岩手


仕事の都合で岩手県に来ています。飲酒運転推奨の街。

■白龍
名物「じゃじゃ麺」。ジャージャー麺の麺をうどんに変えただけでした。

■食道園
https://tabelog.com/iwate/A0301/A030101/3000025/
盛岡冷麺発祥の店の冷麺です。850円。牛角のほうが好き。

■ 中尊寺金色堂
想像以上に小さく、おまけに撮影禁止という心の狭さ。がっかりでした。

■猊鼻渓
船頭さんが赴き深い歌をうたってくれ胸を打たれたのですが、「3ヶ月前に転職してきたばかりなんですエヘヘ」と種明かしされ、私の感動を返してくれ。

■厳美渓
うーん、ぐっとくる名所が無い。。。

それにしても寒い。夏だからと安心しきって半袖しか持ってきていなかったのが大間違い。道行く人々は皆長袖で、下手すりゃトレーナーやセーターを着ています。

テレビをつけると「低温注意報」という聞いたことのない注意報が発令されており、みのもんた的な人が視聴者に電話をかけると「寒いからこたつしまってないんですよー。今年は出しっぱなしかな」とか割と普通のテンションで語っていました。

本屋に行くと、お決まりの「車・セックス・ギャンブル」の三大派閥が蔵書を席巻。どうして田舎はこうなんだ。だからそこの中学生、勝手に綴じ込みを破るのはやめたまえ。

県庁所在地であるはずの盛岡の街も想像以上に人が少なく小さなコミュニティ。「あれ?○○さんじゃないですか。どうもどうも」みたいにすれ違う人同士が偶然出会うシチュエーションを3時間で2回見ました。

数ヶ月置いて、真冬にインド人と一緒に行ったのですが、極寒とはこのこと。「はいはい、どーせ寒くて雪が降るんでしょ」のように、天気予報に対して興味が無くなります。キャスターも毎日毎日同じ台詞言わされ、どことなく投げやりなかんじ。 

インド人と最初の2日間だけ夕食を共にしたのですが、日本の一般的な食べ物が体質に合わないとのこと。なんとかインド料理屋を探し出したら、「あの料理人はネパール人だ」と憤慨していました。しかしその後結局10日連続でその店に通ったらしいです。

ランチにインド人は取引先の社食のカレーを食べていました。日本のカレーもいけるだろ?と訊ねると、「食べることは可能」とのこと。なんてやつだ。それでも毎日毎日ランチはカレーを食べるので、食堂のおばちゃんはインド人に認められたような気になり、なんだか嬉しそうでした。

インド人に普段何食べてるのかを聞いたら「カレー、ごはん、チャパティ(バターの入っていないナン)」とのこと。毎日毎日そうらしいです。メインディッシュとか無いのかよ、と訊ねると「だからチャパティって言ってんだろが」と、怒られました。

毎日カレーばっかで飽きないの?具材のバリエーションが豊かであるとか?と聞くと「いや、ほとんど豆のカレーばっかだな。チキンやらは作るの面倒」とのこと。食に対してこだわりの薄い人種なのかもしれません。



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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

島根、広島、山口 vol.9

さて、お好み焼きの時間です。

■へんくつや
https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34000033/
忙しいのはわかるが店員が横柄。雰囲気悪し。それでいて味は特段良いわけではないのですぐに退店。不完全燃焼だったので、挽回すべく2次会へ。

■五エ門
結論から述べると大当たり。適度な混雑具合と活気の良さ。客も店員も良い顔してます。やっぱ良い店は雰囲気から違いますね。客が楽しく過ごしているのはもちろんのこと、店員も、どんなに忙しくても活き活きと働いています。 

前夜の経験を基に広島は良いモツを良い値段で出すと判断。勘で「ホルモン塩焼き」を注文。「塩ですけぇの?今日のホルモンは良い脂のっとるけぇ、タレのほうが良いじゃけん。じゃあの(イメージ)」との提案を頂きました。ホールが食材を把握している期待大。

この店はタレにつけておいたホルモンをニラとタマネギで炒めてから、またまたアルミホイル皿の上に入れてグツグツ系でした。はぁ、うまい。ため息が出る。しかもこれまた500円ぐらいと格安。広島の人が東京でモツを食べると怒り出すに違いない。

■五ェ門
https://tabelog.com/hiroshima/A3403/A340303/34000067/
翌日機上の人となる前に、〆にホルモンとお好み焼きを。運良くゆうべの「五エ門」が空港に出店していたので迷うことなく入店。昼からビールを飲む背徳感。

総括。お好み焼きの浸透率で言えば、広島は大阪を凌駕します。広島人はお好み焼きを水道水のように取り扱う。20歳前後の女の子がひとりカウンター席で1枚食べて、600円払って帰ったりするんです。ラーメンや牛丼、ハンバーガーと同じレベル。ソウルフードとまで言えば大げさですが、日常食として定着しているのが素晴らしい。

ただ、好みの問題だとは思いますが、関西風のほうが料理としての完成度は高いです。関西風は生地に具や卵、ふわふわさせるためにすりおろした山芋などを錬りこみ、食感を楽しむために焼き方に物凄くこだわる。他方、広島風はどうも生地とキャベツと肉と麺と卵がバラバラでまとまりがなく、焼き方もギュっと押し付けたり、パンパン叩いてひっくり返したりと暴力的な調理。最終的にはどちら風でもソースまみれになるから味は大差ないのですが、食感・一体感・焼き方へのこだわりを鑑みると、私は関西風が好きですね。


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島根、広島、山口 vol.8

宮島から電車で20分程なので、ついでに岩国へ。岩国につき、私は地名は聞いたことがあるが具体的な名物は何も知りませんでした。

つまるところ、「岩国城」「岩国寿司」「錦帯橋」あたりが主力らしいです。 城には登っていません。城は外から見るのが良いのです。岩国寿司は実力不足。刺身ゼロのちらし寿司を押し固めただけで全然ダメ。岩国市民は恥じるように。
錦帯橋は素敵。アーチは直線よりロマンがある。 ちなみにこの錦帯橋、世界遺産登録へ向けて県か市か何かが活動中らしいです。認定されるといいな。
広島へ戻り、広島城へ。なんだか今年は城ばっかり行っている。文化の日なので入場無料。ラッキークッキーはーぐーきー。天守閣からの夕日が美しい。広島市民球場が想像以上に市街地にあってびっくり。いつかここで場外ホームランを打ちたい。
日もとっぷり暮れ、お向かいの原爆ドームへ。むぅ、重い。不適切な表現かもしれませんが、ムードたっぷりに写真撮れました。夏の長崎に引き続き色々と考えさせられました。嫌だな、戦争って。

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島根、広島、山口 vol.7

宮島の頂上へ。おお絶景。

片道30分のハイキングコースとやらがあり、せっかくなのでチャレンジ。しかしこれが大失敗。30分は30分なんですけれども、登りあり降りありの心臓バクバックンコース。周りの登山客も殆ど全員が「ま、ここまで来たから、30分だし、行ってみるか」ぐらいのだらしないノリでのチャレンジだから、「えーこんなキツいなんてきーてねーんだけど」的な表情を全員が浮かべてハァハァしてるのがなんだかおかしかったです。ミニスカロングブーツの女の子とか、無事下山できたのかな。
途中、登山道で鹿と一対一で鉢合わせてちょっと怖かったです。ドラクエってほんとこんな感じなんでしょうね。ニホンザルも生息しているらしく、看板の意訳っぷりが素晴らしい。
ふもとに辿り着いたら厳島神社が水没してました。そうそうコレコレ、ガイドブックで見た景色。私はこれを求めていたのです。

コーラをチビチビ飲みながら景色を見遣りグッバイ宮島とひとりごつ。都合4時間も滞在してしまいました。ひとつの観光名所としては驚異的な滞在時間。宮島、オススメです。

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島根、広島、山口 vol.6


路面電車を乗り継ぎ宮島口へ。厳島神社がある宮島はその名の通り島なので、駅から船で移動する必要があります。JRが船を運航していて違和感。

■うえの
https://tabelog.com/hiroshima/A3402/A340201/34000065/
船に乗り込む前に名物のアナゴを。10時オープンと同時に入店し、看板の「あなごめし」を注文。10分ほどの間にお客が来るわ来るわの大盛況。15近くあるテーブルが即座に満員、店の外には既に行列が。

「あなごめし」到着。おおー、美しい。やはり食事は見た目も重要ですね。ひとくちパクり。なんなんだこれは。尋常じゃなく旨い。自分の中であなごとは、すし屋でとりあえず最後あたりで注文しておくか的な位置づけ。しかーし当店のアナゴにはほっぺが落ちた。「士郎め…」級のおいしさです。

タレなんて極微量。味付けなんて必要なし。アナゴがうまいんだ。アナゴ自身に味がある。すし屋みたいにグズグズ煮てなく、さっくりと香ばしい。歯ごたえがしっかりあって、噛めば噛むほど味がにじみ出る。久々食べ物で感動したなぁ。胃袋が喜んでピクピクしてるよ。大満足。もうこのまま東京帰ってもいいや。元はとった。何なら住んでもいい。
宮島着。鹿だらけ。鹿は奈良公園の専売特許だと信じ込んでいたのですが、宮島はそれに勝るとも劣らず。それにしても、鹿って可愛いですよね。おとなしいし、うるさくない。ウンコも小粒で汚らしくない。 

表参道をぶらぶら。浅草の仲見世が落ち着いたような雰囲気です。特筆すべきは食材の豊かさ。生ガキ、焼きガキ、アナゴ、さつまあげ、お好み焼き。こんなに魅力的な参道があるか。
焼牡蠣200円。幸せだ。買い食いって無条件に楽しいですね。まだ神社に到着してないのにこんなに楽しんでしまって良いのだろうか。
厳島神社着。干潮真っ只中の鳥居乾きマクリマクリスティ。ちょっとイメージと違う。もっとこう、海の中に浮かんでて、語彙が貧弱な人ならたちどころに「幻想的ね」と言ってしまいそうなぐらい幻想的なものを想像してたのに。

ともあれ、徒歩であの鳥居に近づいてペタペタさわることができるのはなんだか良い。しかしここでショッキングな事実が判明。あの鳥居、6本足だ。鳥居は足が2本であると相場は決まっているはずなのに。凱旋門が実は4本足であることを目の当たりにし、あんなの門じゃねぇよと毒づいた、20歳の冬のパリ以来の衝撃でした。
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島根、広島、山口 vol.5

広島着。都会です。

■八昌
ホテルに荷物を置き、転がるようにお好み焼き屋へ向かう。お好み焼きを注文するのはもちろんですが、隣の太ったおじさんが食べているものが超旨そう。

アジア系の店員に「隣の太ったおじさんが食べてるの、何ですか?」と小声で訊ねると、「隣ノ太ッタオジサンガ食ベテルノハデスネー!煮込ミデスヨー!」と、声が大きい。丸聞こえである。

その煮込み、恐らく牛モツの煮込みなのですが、調理方法が斬新。店員が手早くアルミホイルを折り畳み簡単な鍋を作り、その中に材料(モツとかタマネギとか)を入れタレを流し込み、鉄板の上でグツグツさせてから最後にネギをひとつかみ。

火が通れば客(私ですね)の前にそのままアルミホイルごとズズズと移動させて来て召し上がれ。カウンター席の場合は目の前に畳みたいな鉄板が広がっているので、いつまでも鉄板の上でグツグツアツアツしながら味わえるという、興味深い仕組みでした。

お味はめちゃうま。モツが上等。これだけで生ビール3杯。すすむすすむ。
メインのお好み焼き。「広島風お好み焼き」と言うべきなのでしょうか。関西では区別して「広島焼き」と言ったりします。こちらは期待通りの味。

お好み焼きの味はどこも安定していますね。悪く言えば味の幅が狭い。むかし有名店で、1枚3,000円のお好み焼きを食したことがありますが、あれはお好み焼きというか、具材の和牛や車海老やホタテが美味しいだけ。皆さんがそうするように、私もついソースとマヨネーズをこってり塗りたくってしまうので、結局はソースの味で全てが決まるような気がします。

■みっちゃん
テンション上がったので2次会へGO!1人です。執拗にお好み焼き屋でお好み焼きを。店は違えど基本となる機能は全く変わらず。麺が太いか細いか、具が多いか少ないか、違いはそれぐらいです。いずれにせよ、大変美味しかったです。


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島根、広島、山口 vol.4


電車とバスを乗り継ぎ、石見銀山着。電車もバスも1時間に1本ぐらいしかないので、移動だけで恐ろしく時間がかかってしまいます。バスのドライバーが運転中に、散歩中の知り合いを見つ停車し窓をあけて「どーよ?元気?」と声をかける。私は別に急いでるわけではないので微笑ましく眺めていたのですが、東京で同じことをすると色んな大人が怒るんだろうなあ。
石見銀山周辺の街を散策。江戸っぽい建物が点在してて、この景観も世界遺産に認定されてるとのこと。あばらや君が住んでそうな街並みです。それにしてもあのエピソードは納得いかない。重力ペンキで歩くことができる範囲が広くなったからと言って、狭いものは狭いと思います。
石見銀山へ向けて山の中の遊歩道を歩く。もうこのあたり軽くドラクエ。途中でっかいハチに襲撃されて、ひとりでうおーとか言いながら小走りで逃げてつまづいて転びそうになりました。
じゃーん、石見銀山龍源寺間歩、着。石見銀山で唯一公開されている間歩(坑道)です。

まるでダンジョンの入口。中に入りましたが、モンスターが出てきても頭を打つこと必至で勝てる自信は全くありません。

それにしても、今回の旅の主目的がこれほどまでにシンプルなダンジョンとは。もちろん見てくれが世界遺産として認定されたわけじゃなく、その文化的功績が認められて世界遺産となったわけなので、ヴィジュアル面を期待するほうが悪いのかもしれません。

失意のうちに滞在わずか2時間で石見を発つことを決意。しかし、広島行きのバスは2時間後。ベンチに座って2時間待ち。こんなにつらい旅は初めてです。


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島根、広島、山口 vol.3


ところで前回の「宍道湖」って読めたか?「しんじこ」って読むらしいです。私は最初、「ししどこ」と読んでしまいました。あはは。

出雲着。田舎にも度が過ぎる。駅前でさえ開演直後の劇場のように暗い。

出雲の名産は出雲そば。街一番のそば屋「献上そば 羽根屋本店」で食す。ううむ、学食のそばのようである。色々つまんで結構な金額になったのですが、当然のようにクレジットカードは使えず。

ホテルは地元のビジネスホテル「グリーン・モーリス」。何やら足が速そうな宿泊施設です。街中は闇夜に包まれているので、早い時間から仕方なくテレビで野球を見る。久しぶりに1回の表から9回の裏まで観ました。

翌朝は6時起きの始発バスで出雲大社へ。未だ夜は明けず、未だコンビニは開かない。全然コンビニエントじゃない。しばらく歩き回ってようやく営業中のコンビニを発見し、朝食代わりに小さな弁当を求める。「軽くあたためますか?」と店員に訊ねられました。軽くってなんやねん。 
出雲大社は私の期待には応えてくれませんでした。川崎大師のほうが立派です。太いしめ縄(?)にお金を挟むのが流行っているようでしたが、私はそれほど背が高くないので届きませんでした。
絵馬に素敵な願い事を発見し心が和む。

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島根、広島、山口 vol.2

松江城へ。小さいですね。天守閣から丁寧に破壊していけば3人月で解体できそうです。敷地内を散歩したり、城下町にある屋敷を散策したり。

それにしてもこの街はとにかく年寄りしかいない。女の子にぶつかってしまって、落とした本が偶然自分が今読んでる本と同じだった、みたいなロマンスは無いのか。たまに女学生がいたかと思うとヘルメットかぶってたり、首から募金箱ぶらさげてたりで、この街から恋愛小説家は絶対に生まれないでしょう。あ、さっきすれ違った高校生のにーちゃん、特攻の拓みたいな太いズボン(ボンタン?)はいてた。

いきなり道端のじーさんに「今日は涼しいねぇ。風邪ひかんようになぁ」と声をかけられました。私はこういうことに慣れておらず、ウィス、みたいなダメダメなリアクションしかとれなくてごめんなさい。

最後に宍道湖の夕日に身を委ねます。「ねえ、もう帰ろうよ。あたし、寒くなってきちゃった。おなかもペコペコ」なぁ、どう思う?この夕日「どうって、どうもこうもないよ。あたしにとっての太陽はキミだけなんだから」
一人旅です。

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島根、広島、山口 vol.1


出雲空港着。非常にシンプルな空港つまり何も無く、東京からの到着便にあわせて市街地行きのバスが出発します。向かうは県庁所在地の松江。真昼間から信号という信号が黄点滅なのが美しい。彼らは一生青く灯ることがないのかと思うと不憫でならない。
松江着。思っていたよりも田舎ではないですが、基本はしっかり押えた田舎でした。ガイドブックに載ってる飲食店の情報のほとんど広告に読めたので、事前にインターネットのクチコミとやらで調べていた「しまね和牛」を食べさせて下さる評判のレストランへお邪魔します。
「ロース100g、3,150円。ライスまたはパンは\210。」むぅ、セコい。ライスぐらいタダにしろ。美味しいですが大騒ぎするほどのものではありませんでした。
市内散策。なんとなく目に付いた競艇の場外舟券売り場へ。無計画。ところで皆さん競艇を見たことありますか?私も最近スカパーで初めて見ておおお新しいと思ったので少しご紹介。

1周600メートルを3周して一等賞を決めるスポーツです。誰がどの舟に乗るかはクジとかそういう方法で決めたはず。ヨーイドンでスタートするんじゃなくて、だらだら試運転してて、だいたいスタート時刻15秒前ぐらいから全艇スピードを上げ始めて、スタート時刻から0秒以上1秒以内にスタートラインを通過しないと失格、舟券は払い戻し、選手にはペナルティという、なんだかすごいスポーツです。

だからもう、いかに最高速でスタートラインをタイミングよく切るか、いかに第1コーナーで内側を取って先頭に出るかが勝負なわけです。逆に言うと、第1コーナーを回った時点で大勢は決します。

何が言いたいのかというと、このスポーツは「盛り上がりどころがない」のです。リレーや競馬はだいたいゴール前が超盛り上がりますが、競艇はずーっと盛り上がり所がなく、みんなしーんとしてるんですね。ちょっと不気味。一度、テレビか何かで見てみてください。おおお新しいと思うから。

また、新人はブレて他の艇に迷惑がかかるから、最内を取っちゃダメという、信じられない暗黙のルールがあったりと、中々に人間味の溢れる競技です。ちなみに競輪は「同じ学校出身の先輩がいるから後輩は遠慮して走る」「しかし結婚式披露宴に呼ばれなかったので裏切りがあるのではないか」のように八百長が前提の競技で、倍率もそれを折り込み済みだったりする、ある意味知能的なギャンブルらしいです。

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