■八昌
ホテルに荷物を置き、転がるようにお好み焼き屋へ向かう。お好み焼きを注文するのはもちろんですが、隣の太ったおじさんが食べているものが超旨そう。
アジア系の店員に「隣の太ったおじさんが食べてるの、何ですか?」と小声で訊ねると、「隣ノ太ッタオジサンガ食ベテルノハデスネー!煮込ミデスヨー!」と、声が大きい。丸聞こえである。
その煮込み、恐らく牛モツの煮込みなのですが、調理方法が斬新。店員が手早くアルミホイルを折り畳み簡単な鍋を作り、その中に材料(モツとかタマネギとか)を入れタレを流し込み、鉄板の上でグツグツさせてから最後にネギをひとつかみ。
火が通れば客(私ですね)の前にそのままアルミホイルごとズズズと移動させて来て召し上がれ。カウンター席の場合は目の前に畳みたいな鉄板が広がっているので、いつまでも鉄板の上でグツグツアツアツしながら味わえるという、興味深い仕組みでした。
お味はめちゃうま。モツが上等。これだけで生ビール3杯。すすむすすむ。
メインのお好み焼き。「広島風お好み焼き」と言うべきなのでしょうか。関西では区別して「広島焼き」と言ったりします。こちらは期待通りの味。
お好み焼きの味はどこも安定していますね。悪く言えば味の幅が狭い。むかし有名店で、1枚3,000円のお好み焼きを食したことがありますが、あれはお好み焼きというか、具材の和牛や車海老やホタテが美味しいだけ。皆さんがそうするように、私もついソースとマヨネーズをこってり塗りたくってしまうので、結局はソースの味で全てが決まるような気がします。
■みっちゃん
テンション上がったので2次会へGO!1人です。執拗にお好み焼き屋でお好み焼きを。店は違えど基本となる機能は全く変わらず。麺が太いか細いか、具が多いか少ないか、違いはそれぐらいです。いずれにせよ、大変美味しかったです。「島根、広島、山口」シリーズ目次
- 島根、広島、山口 vol.9
- 島根、広島、山口 vol.8
- 島根、広島、山口 vol.7
- 島根、広島、山口 vol.6
- 島根、広島、山口 vol.5
- 島根、広島、山口 vol.4
- 島根、広島、山口 vol.3
- 島根、広島、山口 vol.2
- 島根、広島、山口 vol.1
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