昔はタイユヴァン・ロブションというレストランで、タイユヴァン(パリの三ツ星レストラン)がサーヴィスを、ロブション(パリの三ツ星レストラン)が料理を、というコンセプトがうまくいっていたと思うのですが、いつの間にか経営がフォーシーズ(ピザーラの会社)に変わって、店名も"ガストロノミー ジョエル ロブション"になってました。料理業界は難しい。
やたらホールスタッフが多くて、さらに全員黒づくめ。マトリックスの悪い奴らに囲まれた気分で非常に落ち着かない。ワインの色を見るにも、テーブルクロスが黒くてちょっとね。
と、食事が始まるまでは印象最悪でしたが、肝心の料理はうめーうめー、超うめー!
カレーに見立てたアミューズ。こういうの結構好き。
こういうお店で忘れてはいけないのがパン。高級店では、こういう地味な料理(?)の質が際立つ。
クロワッサンなんてもう絶品。今まで世界一ウマいクロワッサンは、ハレクラニのそれだと思っていたのですが、今回をもってロブションが王座につきました。ドライトマトやらケシの実やら、色んな味を用意してあるのもすごく良い。
単においしいだけじゃなくて、春キャベツ、ふきのとう、などなど、季節の食材が嬉しいですね。
サワラのコンフィに、サーヴィスの方がブイヨンをかける。
「最近の料理の最先端はスペインなので、スペイン料理っぽくしてみました」だと。なんて柔軟。
メインはラム。色使いが素晴らしすぎる。こういうセンス自分にも欲しい。
デザートはマンゴーのコンフィに
ルバーブ(アロエみたいなやつ)を甘く煮たもの。どれも美味しい。
ミニャルディーズ(小菓子)もレベルが高く、エスプレッソを2杯も飲んでもうた。最高に幸せな気分でごちそうさま。お土産にパンまで持たせてくれて、翌日の朝食に頂いたのですが、これもまた美味。完璧だ。
季節ごとにお邪魔したいレストランです。超オススメ!
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。余所者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- ガストロノミー ジョエル ロブション/恵比寿 ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい
- ラ ターブル ドゥ ジョエル ロブション/恵比寿 ←超高級ファミレス
- ビストロアム/恵比寿 ←フレンチの出オチ最強選手
- ユーゴ・デノワイエ/恵比寿 ←3,000円切るランチでこのレベルなら大満足
- レストラン間/恵比寿 ←日本で最もカリテプリに優れたお店なんじゃないか
- ビストロエビス/恵比寿 ←うちの娘もああいうふうに育つと良いんだけれど
- 恵比寿くろいわ/恵比寿 ←料理学校の和食クラスの生徒の料理を食べてるみたいな気分
- 博多もつ鍋 蟻月/恵比寿 ←玉石混交。うまく注文しましょう
ガストロノミー ジョエル・ロブション