「手帳?そんなもん必要ないよ。明日ヒマかって?聞かないでよわかってるくせに」
日も傾き始めたので、長崎随一の繁華街へ。港町で昔から外国と接点あったからか、街の雰囲気が開放的で凄く好き。北国の街はどうも根暗な印象を受けてしまうのです。
ぶらぶらお散歩している最中の会話が最初の一文です。予定では朝早くに佐賀へ向かうはずだったのですが、彼女がなんとか都合つけてくれるみたいなので、延長をお願いしました。
街を歩いてる最中に「わー、やすいー」とか言って市場のサトイモを買ったり、「ちょっと、寄っていい?」と、スーパーでジャガイモを買ったりするあたり、新婚っぽくてとても微笑ましいですね。イモばっかだけど。
ばんごはんの仕度がある彼女とはここでお別れ。おすすめの居酒屋を教えてもらい一旦解散。日が暮れるまでの間、海辺の公園と港と美術館をじっくりと巡る。
見て見てこのイカ!言葉を失ってしまうほど美味しかったです。提供された時点では未だ生きており吸盤が舌に痛い。私の歯で絶命。ごめんな。
アジも胴体以外はご存命。ビジュアル的ちょっときつい。しかしながら味は確か。全てがべらぼうに上手かった。
ほろ酔い気分でホテルに戻り、明日は何をしようかとガイドブックを眺めていたら、大変なことを忘れていました。皿うどん、食ってねえ!
長崎で皿うどんを食べた事実が欲しいがために再度外出してしまいました。
「長崎、佐賀、福岡、山口」シリーズ目次
- 長崎、佐賀、福岡、山口 vol.09
- 長崎、佐賀、福岡、山口 vol.08
- 長崎、佐賀、福岡、山口 vol.07
- 長崎、佐賀、福岡、山口 vol.06
- 長崎、佐賀、福岡、山口 vol.05
- 長崎、佐賀、福岡、山口 vol.04
- 長崎、佐賀、福岡、山口 vol.03
- 長崎、佐賀、福岡、山口 vol.02
- 長崎、佐賀、福岡、山口 vol.01
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