面から「美味しくない。陶芸家なら自分で割るレベル。奇をてらわず、まずは美味しいものを目指して下さい」とは言えないし。

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これは名著!なぜスペイン料理が料理界を席巻したのかが手に取るようにわかります。日本が観光立国となる手がかりも随所に散りばめられており、高城剛って懐が深いなとシミジミ。

Fujiya 1935