2008年レストラン備忘録

本稿では、積極的に記事として紹介するほどではないけれども、良くも悪くも印象に残ったお店を備忘録的に記します。1年に一度だけの企画。来年もいっぱい食べよう。

■利久/仙台
とにかく安い。東京の焼肉屋のタンの半額ぐらいでは?結構好きで、仙台に行くと必ず立ち寄ります。でも、仙台の牛タンって殆どが米国産なんですって。

■きすけ/仙台
しかしこちらのお店は全くダメである。割高。

■オザッキョ/新大久保
韓国人の客がすごく多いから、本格派なのでしょう。新大久保は韓国料理屋がありすぎて、色んなお店を冒険するのが怖いから、結局いつもここに来ちゃう。ケジャンとチャンジャがおすすめです。

■フランクリンアベニュー/五反田
都内のプレミアムバーガー系のはしり。文句なしにウマい。行列必至。

■クアアイナ/都内どこでも
こちらはどこにでもあるハンバーガー。マックの3倍高いけれど3倍以上美味しいです。

■かなや/金谷港
久里浜から車ごと乗船して千葉の金谷へ。対岸は意外に近い。横須賀の人は千葉にゴルフ行くために使ったりもするんですって。下船後、なんでもない定食屋で食べたアナゴ天丼が美味。30cm近くあるアナゴが2本乗っかって、たったの1,200円でした。 

■くろば亭/三崎港
三崎と言えばマグロ。マグロと言えばくろば亭。ガミガミとうるさい女将さんの接客は好き嫌いが別れますが、味は確かです。

■たこせん/大阪府下全域
たこせんってご存知ですか?大判のえびせんにソース、マヨネーズをたっぷり塗り、たこ焼きを挟んだ後は、お好みで天かすやら鰹節やら青海苔やらを振り掛け、素手でかぶりつく。大阪の小学生では割とメジャーなおやつです。

■ゴローズダイナー/外苑前
有名ハンバーガーレストラン。が、フランクリンアベニューにはまだまだ及ばず。 

■龍苑/川崎新町
ここはほんとに安くておいしい。ただ、ものすごく不便な場所にあるから車で行く必要があります。お酒をそんなに飲まなければ、どれだけ食べても1人\5,000を超えることはないですよ。

■大豊飯店/伏見
90年代のプロ野球ファンなら誰でも知ってる中日大豊。一本足打法から繰り出されるホームランに魅了されたファンは数知れず。一時はシーズン38本も打ち二冠に輝きましたが晩年は阪神に移って潰されました。そんな大豊が引退後、古巣の名古屋で台湾料理屋をやっているとのこと。ああ、あの憧れの大豊に会える。

うおー!大豊だ!超カラダでけぇ!しかも単なるオーナーじゃなくて、フツーにエプロンしてオーダーとってるし!皿洗ってるし!冴えないリーマンに「早く持ってきて」とか言われてるし!いいのか、ホームラン王にこんなことさせて。ものすごく好感度アップ。

名前だけを貸す傀儡店が多い中、かなり異色な有名人レストランだと思います。ちなみに肝心のお味は、連れの言葉を借りると「ぱっとしない」で、お代はちょっと飲み食いして2人で9,000円。割高です。 

■味仙/矢場町
名古屋名物として「台湾ラーメン」というものがにあるのをご存知ですか?その総本山がここ味仙。自社ビルまで建て景気が良い。味は超激辛ニンニクラーメン。特に美味しくはありません。その他の台湾料理は悪くはないのですが、割高です。 

■いば昇/栄
名古屋のうなぎでは、蓬莱軒と並んで有名なここ「いば昇」。10人ぐらい並んでいたのですが、おひとりさまということで相席に案内され、結果待ち時間ゼロ。しかしながら味はイマイチで2,200円。残念です。

■五城/伏見
味噌煮込みうどんの隠れた名店。山本屋より全然おいしいし、何より安い。空調弱めで汗だくになるのが難点。

■風来坊/栄
手羽先で有名なお店です。味は甘辛系。山ちゃんのようなスパイシー系のほうが私は好みです。

■島正/伏見
こちらも有名なお店。名古屋メシ赤味噌一本勝負。どて焼きもおでんも第一印象としては美味しいのですが、途中からどれも同じ味に感じてしまいます。

■千/伏見
ここのうどんは本当においしい。香川で食べたどのうどんよりもおいしい。ざるやぶっかけがおいしいのは当然として、おすすめはカレーうどん。何十種類のスパイスを使ったマジなカレーを、うどんダシとミルクでのばしてスープに仕立て上げる。「名古屋まで来て讃岐うどん?」という気持ちはあっという間に雲散霧消。 

■世界の山ちゃん/名古屋全域
安くてうまくて最高。スパイシーな味付けがたまりません。

■ざうお/綱島
広い店内に巨大なイケスを配置し、釣った魚は割引で食べることができるという海鮮居酒屋。エンターテインメント系の店に味は期待できないことが多いですが、食べてびっくり、中々のクオリティ。キンメの刺身と中トロが秀逸。お酒も飲んで、お一人様4,000円とリーズナブル。店員はほぼ全員がヤンキーだったのですが、きちんとした接客。活気も良く、どんちゃん騒ぎに最適です。 

■サルバトーレ・クオモ/伏見 
安くておいしいナポリピザ。デリバリーもOK。 

■ピッツェリア・パージナ/矢場町 
ここも安くてうまいイタリアン。プロシュートは肉の塊を持ってきて、目の前でスライスしてくれます。食前酒、前菜×2、ピザ、パスタ、ワインで9000円とリーズナブル。それにしても日本にはうまいピザ屋がたくさんある。イタリア人が来たらびっくりするのではないでしょうか。 

■よね一/伏見
名古屋の鰻。普通のうな丼と思って食べ進めると、中にもう一層の鰻。鰻のミルフィーユに至福のひと時。 

■秋元/小岩
ずいぶん前にテレビでタレントが絶賛してた焼肉屋。確かに美味しいですが、そこまで褒めちぎる程かなあ

■鯛めし楼/伏見
140年の歴史を誇る老舗。接待用途のお店です。自慢の鯛めしはANAのファーストクラス内の食事に採用されているとのこと。想像していた鯛めしと違い、鯛の身がほぐされ桜でんぶのようになっています。ブラインドで食べれば鯛だとは気づかないかもしれません。

■蟹工船/有楽町 
カニ料理専門店。かに道楽よりも味も雰囲気も上。やや割高。カニしゃぶやら、焼きガニやら、カニを食べ尽くしましたが、やっぱりカニは刺身で頂くのが一番好き。 

■越前かにめし/福井の駅弁
カニの出汁や味噌や内臓で炊いた御飯の上に、カニのほぐし身や脚の身を敷き詰めて、それ以外には何もないかにめし。駅弁としてはかなりの高クオリティです。 

■ウルフギャング・パック・アメリカンキッチン/都内全域
本国のウルフギャング・パックと全然違う…。これじゃただのファミレスじゃん。ウルフギャング・パックさんが知ると怒るような気がします。先入観無しでファミレスと思って入れば納得感があるお店でしょう。 

■慶州苑/鹿島田
地元民からの紹介。わずか4卓しか無い焼肉屋。冷凍肉は一切使用しないため、売り切れ続出→20時閉店。人気皿(生ロース、特上塩ハラミ、特上カルビ、特上タン)を食べたい場合は予約時に肉の確保を申し出る必要アリ。駅からも遠いし、中々不便なシステムでもありますが、味は goodでリーズナブル。 

■ロビンソンクルーソーカレーハウス/北品川 
追加料金で辛さを選べるお店。50倍以上を注文すると壁に名前が掲示されます。中には5,000倍と書かれたお名前も…。ネタ系のお店であり、味は普通です。 

■栄華楼/品川 
どこにでもある中華料理屋なんですが、安くて美味しくてボリューム大。ごはんをチャーハンへ無料変更可なのが嬉しいですね。夜は1,500円で飲み放題で、好きなおかずをアラカルトで注文できます。それにしても中華料理屋で働く中国人って恐ろしく機敏ですよね。注文してからの提供スピードが半端ねぇ。

■根室食堂/渋谷
マークシティ脇の立ち飲み屋。北海道各地から毎日直送される鮮度抜群の魚介。軒先に自慢の品々を展示してるのは自信のあらわれでしょう。しかしながら、立ち飲みだと思って色々頼むと結構高くつくのである。

■とり五鐵/名駅 
名古屋コーチン親子丼、1,500円。値段に見合った味わいでした。親子丼なんてどこで食べても親子丼で、あんまりおいしい親子丼を今まで食べたことがなかったので、もしかすると人生で一番おいしい親子丼だったかもしれません。 

■山葵野/伏見
元寿司屋が始めた小料理屋。メニューに値段が無いのがビビります。刺身がキラキラと輝いて美味。シメサバとアナゴの棒寿司も絶妙な味付け。寿司なんてしょせんネタ勝負でしょうと思っているアナタ、考え変わりますよ。



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2008年ラーメン備忘録

「バカみたいに高い店ばっか自慢しやがってスノッブな奴だ気に入らない」とクレームを頂戴することがあります。すごく悲しい。趣味なんだもん許して下さい。

私は素人の割にそこそこ料理ができる。家庭料理であれば大抵のものを作ることができる。しかも自分好みの味付けにできるから、自分が作る料理が最も自分の嗜好に合っている。そのため外食時における判断基準は「自分で食材を仕入れられるか」「自分で作ることができるか」「自分の料理より美味しいか」に拠るところが大きいのです。したがって、いきおい高級店に行く回数が増えてしまう。自分じゃ表現できない、プロの仕入れと調理を味わうために。

同様の観点から、ラーメン屋に行くこともすごく多いんですよ。だって家じゃ絶対に作れない味だもん。というわけで、今回はラーメン特集。

■けいすけ/品川
品達行ってTETSUが混んでいると諦めてけいすけに行くようにしています。新メニュー、「けいじろう」に挑戦。味はけいすけ、盛は二郎。ネタっぽいですが、おいしいです。 

■ポークヌードル内藤/初台
昼と夜で店が変わるラーメン屋。昼はなんでもないつけ麺屋なのですが、夜は二郎リスペクト系。ラーメンの名前も「偽郎(ぎろう)」。味は二郎の平均以上でした。 

■ジャンクガレッジ/大崎
六厘舎→次念序ときてジャンクに挑戦。単なる暴力的なネタラーメンとおもいきやしっかり旨くってびっくり。ただ、1時間近く待つのは辛いなあ。 

■風雲児/新宿
何かのラーメンランキングで上位にあったのでお邪魔したお店。動物魚介ミックス系でおいしかったです。大盛無料。しばらく通いつめて色んなメニュー試したけど、普通のラーメンがいちばん好きです。 

■万豚記/都内全域
チェーン店ですが、ここの黒胡麻坦々麺は非常に安定していていつもおいしい。紅虎の黒胡麻坦々麺は店に拠って全然味が違うので(神楽坂◎、有楽町◎、りんくうタウン△、横浜スカイビル×) 、どこも同じ品質の万豚記は素晴らしいのです。 

■大/蒲田
元蒲田二郎。どういう経緯があったか知りませんが、店名が変わり移転しました。 しかしラーメン自体は変わらず。むしろヤサイの量が増えたような気がします。

■一蘭/都内全域
初めて食べた時は超おいしい!と思ったのですが、最近は何とも思いません。味が落ちたのか、他店のレベルが上がったのか、昔の思い出は美化されるのか。 

■麺屋ZERO ONE/蒲田
昔の蒲田二郎があった近辺に出店した二郎系のラーメン屋。信義則に反するような気がするこういう形の出店は。味は悪く無い。量は二郎に比べると少なめ。

■仁鍛/白楽 
六厘舎系。六厘舎や次念序に比べるとあっさり。そう大騒ぎするほどおいしいとは思わなかったし、大して行列していなかった(土曜13時で15分待ち)ので、メディアの喧伝と実態に乖離があるのかもしれません。 

■康竜/新宿 
一蘭とお店のシステムで係争中。一蘭をスピンアウトした人が立ち上げたお店のようです。

■なんでんかんでん/栄(名古屋)
一時期は環七のなんたらとかで有名でしたが、全然おいしく無かった。。。 

■桜花/神奈川新町
15号線ラーメン激戦区にあるつけ麺屋。巨大な豚バラ肉を炭火でじっくり炙ったここのチャーシューは世界で一番美味しいチャーシューだと思います。デブなあなたは+100円で特盛(420g)を是非! 


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うかい亭/あざみ野

駐車場の車が高級外車ばかりで劣等感に苛まれます。ミシュラン常連うかい亭。全席満員。不景気とかウソですね。
豪華な内装はディズニーシーのアリエルの城のよう。
牛肉のタルタル。生肉党の私にとって、こういうのは文句なしに好き。
鯛のお刺身。これは普通。客は肉を食べに来ているのだから、無理せず肉一本勝負で良いのにな。
スープも凡庸。印象なし。
一通りのコースをお願いしていたのですが、目の前にディスプレイされているホタテがあまりにも巨大でおいしそうだったので、思わず追加注文。
その判断は大正解。頼んで良かったうまかった~。
肉も悪く無いのですが、ホタテがあまりに美味しかったので霞んでしまう。

食後に部屋を変えてのデザートが赴き深い。しかしながらピアニストが恐ろしくヘタクソで聞いていてヒヤヒヤしました。生演奏ならそれで良いと思ったら大間違いだぜ。

豪華絢爛で非日常を味わえるけれど、平たく言えば食材を鉄板で焼いて塩コショウしてるだけの調理なので、味をどうこういう店じゃないかもしれません。そう、コンセプトが違う。料理を味わうんじゃなくて、雰囲気を味わうレストランです。

それにしても日本の鉄板焼は高価だ。ハワイの田中オブ東京のような店もできたらいいのにな。


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