タパスモラキュラーバー/日本橋

マンダリン38階。ミシュラン一ツ星。1日7名限定のディナー。2名の料理人が付き、小皿料理を2時間かけて30品ほど提供してくれます。























液体窒素を使ったり、謎の化学薬品を使って味噌汁を固めたり、肉に炭酸ガスを注入したり、フォアグラと苺を一緒に食べたりと色々頑張ってくれるのですが、食に関して保守的な私は納得できませんでした。

料理人の身のこなしや言葉遣いも洗練されていなくて残念。1皿づつ料理と食べ方を説明してくれるのですが、滑舌が悪くて聞き取り辛いし、いちいち「お味はいかがですか?大丈夫ですか?」訊ねられるのが非常に鬱陶しい。

本音を言えば微妙な料理なのですが、微妙と直裁に述べると傷つくだろうし、何より周りのお客さんの雰囲気を壊すのは嫌だ。しかしながら嘘をついて閻魔様に舌を引っこ抜かれるのはもっと嫌だ。したがって、料理人から感想を訊ねられないよう、なるべく目を合わさないようにする必要があります。なぜ客がこんなに気を使う必要があるのか。

食物を用いた化学ショーを観に行くという意味では良いのかもしれませんが、ホテルに食事を楽しみに行くという意味ではまだまだです。


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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。

タパス モラキュラーバー

上海 vol.4

最後に雰囲気の良さそうな中華料理屋に飛び込み、
カニ豆腐と
カニ炒め、
チャーハンを注文。カニ炒めがとっても美味。ピリ辛の味付けでビールが気持ちよく進みます。

ところで、中国のレストランはサーブする際、ガチャンと乱暴に置くのが普通なのですが、このお店のお姉さんたちはとても丁寧。空いたグラスにビール注いでくれたり、お会計でオマケしてくれたり、帰り際に両手でバイバーイと手を振ってくれたりと、良いお店した。
リニアモーターカーで空港へ。431km/h超はえええ!新幹線とはさすがに一味違います。離陸直前の飛行機にずっと乗ってる感じで結構揺れます。日本で実用化されたとしても、乗車中に読書やPCは難しいでしょうね。

総括。上海は東京と何も変わらない。海外赴任するにはイージーな都市で、入門者に最適だと思いました。

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上海 vol.3


■新天地
ここはまるでヨーロッパ。欧米人ばかりです。レストランも高級横文字系が軒を連ねます。

■上海雑技団
シルクドソレイユにインスパイヤされた今風のサーカスを観に行きました。内容は木下大サーカスとシルクドソレイユの中間であり、ギリギリ洗練されておらずあと一歩。

それにしても客のマナーが最悪。上演中に出たり入ったりペチャクチャお喋りしたり。平気でフラッシュ撮影するのにはさすがに頭にきました。スタッフがどれだけ苦労して照明空間を作り上げている思っているのだ。常に観客にイライラしてので、楽しさ半減なショーでした。


■外灘
〆には夜景で有名な外灘エリアへ。De la Coastという、租界時代の欧米風建物を利用したクラブ&バーにお邪魔しました。夜景の美しさに息を飲む。客は全員が外国人で公用語も英語なので、自分がどこにいるのかわからなくなってきました。それでも飲み物は1杯1,000円と、東京と比べたらお買い得。

翌日は飛行機までの時間つぶしに街をプラプラ。
おお、ようやくイメージ通りの中国がここに。
道端で髪切ってるのはさすがに想定外。

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上海 vol.2


デパートが集まる大きな通りでパレード的な催し物。凄まじい人出であり、しかもその全員が全力でパレードを観ようして笑える。柵の上でいい大人が押し合い圧し合いプチ乱闘状態。
日本の大人は斜に構えてこのようなイベントに参加しない方が多いですが、中国人は老若男女問わず全力です。

それにしても、列に並ばせたら割り込むし、運転させたら車線なんか無視でハナ先を無理に突っ込むし、青信号の横断歩道を歩いている老婆に対して思いっきりクラクションを鳴らすし、非常に自己中心的ですね、この国の人は。「こういうことをすれば、相手はこう思うのではないだろうか」という想像力が完全に欠落しています。ただし皆が皆そのような思考回路なので、それはそれで上手くいっているのが興味深い。しかしながらやはりひとつだけ言わせて欲しい。電車とエレベータは降りる人が先だ。ドアが開いて、降りる人と乗る人が同時に全力でぶつかりあっても誰も目的は達成できない。

■上海環球金融中心(上海ワールド・フィナンシャル・センター)

オープンしたばかりの森ビルへ。地上101階、高さ492mの世界一高いビルです。
下から見上げたら途中から雲で隠れててっぺんが見えない。
てっぺんまで登って外を眺めると、雲で隠れて真っ白。何も見えない。たまに雲が切れると上海のビル郡が眼下に見え足がすくみます。

■豫園
装飾や様式は伝統的(中華ー上海的)なのですが、テナントは現代的で面白い。それにしてもすごい人出。休日のお台場の3倍ぐらいの人がいる。
行列して「南翔饅頭店」へ。小籠包のお店です。1Fはテイクアウトのみ、2Fは豚肉、3Fは蟹や海老入りと、値段によってフロア分けされています。小籠包の薄皮を破り、ちゅっと吸うとカニの味が口内で爆発。
小籠包でのスープで物足りない人は、肉まんサイズに全部カニスープを投入してストローで飲むという直截的な料理も。青島ビールは150円。真昼間からガブガブ飲んで、カニカニ食って、私は幸せです。

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