高級レストラン"また行きたい"偏差値【2026年最新版】

  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 
  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

ロッジ ビストロ サル(LODGE BISTRO SARU)/学芸大学

学芸大学駅東口から徒歩4分の住宅街と商店街が交錯する角地に位置する「ロッジ ビストロ サル(LODGE BISTRO SARU)」。首都圏に「SARU」と冠した飲食店を展開する株式会社Rootの運営であり、当店は「山」の恵みと「ロッジ(山小屋)」の温もりをテーマに据えたビストロです。
店内はオープンキッチンを囲むカウンター席が配置され、インフロアには3〜4名掛けのテーブル席がバランスよく配置されています(写真は食べログ公式ページより)。奥には個室もあるっぽかった。
お酒は高くなく、ビールやグラスワインは千円を切り、ボトルワインも4千円台から用意されていました。スタッフの良い意味でダウナー系な雰囲気がいいですね。ダルイカンジがありつつ実にテキパキと仕事をこなしていきます。
まずは自家製シャルキュトリ盛り合わせ。王道のパテカンはクラシックな仕上がりで、肉の食感と深い旨味が楽しめます。鶏レバーのパテは濃厚で滑らかな口当たり。臭みを抑えつつレバー本来のコクを引き出しています。イノシシのテリーヌは炭の風味を効かせ、ジビエらしい野趣と噛み応えのある食感が印象的。
フランス・リヨン地方の郷土料理である「セルヴェル・ド・カニュ」と今が旬の桃を合わせました。フレッシュチーズに色んなハーブを混ぜ込んだ爽やかなスプレッドに瑞々しい桃の甘さがベストマッチ。文句なしに美味しいのですが、シャルキュトリよりも前に食べたかったかな。
マウンテンサラダ。何と素晴らしいネーミングでしょうか。「ロッジ」という店名にふさわしい山の恵みが詰まった食べ応えのあるサラダです。苦味の効いた葉物野菜をベースにカラッと香ばしく揚げたキノコ、コリコリとした食感が楽しい砂肝、そして旨味たっぷりの厚切りベーコンのソテーがトッピングされています。熱々の具材から染み出すベーコンの脂や砂肝の旨味が、ドレッシングのように新鮮な野菜全体に絡み合い、ひと皿でさまざまな食感と味わいの変化を楽しめます。
メインは青森シャモロック。やはりお店のコンセプトに準じたシンプルかつ豪快な調理であり、引き締まった肉質と濃厚な旨味が特長的。皮はパリッと香ばしく、中はジューシーに仕上げています。

付け合わせの「雪室熟成ポテトフリット」も主役級の存在感。北海道の雪室でじっくり寝かせることでデンプンが糖に変わり、ズッシリと甘みが増したジャガイモをじっくりと揚げており、その辺のハンバーガーショップのフレンチフライとはダンチの美味しさです。
以上を2人でシェアし、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり1万円ほど。これだけ迫力があり記憶に残る食事を楽しんでこの支払金額は実にお値打ち。何よりアラカルトで好きなものを好きなだけ注文できるのが良いですね。このお店はもっと評価されてもいいと思う。地方の公立高校で神童を発掘したぐらい私は興奮している。

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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。

飲食永遠のテーマ東京 vs 大阪と東京食「コスパ悪」構造、食のカリスマはこう斬る


「東京 vs 大阪、どちらの食が優れているか」という論争は、インターネット上で幾度となく蒸し返される、飲食業界における永遠のテーマです。今回はこの根深い議論を改めて考察してみたいと思います。

直近で再び火がついたきっかけは、SNS上のある投稿でした。要約するとこうです。

「上京して驚いたのは、高いのにマズい店が存在すること。大阪ではあり得ない」「東京は値段の割に質が低い店が多い」「コストパフォーマンスは常に大阪が上。東京はお金を惜しまなければ際限なく美味しいものにありつけるが、安いものは本当に不味い。大阪はどんなに安くても、一定水準は必ず美味しい」。

これらの発言に対し、「東京の美味しさは青天井ではなく、ある程度の上限がある」「値段に比例して劇的に美味くなるわけでもない」といった補足や異論が次々と寄せられました。ちなみにこれに対して、大阪の食の「弱さ」について論じ指摘するような投稿がこれといって見当たらなかったことは関東人の文化的特徴なのでしょうか。

前提には頷きつつも、細部の言い切り方に「いや、正確にはこうだ」と物申さずにはいられない人が少なくなく、それだけこの話題が多くの人にとって一家言ある領域だということでしょう。

私自身、現在は東京と沖縄の二拠点生活を送っており、過去には大阪や名古屋に住んでいた時期もあります。今回はその実体験を踏まえ、この論争を私なりに整理してみたいと思います。ただし、これはあくまで一人の食いしん坊による主観的な見解であり、データの裏付けがある学術的な考察ではないことを、あらかじめご容赦ください。

なお、タイトルに「食のカリスマ」とありますが、これは私が自称しているわけではなく、Forbes JAPAN 編集部がそう呼称しているだけです。決して私が調子に乗っているわけではないのでご注意ください。

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ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

松亭3代クッパ(송정3대국밥、ソンジョンサムデクッパ)/西面(釜山)

釜山の西面(ソミョン)エリアには「デジクッパ通り」と呼ばれる専門店が軒を連ねる通りがあり、この通りの中で1・2を争う人気店とされているのが「松亭3代クッパ(송정3대국밥、ソンジョンサムデクッパ)」。1946年創業の3代続く家族経営のお店です。軒先の豚骨を煮る大鍋が目印です。
歴史あるお店ですが店内は清潔に整えられており、奥行きのある広々とした構造で100席以上ありそう。老若男女問わず、おひとりさまからグループまで幅広い客層に支持されています。
この手のお店でおなじみの「パンチャン(副菜)」はセルフサービス。白菜キムチ・大根キムチ・ニラのナムルの3種が用意されていましたが、いずれも酸味が強く私の好みではありませんでした。釜山駅近くの「大建名家(テゴンミョンガテジクッパ)」のそれのほうが私はすち。
看板メニューの「デジクッパ」は9,500ウォン(≒950円)。スープは豚骨を土台としつつ、特有の臭みやクセは上手く排除されており、思いのほかアッサリとした口当たり。ただし塩気や旨味は皆無に等しいので、卓上に並べられるアミの塩辛や味噌などで自分好みのフレーバーに調整していきます。
豚肉には程よく脂が残り、パサつきなく程よくジューシー。この肉を中心に食べる定食「スユクベッパン」の用意もあり、2人でお邪魔する場合は両方注文してシェアするのも良いでしょう。
こちらは「スンデ」。豚の腸にたっぷりのもち米や野菜、春雨を詰め込んだ料理であり、イブク(北朝鮮)式のスタイルとのこと。豚の血も用いているそうですが、臭みやクセは殆ど感じられず、スンデが初めての方でも楽しむことができるでしょう。
日本の豚骨ラーメンのような濃厚な塩気や旨味に慣れていると、一口目は少し物足りなく感じるかもしれません。しかし当店の役割はあくまで「丁寧に取った綺麗な豚骨スープ」を提供することにあるのでしょう。

韓国では「店が完成品を出す」というより、「店は最高のベースを提供し、食べる人がテーブルで最終的な味を完成させる」というセルフカスタマイズの文化が深く根付いています。日本の「完成された味を楽しむ」食文化と比べながら、自分好みのフレーバーに育てていくプロセス自体も面白い体験と言えるかもしれません。

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95Yooya(95ヨーヤ)/恵比寿

ミャンマーの料理と中国は雲南省の料理を融合させるという珍しいコンセプトの「95Yooya(95ヨーヤ)」。恵比寿駅西口から歩いて7-8分のビール坂エリアに位置します。私はミャンマーに一度しか行ったことが無く、雲南省に至っては立ち入ったことすら無いので多くを語ることはできませんが、店名の95がミャンマーの国番号というということはピーンと来ました。物知りでしょ。
規定された開店時間を数分過ぎて開店と、大らかな運営方針です。店内はテーブル席が中心に30席ほどでしょうか。木目を基調とした内装であり、イマドキのアジア料理店といった風情です。
ランチセットとは別にサイドディッシュとして「おすすめサラダ」を注文したのですが、790円もする割に3口サイズでこれはない。無理すぎる。何でもお茶を用いたサラダらしいですが、お茶の風味よりもニンニクの匂いが支配的。この量と質であれば300円ぐらいが限界ではなかろうか。つらい、つらすぎる。  
看板料理の「雲南魯肉飯」。雲南省のスパイスを用いて牛肉とそのスジ肉を煮込んだぶっかけメシです。こちらも1,590円と思い切った価格設定です。
「魯肉飯(ルーローハン)」と聞くと台湾の豚バラ煮込み丼の印象が強いですが、当店は牛肉。なるほど日本人には表現ができない複雑なスパイス使いであり、醤油系の甘辛いタレにこれらの香辛料が深く溶け込みます。
ライスは香り高い長粒米を用いており、煮込みのスパイスに負けない存在感。タレと合わせて食べるとスプーンが進んで止まらなくなる中毒性の高いライスです。
提供するのを忘れていたのか、お会計直前に提供されたスープ。チンチンに熱くなっている一方で、調味は薄く具も貧相であるため、めちゃくちゃだ。もう、めちゃくちゃだ。
以上を食べ、お会計は2,380円。うーん、これはちょっと高杉晋作ですね。味は悪くないのですが、体感としては1,280円ぐらいだなあ。もちろん「おすすめサラダ」が割高過ぎるので「おすすめサラダ」はおすすめできないという不思議な体験。最安値のランチは1,290円なので、それだけ注文すれば多少は印象が異なるかもしれません。お疲れさまでした。

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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。

35年ぶりに恵比寿の地で醸造を再開した「YEBISU BREWERY TOKYO」の特集に始まり、工場のあった明治から昭和、そして都内屈指のグルメタウンとなった現代まで、恵比寿のまちの歴史を振り返ります。これで貴方も事情通。

古澤亭(ふるさわてい)/広尾

目黒は権之助坂で好評を博した「古澤亭(ふるさわてい)」が広尾でリニューアルオープン。旧店舗はとにかく狭かったので、より充実した調理環境を求めての移転のようです。場所は広尾駅から歩いて4-5分でしょうか。広尾商店街近くの閑静な路地に位置します。
なるほど旧店舗に比べると段違いの広さです(画像は食べログ公式ページより)。カウンター席をはじめテーブル席もたくさん、奥には個室の用意もあります。厨房も広々と使い易そうで、これはもはや全く別のお店と捉えたほうが良いでしょう。ちなみに古澤正広シェフはアロマフレスカ系のレストランで経験を積んできたようです。
当店はもともとフランチャコルタを中心に据えたバールとして注目を集めたので勿論それを注文。グラスワイン等も充実しており、イタリア産のものが豊富に揃っていました。
まずはトウモロコシ。粒々を残した仕上がりで、トウモロコシが持つ自然な甘みを最大限に引き出しています。そこに濃厚なフォアグラを削り節状にトッピングし、贅沢なコクと脂の旨味が滑らかに溶け合います。
続いてアボカドと馬肉のタルタルにブッラータ。馬肉の赤身の旨みとアボカドの濃厚さが良く合い、ブッラータから溢れ出す濃密な乳脂肪が全体の調和を描きます。そこへ香り高いトリュフを惜しみなく削りかけ何とも贅沢な気分です。
パンは色々出るのですが、中でもコチラの鰹節風味のパンがお気に入り。鰹節の深い出汁の風味が広がり、これでサンドイッチを作っても面白そうです。
コリコリとしたツブ貝を中心に、穂紫蘇の爽やかな香り、キャビアの塩気、金糸瓜のシャキシャキ、とろりとした温泉卵、細く切った素麺カボチャを彩り豊かに盛り合わせました。ナンプラーで全体にまろやかな旨みを加えており、海の幸と夏野菜の清々しさが交錯します。
ハモ。片面だけに細かなパン粉を纏わせてサクッと香ばしく揚げ焼きにしています。添えられる根セロリのサラダは、梅肉の酸味が効いてさっぱりと口を清め、夏の白身魚を軽やかに楽しみます。
甘鯛は鱗焼きで。皮目をパリパリと香ばしく焼き上げており、香ばしさと身のしっとり感を引き出します。ムール貝と地蛤の出汁を活かしたスープに浸し、有明海苔の磯の風味が心地よいアクセント。日本料理のニュアンスを感じさせる面白い魚料理です。
パスタは鮎と万願寺唐辛子。鮎の香ばしい身の甘みと内臓特有のほろ苦さを生かし、甘みのある万願寺唐辛子とともにオリーブオイルで仕上げています。仕上げにカラスミをたっぷりとかけて、塩気と旨味をプラス。夏らしい爽やかさとコクを両立させたひと皿です。
肉料理の前に生ハムとイチヂク。上質な生ハムの塩気と、完熟イチヂクの自然な甘みが合わさり、甘じょっぱいハーモニー。何とも贅沢なお口直しです。
メインは鹿肉。クセのない上質なジビエをシンプルに調理し、しっとり柔らかくジューシーに仕上げています。添えられたリゾットにはキノコの旨味をしっかり吸わせたあと表面を香ばしく焼き上げており、そこにたっぷりとトリュフを。鹿肉の澄んだ赤身の旨味、キノコの濃厚な風味、トリュフのエレガントな香りが調和し、コースのクライマックスにふさわしい逸品です。
デザートは抹茶のティラミス。ミルキーでなめらかなクリームにほろ苦い抹茶を組み合わせ、外人やJKあたりに大ウケしそうなビジュに仕上がりました。これまでの料理もそうですが、和の要素を取り入れた当店らしい締めくくりです。
ほうじ茶でフィニッシュ。ごちそうさまでした。以上を食べ、結構飲んでお会計はひとりあたり3万円程度。お店の雰囲気も料理の内容も旧店舗とは全くスタイルが異なり、繰り返しになりますが全く別のお店と捉えたほうが良いでしょう。というか寧ろ現在形が本来の姿にすら感じるまである。
厨房設備が整ったことで、目黒時代には設備の都合上提供できなかった看板メニュー「ワタリガニのトマトソースパスタ」が復活したそうなので、次回はコチラを試してみたいと思います。

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広尾は初デートに良い街です。謎にハイセンスな雰囲気と下町的な親しみやすさが同居する。飲食店も都内トップクラスの名店が比較的リーズナブルな価格設定に落ち着いています。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

東京最高のレストラン2024
価格:2,420円(税込、送料無料) (2024/1/13時点)

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

割烹 扇(おうぎ)/桜木町(富山市)

「鰤しゃぶ発祥の店」として全国的にも知られている「割烹 扇(おうぎ)」。1972年創業の老舗日本料理店であり、キリンビールのCM(佐藤浩市のやつね)の舞台ともなりました。富山屈指の歓楽街「桜木町」に位置し、地域食文化の重要拠点として長く機能しています。
店名の通り、扇状にしつらえられたカウンター席にご案内頂けました。何でもコチラはももクロのあーりんが座った聖地だそうで、私は有安杏果推しですが心なごみました。その他、個室や大広間の用意もあり、なるほど近隣の勤め人たちの会食の場として大活躍しています。気立ての良い女将さんが何かと話しかけてくれ、危うく推し変しそうになりました。
酒は安く、生ビールは600円に地元の日本酒は1合千円~。レアな「勝駒」なども普通に置かれており、地域の酒販店との関係性の良さが伺えます。
秒で出てくるお通しは白身魚の南蛮漬けでしょうか。まろやかな酸味と旨味が際立つ南蛮酢にしっかりと漬かっており、食欲を優しく刺激します。
お造り盛り合わせ。富山湾の恵みをたっぷりと盛り込んでおり、王道主人公の白エビの美味しさはもちろんのこと、引き締まった身と上品な脂がのった旬のカンパチが絶品。マグロを昆布で挟むスタイルも面白い。ちなみに右下の梅肉がのってるのはハモであり、このあたりって結構ハモが獲れるらしいです。知らなかった。
夏のマツタケを用いた土瓶蒸し。蓋を開けた瞬間に立ち上る芳香が素晴らしく、そこに甘エビ出汁のスープも加わり最強コラボ作品に。甘エビならではの香ばしくまろやかなコクと旨味がマツタケの上品な香気と見事に融合し、他では味わえない深みのあるスープを生み出しています。
鮎の塩焼きとドジョウの肝の串焼き。鮎は近くの神通川で獲れたもので、内臓のほろ苦さも含めて鮎本来の風味を丸ごと楽しみます。ドジョウの肝は、鮎とはまた違った方向性の深みがあり、こちらは日本酒一択です。
銀鱈の煮付け。焼き魚として食べることが多い食材ですが、なるほど豊かな脂が甘辛い煮汁と絡み合います。箸を入れればスッと解けるほど柔らかく煮込まれた身は、口に入れた瞬間にトロリとほどけ、ぐぬぬ白ゴハンが欲しくなる。
柳川鍋仕立ての小鍋。サクッと揚げたハモの天ぷらと香ばしい白エビの素揚げを贅沢に使い、お出汁とふんわり玉子でとじています。出汁を吸ったハモの衣はとろりとしつつ身はふっくら。香ばしく揚げた白エビからは甘みと香ばしさが染み出し、鍋全体に奥深いコクを与えています。それらを包み込む玉子の優しい円やかさが堪らない。
富山湾の岩ガキ。初夏から夏にかけて旬を迎える大ぶりのカキで、身が大きくぷりぷりとした食感が特長的。肉厚な身を口に含めば、濃厚でクリーミーな旨味と爽やかな磯の香りが一気に広がります。つるりと滑らかな喉越しと後味に抜ける澄んだ海の余韻が格別で、キリッと冷やした地酒とも相性抜群だ。
〆のお食事は自家製の鱒ずし(ますのすし)。天然のサクラマスと富山県産コシヒカリを使用しており、一般的な品とは一線を画す分厚いマスが圧倒的。しっとりとした脂ののりと程よい〆加減で、サクラマス本来の上質な旨味を存分に堪能できます。笹の清涼な香りが全体を包み込み、土産物売り場の量産品とは別格の美味しさです。
食後にアイスクリームでお口直し。ごちそうさまでした。以上のコースが1万円弱で、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり1万3~4千円といったところ。地元の食材を心ゆくまで堪能してこの支払金額は大変お値打ち。
次回は是非とも冬に訪れ、元祖にしてスペシャリテの「ぶりしゃぶ」を試してみたいと思います。富山の地酒「風の盆」を一升瓶まるごと鍋に注ぐという豪快な調理法であり、バズりにバズって大優勝。

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富山は食の宝庫。天然の生け簀である富山湾にジビエや山菜が豊富な山々、そして米と水。レストランのレベルは非常に高く、支払金額は東京の3割引~半額の印象です。だいぶ調子に乗ってきた金沢が嫌な方は是非とも富山に。

待機児童ゼロ、結婚した女性の離職率の低さ、貧困の少なさ、公教育の水準の高さなど、日本型の「北欧社会」が富山県にはあると分析する1冊。10年間にわたって富山県でのフィールドワークを続けてきた財政学者の視点が興味深い。