宮城


2週間ほど宮城県の山奥に出稼ぎに来ています。 スーパー田舎です。同行したアメリカ人も「やべぇ超田舎だ」とびっくらこいてたんで、グローバルに田舎なんだと思います。

どれほど田舎かと申し上げますと、居酒屋に駐車場併設はあったりまえで、普通に食事するところは21時に閉店します。クレジットカードの運用が浸透しておらず、全て現金掛値なし。

仕事終わると居酒屋しか開いておらず、ランチはそもそも店が無いので、自然とコンビニに詳しくなりました。店舗数は、

セブンイレブン>サンクス>|越えられない壁|>ミニストップ=リトルスター>ファミマ=ローソン

といったところでしょうか。ampmなど都会派なブランドは見かけたことがありません。せっかくなのでノリ弁にターゲットを絞り、全て食べ比べてみたのですが、

ファミマ>|越えられない壁|>セブン>ミニストップ=サンクス=ローソン>|越えられない壁|>リトルスター

でした。

ちなみに「リトルスター」とは、東北メインなコンビニチェーン。雑誌棚の半分はエロ本で、残りの半分はパチンコ雑誌と漫画。弁当はボリュームのみを重視、サラダとかプリンみたいにOLなものは一切置かないという、非常にコンセプトがはっきりしたコンビニです。酒とタバコとコーヒーの品揃えが異常に豊富で、飲む・打つ・買う、を地で行くサブプライムなスポット。

仙台から盛岡方面へ北上していくと、途中、古川という町があります。そこから更に10数キロ行くと、死亡事故多発地帯があります。
看板が極めて親切であり、「死亡事故多発路線 気 を つ け て」
「死亡事故多発路線 気 を つ け て」
「くどいようですが」
「死亡事故多発路線 気 を つ け て」

古川にある沖縄そば屋にアメリカ人と入り、「ソーキ」と「ラフティ」の違いについて説明を求められ、「ポーク・ウィズ・ソフトボーン」と「ベリーオイリーポーク」としか回答できませんでした。

食べ物が出てくるまでの間、彼が何気なく手に取った、どこにでもある簡単なドリンクメニュー。突然「おまえたち日本人は正気か?」と爆笑するアメリカ人。

どういうことでしょうか。確かに冷酒(30ml)730円は高い。しかし誤字かとすぐにわかることであり、そんなに笑うことでも…。いや、大体あんた日本語読めないじゃん。何をそんなに笑ってるんだ?

意味不明のまま、私の「ベリーオイリーポークヌードル」到着。まだ笑ってる。本格的に狂ったか、アメリカ人よ。と、思った瞬間!「うはは、熱いか?ベリーオイリーポークヌードルはその熱さで満足か?うはは」

そういうことか。

「酒の飲む温度を細かく要求するなんて、お前たち日本人はクレージーだ!」
それにしてもこの店は誤字が多い。
さて、あなたはいくつ見つけられたでしょう?

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仙台


仕事の合間をぬって仙台に2泊して参りました。ポイントを以下にまとめます。

■牛タン
間違いないと思います。格別に味が良いというわけではございません。しかし、タテ5cm、幅2cm、厚さ1cmの牛タン10キレぐらいが1,000円で済むのは驚異的な費用対効果。

3度の夕食中2回が牛タンだったので、私の惚れ込み度合いが伺えます。牛が名産でもなんでもない(実は全部米国産牛)のに、牛タンを名物にまで仕立て上げた仙台人に敢闘賞。

■ずんだ餅
仙台名物と言えばずんだ餅。枝豆を柔らかく茹でて潰して砂糖を混ぜて団子にからめた和菓子です。どのような味かというと、今あなたが想像している味です。今度家でつくってみようっと。

■松島
これはガッカリですね。稀代のマーケティングプランナー・松尾芭蕉に術中にはまってしまいました。正直、プーケットのパンガー湾のほうが3倍ぐらいすごかったです。

やたらくそ土産物屋が立ち並び、なんでもない寺すべてが割高な入場料を請求。観光で金儲けしようとギラギラした街でした。

■すし哲/塩竈
https://tabelog.com/miyagi/A0404/A040404/4000002/
人口に対する寿司屋の件数が日本ナンバーワンの街、塩竈(しおがま)。こんな統計誰がとってるのでしょうか。そんな激戦区において燦然と輝く超有名店、「すし哲」。
全国にファンが多いという、知る人ぞ知る東北の名店。14時過ぎだというのに長蛇の列。30分ほど並んで入店。せっかくなので特上を注文。ばばーん、これが東北一の寿司だ!
あまりに普通で最初に写真を撮ることを忘れてしまいました。決して不味くはありませんが、大騒ぎするほどのものでもありません。それでも10カンで3,000円なのでリーズナブルではあります。

ちなみに塩竈神社という神社が店の近くにあって、そじからの景色は割と良かったのです。すし哲とセットでどうぞ。

■秋保温泉
あきうおんせん、と読みます。あきほ、と読んでしまった方、千堂あきほ世代ですねわかります。マジカル頭脳パワー。

閑話休題。仙台駅から車で50分。佐勘、という秋保ナンバーワンの温泉宿に行って参りました。行って参りました、と言っても泊まったわけではなく、日帰り温泉ランチつきで3,000円。

こういうところのランチには大体ローソクの太いやつみたいなんで下からメラメラ暖める燃えない紙でできた不思議な鍋がでてくるものだと覚悟していたのですが、本当にローソクの太いやつみたいなんで下からメラメラ暖める燃えない紙でできた不思議な鍋みたいな料理が供されました。しかし、その味は格別。自分史上一番のローソクの太いやつみたいなんで下からメラメラ暖める燃えない紙でできた不思議な鍋でした。

■喜久福
王様のブランチで絶賛されていた「ずんだ生クリーム大福」。皆が黙々と食べ続ける様に妙な説得力を感じ、試しに買い食いしてみましたが、驚くほど美味しかったです。続けてハコ買いして素敵な仙台土産の完成。おすすめです。
ネットで改めて検索すると、現在はアマゾンで買うことができるんですね。しかも送料無料。便利な世の中になったものだ。


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