ハワイ vol.1


私はどうも日本のクリスマスのシステムに納得がいきません。何故うまくもないレストランが何万円にも跳ね上がるのか。何故ヘンに高くなったのシティホテルに泊まるのか。挙げればキリがありません。というわけで、ハワイです。

ハワイ着。ハワイへは大体どの便も明け方に到着するので毎回朝日が幻想的。降りた瞬間すぐに感じる熱気と香り、だらしなさ。あー、ハワイだ。この瞬間が一番テンションあがるのです。機嫌が悪い人はハワイに来ればいい。カラカウアに飛び出しても、朝が早いのでお店は全てクローズド。しかし全くノープロブレム。私はハワイにいるというだけで満足なのです。

ワイキキビーチを散歩していると、あっという間に空腹に。よーしせっかくアメリカ来たからタコベルだ。10時開店と記載されていたので10時ちょっとすぎに行くと案の定、準備中。「あと5分」というアメリカ人に気をつけろ、それは大体30分だ。

あっという間に日が傾いたのでディナーは鉄板焼@田中オブ東京。ネーミングセンスの無さからなんとなく敬遠されがちですが、私は結構好きでハワイに来るたびお邪魔しています。包丁を投げたり火柱を立てたりのパフォーマンスがわかりやすくて良い。外人大喜び。おなかいっぱい食べて1人50ドル程度。東京なら1.5万円。ホテルに戻って時差ボケも手伝い2秒で眠りに落ちました。

翌日は連れの友人のお友達に合流。車でホテルまで迎えにきてくれて、やあやあ出迎えご苦労ナイストゥミーチュー。カリフォルニアピザキッチンでランチして、シナボンで買い食い。こいつらまだ食うのかよと引かれました。アメリカ人に勝利した瞬間である。母校や昔のたまり場を巡ったりし、皆さん本当に嬉しそうでした。

■ロイズ/ハワイ・カイ
https://tabelog.com/hawaii/A6002/A600211/60000607/
夕食は「ロイズ」。このレストランは結構評判なのですが、ワイキキから東へ40分と遠いのが難点。

コンシェルジュに予約をお願いすると、「え、あそこまで行かなくてもワイキキにありますよ」と案内されるのですが、ワイキキは嫌なんです、と素直な気持ちを述べる。すると「なるほど(ニヤリ)。うふふ。私もそう思います。じゃ、予約しておきます」という、お、こいつわかってるじゃんみたいな感じでした。やはり現地の人からすると、ワイキキは良くも悪くも特殊な街のようです。

タクシーつかまえて行き先を告げると、「え、あそこまで行かなくてもワイキキにありますよ」「なるほど(ニヤリ)。うふふ。私もそう思います」と既視感。

到着してカードで払おうとすると途端にゴネ出す運転手。「うあー、カードっすか、まいったな。いや、実は自分今日、ほんとは非番なんすよ。だから現金で…」あなたが非番であることと、私がカードで支払うことに何の関係性があるのだ。「じゃ、現金とカード、半分づつでどうでしょう?」なんて斬新な提案。まあ、手数料の関係とか、今日まさに現金が必要とか、ドライバーの事情もわからなくはないですが、それならそうと、「カードOK」のサインなんて出さなきゃいいのに。

タクシーを降りるとスタッフ皆さん笑顔でお出迎え。超満員で、人気のほどが伺えます。驚いたのは日本人がひとりも居なかったこと。ハワイでこんなにアメリカ人に囲まれることは中々無い。
2階のテーブルへ案内されると全面ガラス貼りで景色が素敵。ビーチに沈む夕日を片手に食前酒。オープンキッチンから聞こえてくる喧騒や食器のカチャカチャが程よいBGM。いいねぇ。これがほんとの幸せだ。

食事にはアヒポキ、バターフィッシュのソテー、ラムのグリルを頂きました。アヒポキってのはアヒ=マグロ、ポキ=細かくということで、マグロのヅケに海草を和えたハワイ風。ゴマ油が香ばしい。バターフィッシュという単語を知らなくて、どのような魚なのかを確認すると「バターフィッシュとはバターフィッシュです」という回答。4種類のソースが絶品。彩りも素敵。こういう食べ方も良いですね。メインはラムに舌鼓。

今日も良い1日だったと幸せに包まれながらタクシーでワイキキへ。しかしながら、下車時にドライバーが「カードは嫌だ」とゴネ始める。このようなことが続くとまるで私が異端児のような気持ちになってしまいます。ハワイのタクシーではカードが一般的じゃないのかなあ。


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「ハワイ」シリーズ目次

要点の絞られた密度の高い本。3泊5日でオアフに絞って観光する方に最適です。何より安い。パンケーキについては日本未上陸品に限定して特集しているので、最先端の先端を走ることができます。


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旅行が好きです。油断するとすぐに旅に出ます。楽しかった大型旅行の先頭記事をまとめました。リンクに飛んでから、順々に次のページをめくって頂ければ幸いです。