元町エピセ/元町

ご近所には中華街が広がるのですが、ここのお店はヌーベルシノワ(新感覚中華料理)。四川料理をベースにフレンチの要素を取り入れているとのこと。赤いインテリアとか、竜とか、"の"のお化けみたいな柄の丼とかは一切ありません。かといって気取った店でもなく、服装もカジュアルでOK。
前菜盛り合わせ。チャーシューがサクっパリっと新食感。
上海蟹とフカヒレのスープ。こいつはメッタメタうまかった。なんて豪華な組み合わせ。カニミソ、こってり、味濃い目。フカヒレちゅるるん。どろどろ系のつけ麺好きな人とか超タイプでしょう。
エビとタケノコ。泡のふわふわは柚子の何か。調理法が完全フレンチですが、味は山椒がピリリと四川風。それにしても新鮮なタケノコ。サックサクかつ瑞々しい。
ハラミのマツタケパウダーがけ。これは意味不明。全然美味しくない。頑張りすぎないで、牛フィレで良いのに。やっぱりハラミは焼肉屋で食べるに限る。
花巻も焼かなくてよろしい。
伊勢海老とホタテの土鍋ごはん。超テンション上がるビジュアル。伊勢海老の味噌が濃厚で、ごはんもののクセにごはんが欲しくなる。
おこげ部分はハマグリのスープでお茶漬け。小さな麺は四川風の味つけですが、何故か特盛のアワビ。贅沢で嬉しいんですが、麺とアワビは別々でいいかもしれません。というよりも、このアワビをじっくり調理して前菜に組み込んで欲しい。

デザートも美味しい。

めちゃくちゃ満足できるお店です。中華街近くに立ち寄った際、新しい中華を開拓したい方は是非どうぞ。

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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
1,300円としてはものすごい情報量のムック。中国料理を系統ごとに分類し、たっぷりの写真をベースに詳しく解説。家庭向けのレシピも豊富で、理論と実戦がリーズナブルに得られる良本です。

ドゥ エピセ